アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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気になるセレブ、その2

2005-04-16 03:29:51 | Weblog
前回、気になるセレブすらみあたらない、と愚痴っていましたが、見つかるときには芋づる式に出てくるものですね。今日は3人をご紹介。

まず、右上の写真の人は、セレブというわけではないけれど、日本でも数年前に放送されたサバイバー、その元となったアメリカ版サバイバーの最新シーズン(今放送中)に出演しているGregg。実はGreggは、僕が昔付き合ってたJudsonに似ている・・・。なので気になりました。それと、同じサバイバーに出演しているTomも、41歳という年齢ながらかなりいけてる。Tomはニューヨークの消防士だそうで、それを聞いていちころです。

次が、俳優のRyan Reynolds。昨日、テレビのトークショーにゲストとして出演していたのを見て、即、彼の名前をメモった次第。トークショーを聞いていると、彼はカナダ人なのだとか。これもグー。しかもバンクーバー出身だそうで、いまだにロスとバンクーバーを行ったり来たりする生活をしているらしい。彼のお父さんと兄(か弟)は警官だそうで、制服姿の彼らを「見てみた~い」とスケベ心丸出しで思ったのでした。


理想のだんな様

2005-04-15 03:47:43 | Weblog
ゲイ雑誌『Advocate』の最新号に、「An Ideal Husband (理想のだんな様)」という記事が載っていた。タイトルから想像できるように、ドメスティック・パートナーの登録をしたゲイ・カップルのオノロケ話なのだけど、それだけじゃない。右上の写真にあるように、白人ゲイとアジア人ゲイのカップルの話。そしてこの記事を書いたのは、アジア人のAlec Mapa。(Mapaというのは、フィリピン系の名前?)

ロスに住む彼ら。カレシのJamieがウェストハリウッドのレストランでAlecにプロポーズするシーンから始まって、実際に公証役場で登録するまでが綴られている。中でも、僕の興味を引いたのは、Alecが過去のシーンを回想する場面:

                        * * *
僕は14歳の時にゲイに目覚めた。それ以来、僕は26年間デートをしつづけていることになる。僕の初期の男との関係は、僕自身の悪意に満ちた自己嫌悪を反映したものだった。自分自身が無価値であるというのを感じるだけでは十分ではなかった。僕には証明が必要だった。

目もくらむようなホットなフライトアッテンダントと付き合っていたとき、彼は敬虔なキリスト教バプティスト派のクリスチャンだったことで、性行為をした後、僕らが地獄に落ちないようにいつも神にいのるよう、彼は僕に強要した。そしてカミングアウトしていないゲイの俳優と付き合っていたとき、彼は僕にロケ先まで飛行機にのって来るようにいった。そして僕がロケ先で警備員に見つかったとき、彼は僕がストーカーだといって自分の評判に傷がつかないようにした。ゲイでアジア人の僕の身にどんなにひどいことが起きても、僕が自ら進んで向かっていったこれら災難にくらべるとなんでもなかった。

幸運にも、僕はそこまでバカじゃなかった。そこには学習曲線があった。僕は何人かの素晴らしい人とであった――カレシというよりは友達というボーイッシュな男の子や、3000マイルも離れたところに住んでいるハンサムな男性。僕がJamieに出会うまで、僕は、一人の人と残りの人生をずっと一緒にいるべきではないんじゃないかと思っていた。僕は、多分、何人もの人たちと関係を持って、そこから重要な人生のレッスンを学ぶべきなんじゃないかと。愛し、喧嘩し、そして気の狂うような激しいセックスを同時にするという方法以外には学ぶことができないような何かを。そして、多分、それはそんなに悪いことじゃなかった。(中略)

(公証役場で登録を済ませた)数分後、僕たちは役場の外で証明書をもって、めまいと嬉しさがない交ぜになった状態で立っていた。僕たちはカメラを持っていなかったので携帯電話で写真を撮った。写真の彼は嬉しそうに見えた。僕は、すこしおののいているように見えた。僕の顔は、ゲームショーで優勝したような、信じられないというスマイルだった。僕は、これまでに付き合った人たちと別れた後に感じてきた喪失感、捨てられたという気持ち、そして単純に愛されないという気持ちを思い出していた。僕は、また同じような心の痛みに自分を差し向けるだろうか?僕は、これ(Jamieとの登録)が本当に価値あるものだと信じているのだろうか?僕はJamieの目を覗き込んだ。彼は僕がちびるまで笑わすことができる。彼は僕のベストフレンドであり、恋人であり、そして僕は彼が部屋をちょっと出て行くだけで寂しいと思う。僕は確実にそう思う。
                        * * *

僕がこれを読んでいたのは、ベッドに入って寝る準備もできていた夜中。写真のJamieがイケテル、なんていうよこしまな気持ちで読み始めたのだけど、いざ読み通してみると、心のそこからじわ~っとくるものが。その晩、寝つきが悪かったのだけど、それは、いかに僕が『負け犬』であるか、思い知らされたから。アメリカにもやってきて何年も生活し、仕事もまあまあ順調にいってるし、これまで好き勝手に生きてきて後悔ないと思っているけど、私生活では最近ずっと独り身。ゲイバーにいけば、ブサイクなアジア人でもカレシみつけてるっちゅうのに、なんでわれはまだ独りなん?JamieとAlecの完璧なスマイル写真を見せ付けられて、完全に敗北ですわぁぁぁ・・・と奈落の底に突き落とされるように眠りに引きずり込まれたのでした。


気になるセレブ

2005-04-10 06:15:57 | Weblog
テレビを見ていても、なんか、最近はぱっとするいい男が見当たらないなぁ~と愚痴っておりましたところ、見つけました。久々のヒット。彼の名は、Joe Flanigan。アメリカのCATVのsci fiと呼ばれるサイエンス・フィクションのチャンネルのテレビドラマ、「Stargate Atlantis」に出演中。もっと彼の顔写真を見たい人はこちらのサイトをどうぞ。

彼、どこかでみたことありません?そう、昔、ここのサイトを引っ越す前に紹介したイケてるセレブJames Dentonと似てる。Joe Flaniganは、James Dentonを少し若くした感じといったほうが正確かも。(James Dentonのほかの写真はこちら。)それにしても、いい男っていうのはいくら見てても見飽きないもんだねぇ~。

友達との再会、そして、、、

2005-04-09 05:53:26 | Weblog
今年の冬は長かった。3月まで雪が降ったりして陰鬱な、冬独特の天気が毎日のように続いていた。日本から戻る頃には、春満開だろうという期待も簡単に裏切られ、3月末に日本から戻った日、空港から自宅に戻る街路樹は冬の枯れ木そのままだった。だけど4月になり、ようやく春到来。日本も今年は同じような天候だったみたいだね。僕が日本にいる間は、結構寒い日が続いて結局、桜を見られずじまい。だけど、僕がアメリカに戻ったとたんに日本は夏日になったりして、桜も一日で満開になったときくし。アメリカ東海岸も、日本と同じようなじょうきょうです。(科学的根拠はないのだけど、日本とアメリカ東海岸の天気は、かなり連動しているみたいに思えます。地球の真反対だけど、どちらも西側に大陸、東側に海を持つ地形が原因なんじゃないかと。)

そんなわけで、先週の水曜日は、こっちも日中、23度近くになった。冬から一気に夏に突入して、気の早いアメリカ人は、もちろん、半ズボンにTシャツ、サンダルで街を闊歩。そしてこの日はちょうど、日本から友達が遊びにやってきていた。彼は日本の大学時代の友達で、再会は1年半ぶり。とくに大親友というわけではないけど、地味でまじめな性格の彼とはこれまでなにかと連絡をとってきていた。大学時代、彼はドイツ語にはまって、ヨーロッパにこれまで何度も行っていることや、彼は今年アメリカ留学することが決定していることなんかも、最近、僕たちのEメールの数を増やす理由になっていた。だけど、今までヨーロッパばかりに何度も行って海外旅行なれした彼が、アメリカにやってくるのはこれが2回目なんだとか。留学先に、なんでヨーロッパじゃなくてアメリカを選んだのだろう、と少し腑に落ちない。

その夜、二人でレストランに入って注文するときも、英語をドモリ気味にぼそぼそとしか話さない彼。こんなんでアメリカに留学して大丈夫かなぁ、と僕のほうが心配になってしまう。日本語でさえ口数の少ない彼なのに。そこで、アボリジニが、通過儀礼に高い塔からバンジージャンプするように、彼がアメリカ生活を始める通過儀礼として、アメリカ人の友達を夕食に呼ぶことにした。友達といっても、それほど多くない僕の友達リスト。よべるのはBrianくらい。(さすがに元カレなんかは呼べないしぃ。)さっそくBrianに電話をすると、平日の夜を持て余していたらしく、意気揚揚とレストランにやってきた。

Brianは黄色のTシャツにカーゴパンツとサンダルといういでたちで、「カリフォルニア・ボーイ」というのがぴったりの格好で登場した。口下手な、しかもアメリカにきたのがこれで2回目ですという僕の友達に対しても、Brianは親切に、平易な英語でその場を和ませてくれたのでした。

夕食後、Brianは別の約束があるというので僕たちとは別れることに。Brianがいなくなった後、僕の友達は「彼とはどこで知り合ったの?」という質問。彼にはまだカミング・アウトしてないので、僕は不意打ちをくらったサムライのように、少し体勢を崩しながらも相手に傷を悟られないように、しどろもどろになりながら「日本語サークルで知り合った」というウソでその場を濁した。彼がどれほど僕の説明に納得したかは分らなかったけど。だけど、Brianと僕ら3人で話をしているときに、彼がBrianを見る目がいつもと違ったのに僕は気付いていた。そう、僕らがゲイバーで男を物色するのに近い感じ。これまで口数も少なく、色白でおとなしい彼しか知らなかった僕は、草食動物が、突然、肉食動物の目になったのを目撃したようで、見てはいけないものを見てしまった気持ちになった。

Brianとわかれた後、僕たちが入ったファーストフード店でも、「突然訪れた夏の夜に、ジムに行って一汗かいた帰りです」というのを体中から発散させているようなマッチョな青年が僕たちの隣りに座った。タンクトップにベースボールキャップをかぶった白人の青年は、皮膚にうっすらと汗の玉をにじませ、サンドイッチを口に運ぶたびによく発達した肩の筋肉が、その汗ばんだ皮膚を通して僕たちの目にもわかった。そして僕の隣りに座っている友達の横顔を見ると、彼の目も、この青年にくぎ付けになっている。東京にも沢山白人はいるけれど、確かに、こんなに汗ばんだ筋肉を振るわせながらサンドイッチをほお張る白人青年は、そうそうこの至近距離でみかけることはないか。彼とこの夜待ち合わせをしたのは、ゲイが多いことで知られる地域。レストランが多かったり、お洒落な人が多いので選んだのだけど、彼にとってちょっと刺激が強すぎたかも。

自然と口数が少なくなる僕の友達。お互いに話し疲れて、しだいに無口になっていく。熱気の覚めやらぬ夜の街を行き交う多くの人々を、僕たちは無言のまま眺めていた。そして僕たちの周りには、友達と思い思いに食事をとる人たち(その多くは、地域がら、もちろんゲイ)。僕たちのテーブルの斜め向かいには、若い一組のゲイ・カップル。一人はアジア人で僕たちのほうを向いている。もう一人は、僕たちのほうに背を向けた格好で座っている――そしてその後姿に見覚えが。もしや、っと思ったけど、その肩幅の広い背中と日焼けした褐色の肌は、やっぱりLukeでした。唖然として息が詰まりそうになる僕。目がLukeの背中から離れられない。顔を見たいけど、Lukeは背を向けたまま。サンドイッチを食べながら楽しそうにおしゃべりをする二人。何を話しているかは聞き取れない。ごみ箱にサンドイッチを包んでいたペーパーを捨てに行くLuke。席に戻るときも、僕に気付かないLuke。アジア人の恋人の方は、じっとみつめる僕の目線に気付いたけど、一度、こちらに視線を投げたきり。サンドイッチを食べ終えた二人は、テーブルをはさんだまま、軽いキスをし、そして二人は座席を立ち、肩を組みながら人ごみの中に消えていった。

前回、Lukeとデートしたとき、これまで4年間つきあってきたフィリピン人のボーイフレンドとうまくいっていないことを彼は話していた。それで、僕は少し「期待」をしていたのだけど、結局、ジムで偶然遭う以外は、Lukeから電話もメールもなく、時間だけが過ぎていた。この晩みかけたLukeの新しい恋人は、顔立ちというか印象みたいなものが、僕に似てなくもない。それほどハンサムともキュートともいうわけじゃないけど、ま、普通のアジア人。だけど、身長がLukeと同じくらいの170センチ弱くらい。180センチ弱ある僕とくらべると、10センチも背が低い。Lukeが、上から彼の肩に手を回せる身長。僕の中では「やっぱりそうか」、っていう気持ち。

Lukeたちがレストランを出たのをきっかけに、僕は腕時計に目をやると11時まであと15分。翌日、また仕事があった僕は、「それじゃ、そろそろ」といって友達を促した。この街にあと2、3泊する予定だった友達は、「じゃ、また連絡するから」と言ってタクシーに乗り込みホテルに帰っていった。だけど、結局、その友達の滞在期間中、彼から電話がかかってくることは一度もなかった。

時差ぼけ療養中

2005-04-04 02:01:44 | Weblog
こっちに戻ってきた日、20時間くらい寝たのにまだ寝足りない感じ。アメリカ東海岸から日本に行く場合、朝出発して日本に夕方つくから、そのままちょっと我慢すれば夜になって寝れるからラク。だけど、逆に日本を朝出てアメリカに朝つくと、キツイ。アメリカは、4月3日から夏時間で、1時間、時計の針を早めないといけない。まだ時差ぼけのある僕は、それを治すついでに夏時間にも合わせられるというのが、唯一、不幸中の幸だけどね。

そんな感じで、せっかくの週末だというのに、僕は土曜の夜も外出せず、自宅でゴロゴロしてました。友達からのお誘いの電話もかかってきたのだけど、さすがに時差ぼけで外出する気力がなかった。かわりに、Closerという映画を観ました。大したことないだろうと思って観ていたら、意外と良い映画だった。

ちょっと簡単には説明できない複雑な筋書きなのだけど、頑張ってストーリーを説明すると・・・基本的に、二組のカップルの話。ジュド・ローとナタリー・ポートマン、そしてジュリア・ロバーツとクライブ・オーウェンがそれぞれカップル役を演じている。だけど、ジュド・ローとジュリア・ロバーツが恋仲になって、浮気をすることに・・・。これも(「Angels in America」と同じく)もともと舞台劇だったのを映画化したもの。登場人物が4人だけしかいないことや、とにかくウィットに富んだセリフが多くて、観ながら「舞台劇っぽいなぁ」と思ってました。

この4人の登場人物の中で、一番、興味を引かれたのがクライブ・オーウェン(右上の写真)演じる皮膚科のお医者さん。とにかく思考回路が単純で、「体育会系のノンケ」という表現がぴったり。ジュリア・ロバーツが彼に浮気を告白するシーンでは、「やつとのセックスは良かったのか?オレより良かったのか?やつの精液を飲んだのか?俺のよりうまかったか?何回イッタ?」などなど、すごいダイレクトな質問を浴びせ掛ける。それに、強がっている割に寂しがりやなところがカワイイ。

僕が最初にクライブ・オーウェンを見たのは、数年前のマドンナのミュージック・ビデオ。BMWのコマーシャルも兼ねていて、マドンナの夫がディレクターとなって撮影したので話題になった。こっちではゲイバーのTVでよく流されていたのだけど、日本でも見たことある人が結構いるはず。この映画に登場する男性はジュド・ローとクライブ・オーウェンの二人で、細身のジュド・ローと、粗暴で線の太いクライブ・オーウェンが対照的。そして僕のタイプはというと、ジュド・ローというよりも、クライブ・オーウェンだなぁ。やっぱりアルファ・メールが好き。