吟詠ドアラ1940

徒然なるままにラーメンのスープを飲み干し
心に移りゆく由なしごとをそこはかとなく
書き綴ればまたラーメンが恋しくなる

Mein Tagebuch 110118

2011年01月19日 | 日記

NHKカルチャーラジオ漢詩を読む「漢詩の来た道」
の録音(1月15日放送分)を聴いた。

「個性派の先駆」の放送。徐渭、、湯顕祖の詩の紹介。

徐渭作 題葡萄図 について
徐渭53・4歳の作 自ら描いた水墨の「葡萄の図」に
書きこまれた題画詩である。



   テキスト P149

起句は思うにまかせなかった半生を総括するように
「我が半生はうだつのあがらぬままもはや年老い」

承句で早くも、逆境にへこたれない気概を示す。

そして、後半二句、「周囲の思惑にわずらわされず、
のびのびと画業に打ちこもう」と、独り我が道を行く
覚悟を表明している。


何故か、私自身のの生き様と重ね合わせて、感じる
ところのある詩だ。

 

Wikipediaより

   
 徐渭(じょ い、Xu Wei、1521年- 1593年

中国明代文人戯曲散文など
多様なジャンルで天才性を発揮。
その作風は後世に大きな影響を与えた。

しかし、その一方で精神を病み、妻を殺害する
など破滅的で不遇な生涯を送った。

 

   
     葡萄図、北京故宮博物院蔵