NHKカルチャーラジオ漢詩を読む「漢詩の来た道」
の録音(1月15日放送分)を聴いた。
「個性派の先駆」の放送。徐渭、、湯顕祖の詩の紹介。
徐渭作 題葡萄図 について
徐渭53・4歳の作 自ら描いた水墨の「葡萄の図」に
書きこまれた題画詩である。
テキスト P149
起句は思うにまかせなかった半生を総括するように
「我が半生はうだつのあがらぬままもはや年老い」
承句で早くも、逆境にへこたれない気概を示す。
そして、後半二句、「周囲の思惑にわずらわされず、
のびのびと画業に打ちこもう」と、独り我が道を行く
覚悟を表明している。
何故か、私自身のの生き様と重ね合わせて、感じる
ところのある詩だ。
Wikipediaより
徐渭(じょ い、Xu Wei、1521年- 1593年)
中国明代の文人。書・画・詩・詞・戯曲・散文など
多様なジャンルで天才性を発揮。
その作風は後世に大きな影響を与えた。
しかし、その一方で精神を病み、妻を殺害する
など破滅的で不遇な生涯を送った。
葡萄図、北京故宮博物院蔵