NHKカルチャーラジオ「漢詩を読む・日本の漢詩」
(8月25日放送)の録音を聞いた。
2012年4月~9月の放送は「江戸後期」である。
五 幕末の跫音
寛永六年(1853年)、黒船の来航を機に、時代
は徐々に混迷を深めてゆく。
「外国」の存在が強く意識されるなか、国を憂える
人々は漢詩を用いて自身の心情を表明する。
彼らは学問をしっかりと修め、奔放浮薄な詩風を
排し、豊かな情感や強い気概を吐露していった。
21 東国詩人の冠 広瀬旭荘
「広瀬旭荘」の詩4首の紹介と解説
私が気に入った詩を
紀州高野山を旅して、まわっている際に詠んだ詩。
冬の趣深い山の景を描いたもので、斬新な着想と
巧みな描写で、冬山の妙味を見事に印象づけて
いる。