吟詠ドアラ1940

徒然なるままにラーメンのスープを飲み干し
心に移りゆく由なしごとをそこはかとなく
書き綴ればまたラーメンが恋しくなる

Mein Tagebuch 110125

2011年01月26日 | 日記

NHKカルチャーラジオ漢詩を読む「漢詩の来た道」
の録音(1月22日放送分)を聴いた。

「個性の探求」の放送。袁宏道、鐘惺の詩の紹介。

袁 宏道作 病起偶題(病より起ちてたまたま題す) 


客人と向かい合うと なにやら気おくれするし
鏡を覗きこんでは やつれた自分をひとり憐れに思う
日にあたりながら 乱れた髪をくしけずり
文箱をあけて 書きかけの詩文を整理する

人の名声は 儒学によって傷つくものでもあるまい
私の病は 濁り酒のおかげで癒えた
人の一生は さながら水の泡 ものの影
どうやって この若き貴重なひと時を謳歌しようか

この詩は 袁 宏道 19歳の時の作である。
私には、若者の作とは思えないが、病み上がりの
気弱さがよくでており、何か心に響くものがある。

Wikipediaより

袁 宏道(えん こうどう、1568年 - 1610年

代後期の詩人である。は中郎。号は石公。
一般に「袁中郎」の名で知られる。
兄・袁宗道、弟・袁中道もともに詩人として高名
であり世に「三袁」と称される。

作品群は『袁中郎集』としてまとめられた。
中郎は華道にも秀でており、生け花の書『瓶史』
を著したのをはじめ、楽しい酒の飲み方を指南
した『觴政』、浄土信仰禅宗について述べた
『西方合論』など様々な著作がある。