NHKカルチャーラジオ「漢詩を読む・日本の漢詩」
(9月22日放送)の録音を聞いた。
2012年4月~9月の放送は「江戸後期」である。
六 粋と諧謔と――狂詩
江戸時代には町人文学の隆盛にともなって
雑俳・川柳・狂歌などの滑稽文学も盛んに
なっていった。
この風潮のなか、漢詩においても滑稽・俚俗
を兼ね備えた「狂詩」が流行する。
25 江戸の狂詩
狂詩とは、内容と詩体に滑稽・俚俗を備えた
漢詩のこと。
その源流は平安時代の聯句に認められる。
寝愡先生・銅脈先生・鈍狗斎愚仏の詩4首の
紹介と解説
私が気に入った詩を 銅脈先生 作
夜半の京都の町を読んだ作品。
夜更けの歓楽街を歩きながら、目や耳で感じる
光景を描写したもの。
うらぶれた情緒を示して結んでいる。