猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

ゴールドラッシュを茹でながら野村たかあきさんとの日々を思い出していたら、まとまらない一日になりました…

2024-07-26 07:10:41 | なっからさくい生活

 <9時半になるのを待って、ヒゲはJAファーマーズ朝日町店へ買い物に出かけたんだいね。そいで戻ってくるとすぐにトウモロコシを茹で始めたんだ。そいで、「知ってるか? これがゴールドラッシュっていう品種のトウモロコシだよ」なんて言うんだいネ。それがどうしたって聞いたらさ、この絵を見せてくれたんだいね…>

       
<変な絵だな、トウモロコシが歌唄ってるんか?って言うとさ、「野村たかあきさんが描いてくれたのさ、ゴールドラッシュを「ヒゲおじさん厨房に入る」のテーマにしたら、『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』って歌を唄ったニール・ヤングって歌手をイメージして描いてくれたんだ…」だって>

     
<それからヒゲはトウモロコシが茹で上がるまで、居間の壁に掛けてあるたかあきさんの大きな版画『風神の子雷神の子』を眺めてたいね。たかあきさんのこと思い出しているんだいね>

 <2011年7月30日に朝日新聞群馬県版に掲載されたヒゲの記事に関心のある奇特な方は、2011-7-31のブログの記事を読んでいただくか、画像をポップアップ画面にして読んでください。>

 <ヒゲの相方をしてくれていた版画家で絵本作家の野村たかあきさんは、去年の7月29日に亡くなられました。墓所は文京町4丁目の天王寺。ヒゲにとって七月の末はちっとばっか辛いみたいだいね…>

 

     
JAファーマーズ朝日町店へ買い物に行ったとき、こども公園に立ち寄りました。気温は30℃を超えていて、もう夏休みのはずなのですが、広場にはこどもの姿は見えませんでした。サルスベリの赤い花だけが賑やかしをしてました。

     
広場の入り口のイチョウの木、ちょっと前まで薄緑色をしていた実が、少し黄色味を帯びてきていました。少しずつ大きくなってきています。

     
買い物から戻って、ゴールドラッシュを茹でた後に赤シソを煮てシソジュースを作りました。シソの葉と茎はゆっくり20分ほどコトコトに煮ます。赤い色素は早く水に溶けだしますけど、ほかの成分は少し時間をかけないと水に溶けだしてくれないんです。

 

     
12時過ぎ、呑竜仲見世のヤギカフェに昼食を食べに出かけました。気温は34℃、広瀬川の十六本橋の上も涼しくはなかったです。道端にはヒメムカシヨモギかな、私の背丈ほどに伸びて花穂をつけ始めていました。線路沿いに広がっていった草なんで「線路草」なんて呼ばれてたんだいね。

     
そいで、呑竜仲店に着いたら工事をしているみたい、弁天通のヤギカフェの案内も「本日の営業は終了しました」になってました。でもほかに何の掲示も出てないので中へ入って行くと、何人もの人が突っ立っていて、誰も一言も口きかないのですね。あんた誰って顔して私を見ているんです。どうやらなんかのロケみたい、だったらちゃんと外に掲示ぐらい出しとけよな!

     
まちは閑散としていました。どこかでなんか食べてこうかなとも思ったのですが、機嫌が少し悪かったんで昼食は家で食べることにしました。

    
白井屋ホテルのベーカリーへ寄って食パンと塩パン、それとクロワッサンを買いました。この暑さ、さすがに馬場川沿いのテーブルでランチしている人はいませんでした。

    
ベーカリーの前にもヒメムカシヨモギに似たのが綿帽子をつけていました。でも違うかな、川の水際にはシロマンマの花が咲いていました。最高気温は36℃、雷雲が近づいていて、高校野球県予選の準決勝、前商と樹徳の試合は5回表で中断、今日の午前に5回裏から継続試合をするみたいです。

 

     
いろいろあって落ち着かなかった日になっちまったのですが、夕食ははちゃんと作りました。豚ヒレ肉の柔らか煮には焼きネギとサヤインゲン、カボチャの甘煮も添えました。ヤリイカのげそと野菜の酢の物、ヤリイカのエンペラは湯引きしてショウガ醤油、そしてシシトウガラシ入りのしば漬けです。

     
前日いただいたヤリイカのげそを茹でて、オクラ、トマト、ミョウガ、青シソとあわせて、甘酢で和えた酢の物にしました。エンペラはさっと湯引きして、ショウガ醤油を添えました。おいしいヤリイカでした。ごちそうさま。

     
豚ヒレ肉の柔らか煮には焼きネギとサヤインゲンを添えました。入れ歯でも全く支障のない肉料理です。そして、いただきもののかっぼちゃを甘煮にしました。おいしいカボチャでした。

     
汁は水キムチ、梨と大根と万能ねぎが入っています。そして、前日に揚げたシシトウ入りのしば漬けです。こんな具合に刻んでいただきます。自画自賛になりますが良い出来です。

今日は金曜日、危険な暑さになるみたいですが、NiiSのトレーニングは休みません。天気予報は3時過ぎから傘マークが並んでます、どうしよう。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 


日の出とともにしば漬を揚げ、肉を煮て草取りをし、イカとアジをおろして、アユの風干しを仕上げ…

2024-07-25 07:22:01 | なっからさくい生活

昨日の朝5時、広瀬川の遊歩道の樹木の間から日が昇ってくるのを見ました。北寄りの東、わが家の2階の家事室の窓から眺めた夏の日の出です。低い雲は、見事にオレンジ色に染まっていました。

      
4時半ごろ目が覚めてしまったんです。寝直そうとしたのですがダメ、仕方なく、のんびりと朝のストレッチをしていました。脚、腰、尻、肩、首なんかの冠雪を伸ばしたり曲げたり、全部で15種目ほどやるのですが、初めてしばらくして東の空が茜色なのに気づいたんです。そして、ちょうど5時ごろ、木と木の間から太陽が昇ってくるのが見えたんです。夏の日の出を見ることは滅多にありません、まだ寝てますから。

 

 5時半過ぎにストレッチを終えて着替えて階下に降りて、チャイを淹れてのんびり飲んでいました。そうだ、しば漬けに産膜酵母が発生してたんだなって、桶を覗くと漬け液の表面に白いものが浮いています。産膜酵母は無害ですが、乳酸菌を食べて繁殖しますし、独特の匂いがありますので、ちゃんと取り除きます。産膜酵母が発生したらしば漬けは完成と考えてよいみたいです。

    
朝食前ですが作業を開始しました。桶から漬けあがった野菜類を取り出して漬け液を切ります。漬け液は産膜酵母をアク取り網できれいに取り除いておきます。きれいな色に出来上がっています。試食結果も「合格」です。

     
250gずつポリ袋に詰めて、そこへ漬け液をお玉で一杯ずつ加え、空気を抜いてゴミバンドでしっかり封をします。全部で14袋できました。今回のはシシトウガラシが入っています。漬物メーカーのしば漬けにシシトウガラシが入っているものは見たことがありませんが、昔「暮らしの手帳」に掲載されていたルポルタージュで、大原の農家の人がシシトウも入れるって話していたのを記憶しています。おいしいですよ。袋詰めしたのは発酵を抑制するために冷蔵庫で保存します。

     
ついでに梅漬けを一粒取り出して味見です。立派に漬かっています。カラッとした天気が来たら天日干しをしをします。県職員時代、私の夏季休暇は「梅干し休暇」って呼ばれてたのを思い出しました。梅を干すのに適した天気がやってくると夏季休暇を申請し、終日梅の見張りをしてました。にわか雨が怖いので…。

 

     
朝食後の一仕事は、鮎を分けてもらいに行く前に買い込んでしまっていた牛肉と豚ヒレ肉の加工でした。賞味期限が来る前に煮ておくことにしました。牛肉は実山椒で有馬煮に、豚ヒレ肉は1時間半ほどかけて柔らか煮にしました。やっておいてよかったんです、予感がしたのかもしれません。

 

     
それから作業着に着替えて、花は終わったアジサイの剪定とアジサイの周辺の裏庭の除草をしました。裏庭の次の主役はホトトギスとミョウガです。

     
駐車場もやろうかなって隅の一角をやっつけたら12時を過ぎましたんで止めました。無理は禁物です、アジサイの剪定枝と引き抜いた草は45㍑のごみ袋に二つになりました。着替えと洗顔をして涼んでいいたら、「釣り名人さんからですよ…」ってユキ子さんの声…

 

     
釣り名人さん、夜釣りに出かけて戻ってきたところだって、ヤリイカとアジが届きました。「肉を煮ておいて良かった…」。早速下ごしらえです。

     
ヤリイカはエンペラを外して、足と内臓を抜いて、皮をむいて、きれいに洗浄して保存容器に、アジは三枚におろして、骨抜きして塩を振って保存容器に、そして冷蔵庫に入れました。あとは夕方です。早朝から昼までずっと働いていました、働き者です。

 ヤギカフェへランチしに行こうかなって外へ出ると大粒の雨滴が落ちてきました。それで断念、家に戻って野菜と鶏皮入りのマカロニを作って食べました。鶏皮はこないだ蒸し鶏やったときの残り物です。そして、1時間ほど休息、外はちゃんとした雨にはなりませんでした。

 

     
休息後は、前日に脱水シートでくるんで冷蔵庫に納めておいたアユを出して、脱水シートを取り除いて新しいラップで包みなおしました、ちゃんと水分が抜けて、風干しの状態になっています。

     
二尾ずつ保存袋に入れて冷凍しました。友だちに分けたり、わが家で食べたり、すぐになくなります。

 

     
夕方、ちょいと用足しに出ました。西の空も、北の空も、雲が多かったのですが夕立の気配はありませんでした。帰りに十六本橋の上で傾いた日が雲を通して鈍く光っているのを眺めていましたた。朝から夕方まで、空を気にしていた気がします。

 

     
夕食の主菜は、釣り人名人から届いたヤリイカの刺身とアジの酢締めでした。それに、煮ものと、キュウリとすき昆布の醤油漬け、シイタケと小松菜の汁でした。

     
ヤリイカと酢締めのアジ、夏らしい盛り合わせです。どちらもおいしかったです。真っ白なヤリイカを盛るのに備前焼の皿を使ってみました。いいですね。煮物は、朝煮た牛肉の有馬煮をベースに、ゴボウ、豆腐、サヤインゲンを加えた煮物です。ゴボウと豆腐がおいしかったです。

なんとなく、よく働いちまった水曜日、久しぶりに寝室のエアコンを使わずに寝ることができました。起きたのは6時半、日は昇っていました。今日はどうるのかな…

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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赤城町勝保沢の斎藤養魚場で、赤城の湧水で育てられた活き鮎を分けてもらってきました。蓮の花にも出会えて…

2024-07-24 07:03:42 | なっからさくい生活

渋川市赤城町持柏木の国道353号線脇にあるため池の畔から見た風景です。うっすら青く見えているのは赤城山の峰、正面の三角形に尖っているのは鈴ヶ岳、右の二つ重なっているのは荒山と地蔵です。昨日の昼前、渋川市赤城町勝保沢まで出かけたんです。

     
手前のため池は蓮が一面に生い茂り、水面を完全に見えなくしていました。ピンクの花が咲いています。

    
蓮の花って大きくていいですね。すごく豊かで、ゆったりした感じ、くそ暑かったのですがしばらく眺めていました。

 

    
赤城町勝保沢で訪ねたのは『斎藤養魚場』、近くにある「勝保沢の湧玉」と呼ばれる赤城山麓の湧き水を利用している養魚場です。活き鮎を分けてもらいに来たんです。

    
斎藤養魚場では、ギンヒカリ、アユ、ヤマメ、ニジマス、ハコスチなどの淡水魚の養殖をしています。ギンヒカリは、群馬県の水産試験場で誕生した1㎏を超える大型の高級ニジマスです。ハコスチも群馬県の水産試験場が開発したニジマス、引きが強くて姿形が美しい「釣り専用ニジマス」という珍しい魚です。

    
場内の養殖池を覗かせてもらいました。大きなのが悠々と泳いでいます、これはギンヒカリですね。小さいのが群れて勢い良く泳いでいます、こっちはヤマメかな…。私は、アユを30尾お願いしました。

    
養魚池の隣の水田の稲はもう50cm以上の丈に伸びていました。田んぼの端に大きなクモが巣をかけて獲物がかかるのを待っていました。

    
田んぼの稲の間にはオモダカの白い3弁の花が咲いていました。田んぼの脇の崖地には白い5弁の花、クサイチゴの花に似ているだけど、今頃でも咲くのかな…、違うのかな。

     
帰りは来た道ではなく、赤城町樽へ下って国道17号線で帰ってきました。写真は下三原田あたりから眺めた榛名山です。前橋から見ている榛名山とはずいぶん違った格好をしています。

 

    
家に戻るとすぐに鮎と遊びました。夕食に食べる6尾を先に選んで、残り24尾を風干しに加工しました。いい形のきれいな鮎です、嬉しくなりました。

    
背開きにして内臓とエラを取り除いて、歯ブラシを使って腹腔と背骨周りをブラッシングしながら流水できれいに洗います。腹腔に残っている内臓や血液、真っ黒な腹膜、背骨沿いの腎臓、みんなきれいに洗い流します。

    
きれいに洗った鮎は、海水ほどの食塩水に浸けこんで「立て塩」します。さらに血抜きをしながら塩味を加えてあげます。1時間以上かかりますので、その間に青井食堂に出かけて味噌ラーメンを食べてきました。気温37℃の危険な暑さの中だったのですが、食べたかったんです、味噌ラーメンを食べ終えて家に戻ると立て塩完了、食塩水から揚げて水きりです。

    
水切りした鮎は浸透圧を利用して脱水するシート「ピチット」で包み、その上をラッピングして冷蔵庫へ入れます。だいたい24時間ほどで風干し同等に水分が抜けてくれます。衛生的な干物の製造方法です。

 

 <オレがこの家に来て5年目を迎えたんだけどさ、ヒゲは毎年アユと遊ぶんだいね。前は朝日町の大島養魚場の活き鮎だったんだけど、ご主人が亡くなって養魚ができなくなったんで、勝保沢の齊藤養魚場まで分けてもらいに行くようになったんだいね。ちなみに、オレは鮎喰わねえよ。>

     
午後4時ころ、近くの踏切へ出て見たら赤城山の上に積乱雲が沸き上がっていました。夕立がなかなか来ないなって思っていたら、夕食を食べ始めるころになって一雨降ってくれました。

 

    
夕食のおかずのメインはアユの塩焼き、タデ酢を添えました。タデは、リバティーの美喜江さんからのいただきものです。おいしいですね、いい鮎です。今年もアユと遊べたなって、涙が出るほどに嬉しかったです。ユキ子さんのお母さんもわが家に来ていただいて、焼き立てを召し上がっていただきました。「おいしいね」ってお喜び、良かったです。

     
鮎もう一品、斎藤さんからがおまけにっていただいた2尾は三枚におろして酢締めにしました。その酢締めのアユをキュウリ、すき昆布、ミョウガとあわせて酢の物にしました。これもおいしかったです。幸せな夕食になりました。

    
副菜に、ナス、ピーマン、シイタケ、モヤシの野菜炒め、汁はトマトと青シソの卵とじでした。ちゃんと野菜もいただきましたよ。

今日も暑そうですけど、昼間っから傘マークが出ている天気予報です。今覗いたらしば漬けに産膜酵母の白い膜ができています。まずはしば漬けを揚げなければ…

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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危険な暑さの中で青空に突っ立つものを見て思い出したこと、斉藤兵庫県知事の疑惑について問われたことも…

2024-07-23 06:57:50 | なっからさくい生活

昨日、NiiSへトレーニングに出かけた時の前橋の街の上の青空です。10時半ごろ、気温は既に35℃を超えていたみたいでした。くそ暑かったです。くそ暑いっていうよか、痛ッ暑かったです。ものすごい日差しだったんです。

     
NiiSのジムの前を流れる滝川の上流に見える榛名山には少しだけ白い雲が見えてました。実は、土曜日の早朝、寝ていたら右の腰に痛みが走って目が覚めたんです。すぐに腰を電気マッサージし、腰と脚のストレッチをしたうえで、腰にサラシを巻いて腰痛が激しくなるのを防ぐ措置をしました。土曜日も日曜日も腰にサラシを巻き続けてたんです。鈴木トレーナーに報告すると、腰から背中にかけて時間をかけて丁寧にチェックしてくれました。

     
滝川の堰の上流の流れが緩やかな水は岸の緑を映し、風が小さな波紋を描いていました。トレーニングんメニューはいつもとうんと変わりました。トレーニングの後は腰の具合がすごくよくなっていました。サラシを巻くことなく一日を過ごしました。川岸のキササゲの実がぶらぶら揺れてました。

 

     
朝食後の休憩を終えた9時半、JAファーマーズ朝日町店へ買い物に行きました。青い赤城山の上には雲一つありませんでした。気温は34℃、こども公園の広場には人影がありませんでした。朝から熱中症予防が必要です。

 買い物を片付けて、トレーニングへ出かける支度をしに2階へあがると、昼寝をしていたCOCOが目を覚まして、<途中でひっくり返らねえように気をつけて行ってこいや!>と、すごい警告です。

 

    
NiiSのジムへ向かってペダルを踏んでいたら、青空にすらっと突っ立っているものが気になりました。鉄塔はエフエム群馬の送信塔です。ここに移転する前、日吉町のGNビルの屋上の送信塔を建てるお手伝いをしたことを思い出してました。もうずいぶん前に廃業した磯部湯の煙突はまだ突っ立ってます。昭和町で萩の湯の隣で暮していたころ、煙突のてっぺんでカッコウが鳴いていたのを思い出してました。

     
聖マッテア教会の塔もオッ立てます。水戸で、山村暮鳥の二人の娘さんにお会いした日のことを想いだしてました。そいで、中央大橋からは県庁舎が突っ立っているのを見て、「サトウさんは、元県庁の幹部職員でしたいね。そういう立場で答えてほしいのですが…」って、知人に問われたことを思い出していました。

 「なんでしょう…」、「兵庫県の齊藤知事の所業について、自殺した幹部職員が行った告発をどう思いますか?」、「まず、自死は残念です。最後まで生きて戦えなかったのがすごく痛ましいです」、「告発の中身については?」、「告発は7項目あるみたいですが、大事なことが三つあると思います」、「一番は?」、「斎藤知事が三年前の知事選挙で県職員に投票依頼等の選挙運動させたという疑惑です。これは公職選挙法と地方公務員法に違反しています」、「次は?」、「知事の地位を利用して政治資金パーティー券の売りさばきをさせた疑惑です。これも明らかな違法行為です」、「三つ目は?」、「パワーハラスメントです。これも立派な違法行為です」、「ワインをおねだりしたのは?」、「品位にかける行いですけど、直ちに違法とはいいがたいですよね、大事なことは、斎藤知事とその側近の副知事等が法律に違反した行為をしたかどうかってことです」。群馬大橋も青空の下にありました。

 「群馬でも同じようなことはあったのですか」、「なかったとは言えません」、「内部告発はなされなかったですよね?」、「私の時代には『公益通報制度』というものはありませんでした。『公益通報者保護法』もなかったです。組織内の情報を外へ漏らすことは『絶対悪』であるかの如くでした」、「なるほど…」、「だから、職員の皆さんに私が求めたことは『自分のことは自分で守れ』ってことでした。組織はあなたを守ってなんかくれないから、上司の指示であってもそれが法律に違反していたり、公正に反していると思ったら、拒否する勇気を持ってください。拒否しないと、あなた自身が犯罪者になる可能性がありますって話していました」、「サトウさんは拒否したことあるのですか?」、「拒否もしたし、批判もしました。ただ外部へ情報を持ち出すことはできませんでした」

 

 トレーニングを終えて家に戻ると、冷たいトマトスープのスープスパゲティーを作って食べました。茹でた甘いトウモロコシも入っています。上司を批判したり、その指示を拒否することは、勇気と確信が必要です。兵庫県の自死された幹部職員もものすごく大変な目にあっていたであろうと想像しています。私の県庁生活でも、身近な人が二人自死しています。悲惨な思い出です。

     
COCOは玄関でユキ子さんが片づけをしているのを大きな期待をもって眺めていました。きっとエノコログサを摘んできてくれるってじっと待っているんです。待てど暮らせど、ユキ子さんが戻ってこないので、首をうなだれちゃいましたが、決して諦めたりしないのが猫です。人間も諦めないことが大事です。

 

     
昨日の最高気温は38.4℃(午後1時59分)、もう外へ出かける気力はなかったです。夕方近く北東の空が暗くなりました。赤城山の方で積乱雲が発生したみたい、そのうち雨が落ちてきて、家の前の道に小さな水溜まりができ始めました。

    
そのうち雷鳴が響き激しい雨音がし始めたんです。慌てて2階の窓を絞めに行くと、南側の猫窓に大きな雨粒が激しく打ちつけられてきていました。突然の激しい雨です。

     
北東を向いている窓から眺めたら、ちょいと先がもう雨で見えなくなっていました。写真には降りしきる雨粒が写っています。強い雨は10分ほどの間だけでした。でも、気温は急降下、一気に10℃ほど下がって25℃近くになってました。びっくりしました。

 

     
夕食は蒸し鶏と野菜の盛り合わせ、ゴマダレで食べてもらいます。それと、梨の水キムチです。ユキ子さんは6時半過ぎにおかずを運んで義母さんちへ出かけました。

     
梨の水キムチです。おいしいです、これ一杯に何億個の乳酸菌が入っているのかな、分かりませんが、乳酸菌が生み出す旨味って凄いですね、おいしいです。蒸し鶏には、レタス、青シソ、モヤシ、トマト、キュウリ、オカヒジキ、茹でナス、茹でトウモロコシを一緒盛りしました。暑かった日の涼しい夕食です。

兵庫県の斉藤知事の問題は、知事と、退職するって言っている副知事を含む側近の職員たちに、違法行為がなかったのか、公正を欠く行為がなかったのか、とりわけ、選挙での地位利用による投票依頼、公務員による組織的な政治資金集め、そして知事によるパワーハラスメント、この三つについてきちんとした調査による事実の公表が絶対に必要です。加えて、兵庫県は停職処分にした内部告発者の名誉回復をするべきです。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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美登利会ゆかたざらい、全27番を写真でご覧いただきます。猛暑の中をお越しいただいた皆さまありがとうございました

2024-07-22 07:39:43 | なっからさくい生活

昨日の日曜日は、吉駒が主宰する美登利会の「ゆかたざらい」が昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)小ホールで開催されました。ゆかたざらい恒例の総踊りは、新型コロナの流行で感染防止のために昨年までは自粛してきていましたが今年は復活させました。写真はフィナーレの総踊り、出演者全員の笑顔がそろいました。

    
総踊りは幕開けとフィナーレで二番ありました。幕開けは若手の「らっこ組」の皆さんで「ポケモン音頭」を楽しく踊ってくれました。幼稚園生から大学生まで、美登利会には若手がいます。

  
全ての番組を写真1枚ずつで紹介します。真輝さんの長唄『松の緑』、代表的なご祝儀ものをアレンジした踊りです。由美さんの清元『花がたみ』、四季の移ろいを花で綴る曲の初春から秋口までを踊りました。はるみさんの民謡『伊那節』、信州は天竜川沿いの木曽谷に伝わる民謡を日本舞踊で。

  
八重子さんの長唄『梅づくし』、『君が代松竹梅』という曲の『梅』の部分だけを踊りました。文子さんは、長唄『友のぞめき』、『官女』の一部を抜き舞で、『ぞめき』は古い言葉で、浮かれ騒ぐことです。実礼さんの長唄小曲『桜禿』です。かわいい禿の踊り、毬(まり)つきのところには娘道成寺の曲が出てきました。

  
結衣子さんの長唄『宝船』、宝船に乗った七福神が登場するおめでたい曲です。長唄『越後獅子』は佳凛さん、日本舞踊の代表曲の一つを抜き舞で踊りました。遥月さんは、長唄小曲『千代の松』、千歳の松にちなんで踊り用に作られたおめでたい小曲です。

   
はるなさんは、長唄小曲『桜盃』、お花見のお酒に浮かれる『供奴』風の踊りです。桃佳さんは、長唄小曲『菊人形』、菊人形になったいろいろな物語の主人公を踊り分けてくれました。真綾さんは、長唄『浅妻』、浅妻の曲の一部、つくま祭りのくだりと最後の部分を抜き舞で踊りました。

 あおいさんは、長唄小曲『博多みやげ』、博多のみやげは『博多人形』、いろいろな人形を踊って見せてくれました。ここまで14番、やっと休憩になりました。どれも3分ほどの短い踊りになっているのですが、続けて御覧になって大事でないのかなって心配になりました。

 

  

若柳糸昭さんの端唄『紀の国』で後半が始まりました。『紀の国』は幕末から明治にかけて爆発的に流行した曲で、たくさんのお稲荷さんが登場します。若柳糸侑美さんは長唄『俄獅子』、『俄(にわか)』は江戸の吉原の行事、華やかな吉原の街の風情を抜き舞で踊りました。そして、若柳糸玖さんは清元『玉屋』、『玉屋』とは江戸のシャボン玉売り、アップテンポな早間の部分を軽快に踊って見せてくれました。

  
清元『青海波』は若柳糸奏さん、清元の代表的なお祝いの曲『青海波』の一部を抜き舞で踊りました。若柳糸藍さんは小唄『神田祭』、神田祭の粋な頭の踊り、小唄らしい曲です。若柳紫津さんは長唄『橋づくし』、『雨の四季』という曲から江戸の町の橋の名前を織り込んだ部分を抜き舞でおどって見せてくれました。

  
若柳行駒さんは、長唄小曲『大黒舞』、福袋を肩に打ち出の小づちを持った大黒さまを賑やに踊ってくれました。若柳茂光さんは、大和楽『藤むらさき』、美しく咲くフジの花を表現した大和楽の曲をアレンジして踊りました。そして、若柳華龍さんは、長唄小曲『正行』、死を覚悟した楠木正成に桜井で別れた正行の無念を舞いました。

   
若柳百吾さんは小曲『博多みれん』、博多の中州の街を流れる那珂川の風情をしっとりと踊って見せてくれました。そして、若柳之津さんは民謡『伊勢音頭』、江戸時代に始まった庶民のお伊勢参りに伴って流行した伊勢の民謡を瀟洒に踊られました。

   
そして、三代目吉駒は、小唄『江戸紫』、江戸紫といえば助六、その『助六』の小唄版を舞いました。そしてフィナーレの前に美登利会後援会の茂木克彦会長からご挨拶、お客さまへの御礼と、来春の第81回美登利会舞踊会のご案内がありました。

 

     
そしてフィナーレは、「ぱんだ組」による『上州小唄』、大正から昭和にかけて盛んになった新民謡運動の中で生まれた上州の唄を、途中からは「らっこ組」も加わって賑やかに総踊りしました。ゆかたざらいが賑やかに楽しくできたんで、吉駒も嬉しそうでした。ご来場いただいた皆さまに「誠にありがとうございました」と申しております。

 

     
昼前に家を出るとき、「留守番頼むぜ!」って私のベットで昼寝をしているCOCOに頼んだら、<あ~ね>と気のない返事、ひとりで留守番は嫌みたいでした。

     
私が出かけた11時過ぎ、前橋の気温は33℃を超えていました。駅の南から、熱気の中に立つブリリアンタワーを眺めました。この前橋駅前で販売された高層マンション、既に完売しています。

 

     
帰途に就いたのは4時過ぎ、気温は36℃もありました。昨日の前橋のアメダスが記録した最高気温は36.7℃だったそうです。十六本堰を流れる水が強い日差しにギラギラと輝いていました。こんなに暑くても、道端のヒメジョオンは涼し気に咲いています。家に戻ると、すぐに夕食の支度にとりかかりました。

     
昨日の夕ご飯のおかずのメインはサゴシの照り焼きでした。それと煮物と漬物、冷たい汁です。ユキ子さんは6時半過ぎに用意したおかずをもって母さんちへ出かけてゆきました。私はのんびりと一人飯です。

     
サゴシはサワラの幼魚、幼魚といっても30~40cmの体長があります。おいしい魚です。昨日はr照り焼きにしました。煮物は、椎茸の海老しんじょう詰め、長芋、サヤインゲンの炊き合わせです。おいしくできました。

     
香の物はキュウリの醤油漬け、すき昆布とショウガが入っています。キュウリはまり子さんちのグリーンカーテン産です。汁はナスの冷たい吸い物、白いのは氷、急いだんで入れちゃいました、お許しください。

 

             
三代目吉駒でございます。本日は美登利会ゆかたざらいを開催いたしましたところ、危険な暑さの中をたくさんの皆様にお運びいただき、誠にありがたく、心より御礼申し上げます。これからも会員一同精進に励んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい