猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

美登利会ゆかたざらい、全27番を写真でご覧いただきます。猛暑の中をお越しいただいた皆さまありがとうございました

2024-07-22 07:39:43 | なっからさくい生活

昨日の日曜日は、吉駒が主宰する美登利会の「ゆかたざらい」が昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)小ホールで開催されました。ゆかたざらい恒例の総踊りは、新型コロナの流行で感染防止のために昨年までは自粛してきていましたが今年は復活させました。写真はフィナーレの総踊り、出演者全員の笑顔がそろいました。

    
総踊りは幕開けとフィナーレで二番ありました。幕開けは若手の「らっこ組」の皆さんで「ポケモン音頭」を楽しく踊ってくれました。幼稚園生から大学生まで、美登利会には若手がいます。

  
全ての番組を写真1枚ずつで紹介します。真輝さんの長唄『松の緑』、代表的なご祝儀ものをアレンジした踊りです。由美さんの清元『花がたみ』、四季の移ろいを花で綴る曲の初春から秋口までを踊りました。はるみさんの民謡『伊那節』、信州は天竜川沿いの木曽谷に伝わる民謡を日本舞踊で。

  
八重子さんの長唄『梅づくし』、『君が代松竹梅』という曲の『梅』の部分だけを踊りました。文子さんは、長唄『友のぞめき』、『官女』の一部を抜き舞で、『ぞめき』は古い言葉で、浮かれ騒ぐことです。実礼さんの長唄小曲『桜禿』です。かわいい禿の踊り、毬(まり)つきのところには娘道成寺の曲が出てきました。

  
結衣子さんの長唄『宝船』、宝船に乗った七福神が登場するおめでたい曲です。長唄『越後獅子』は佳凛さん、日本舞踊の代表曲の一つを抜き舞で踊りました。遥月さんは、長唄小曲『千代の松』、千歳の松にちなんで踊り用に作られたおめでたい小曲です。

   
はるなさんは、長唄小曲『桜盃』、お花見のお酒に浮かれる『供奴』風の踊りです。桃佳さんは、長唄小曲『菊人形』、菊人形になったいろいろな物語の主人公を踊り分けてくれました。真綾さんは、長唄『浅妻』、浅妻の曲の一部、つくま祭りのくだりと最後の部分を抜き舞で踊りました。

 あおいさんは、長唄小曲『博多みやげ』、博多のみやげは『博多人形』、いろいろな人形を踊って見せてくれました。ここまで14番、やっと休憩になりました。どれも3分ほどの短い踊りになっているのですが、続けて御覧になって大事でないのかなって心配になりました。

 

  

若柳糸昭さんの端唄『紀の国』で後半が始まりました。『紀の国』は幕末から明治にかけて爆発的に流行した曲で、たくさんのお稲荷さんが登場します。若柳糸侑美さんは長唄『俄獅子』、『俄(にわか)』は江戸の吉原の行事、華やかな吉原の街の風情を抜き舞で踊りました。そして、若柳糸玖さんは清元『玉屋』、『玉屋』とは江戸のシャボン玉売り、アップテンポな早間の部分を軽快に踊って見せてくれました。

  
清元『青海波』は若柳糸奏さん、清元の代表的なお祝いの曲『青海波』の一部を抜き舞で踊りました。若柳糸藍さんは小唄『神田祭』、神田祭の粋な頭の踊り、小唄らしい曲です。若柳紫津さんは長唄『橋づくし』、『雨の四季』という曲から江戸の町の橋の名前を織り込んだ部分を抜き舞でおどって見せてくれました。

  
若柳行駒さんは、長唄小曲『大黒舞』、福袋を肩に打ち出の小づちを持った大黒さまを賑やに踊ってくれました。若柳茂光さんは、大和楽『藤むらさき』、美しく咲くフジの花を表現した大和楽の曲をアレンジして踊りました。そして、若柳華龍さんは、長唄小曲『正行』、死を覚悟した楠木正成に桜井で別れた正行の無念を舞いました。

   
若柳百吾さんは小曲『博多みれん』、博多の中州の街を流れる那珂川の風情をしっとりと踊って見せてくれました。そして、若柳之津さんは民謡『伊勢音頭』、江戸時代に始まった庶民のお伊勢参りに伴って流行した伊勢の民謡を瀟洒に踊られました。

   
そして、三代目吉駒は、小唄『江戸紫』、江戸紫といえば助六、その『助六』の小唄版を舞いました。そしてフィナーレの前に美登利会後援会の茂木克彦会長からご挨拶、お客さまへの御礼と、来春の第81回美登利会舞踊会のご案内がありました。

 

     
そしてフィナーレは、「ぱんだ組」による『上州小唄』、大正から昭和にかけて盛んになった新民謡運動の中で生まれた上州の唄を、途中からは「らっこ組」も加わって賑やかに総踊りしました。ゆかたざらいが賑やかに楽しくできたんで、吉駒も嬉しそうでした。ご来場いただいた皆さまに「誠にありがとうございました」と申しております。

 

     
昼前に家を出るとき、「留守番頼むぜ!」って私のベットで昼寝をしているCOCOに頼んだら、<あ~ね>と気のない返事、ひとりで留守番は嫌みたいでした。

     
私が出かけた11時過ぎ、前橋の気温は33℃を超えていました。駅の南から、熱気の中に立つブリリアンタワーを眺めました。この前橋駅前で販売された高層マンション、既に完売しています。

 

     
帰途に就いたのは4時過ぎ、気温は36℃もありました。昨日の前橋のアメダスが記録した最高気温は36.7℃だったそうです。十六本堰を流れる水が強い日差しにギラギラと輝いていました。こんなに暑くても、道端のヒメジョオンは涼し気に咲いています。家に戻ると、すぐに夕食の支度にとりかかりました。

     
昨日の夕ご飯のおかずのメインはサゴシの照り焼きでした。それと煮物と漬物、冷たい汁です。ユキ子さんは6時半過ぎに用意したおかずをもって母さんちへ出かけてゆきました。私はのんびりと一人飯です。

     
サゴシはサワラの幼魚、幼魚といっても30~40cmの体長があります。おいしい魚です。昨日はr照り焼きにしました。煮物は、椎茸の海老しんじょう詰め、長芋、サヤインゲンの炊き合わせです。おいしくできました。

     
香の物はキュウリの醤油漬け、すき昆布とショウガが入っています。キュウリはまり子さんちのグリーンカーテン産です。汁はナスの冷たい吸い物、白いのは氷、急いだんで入れちゃいました、お許しください。

 

             
三代目吉駒でございます。本日は美登利会ゆかたざらいを開催いたしましたところ、危険な暑さの中をたくさんの皆様にお運びいただき、誠にありがたく、心より御礼申し上げます。これからも会員一同精進に励んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
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