私にとって春の色といったら、「黄色/yellow」。
何かの時に、春の太陽光によく馴染む波長 570~580nmをもった色の植物が春には多いって習ったような気がします。
波長 570~580nmといえば、黄色。長波長によればオレンジに、短波長によれば黄緑に。そう考えると、春の光によく似合う色は黄緑色の葉っぱや茎に咲く黄色の花「菜の花」の色の組み合わせ。
ミモザも綺麗な黄色ですが葉っぱはやっぱりちょっと寒い季節の波長に合う色青緑系の緑です。だからミモザは春の訪れを感じさせる季節の境目の花で、菜の花はそれが過ぎた後の完全に春の花のようなイメージを私は勝手に持っています。
自然光に調和する色は、誰がどうみたって美しい。
自然の中の野生のものは種から茎から葉っぱから花まで完全に調和のあるコーディネートが出来ています。完全に、と言う言葉はこういう時に使うのだろう、なんて私は密かに思っていますが、人間はどうだろう?
髪の色も、メイクの色も服の色も完全にはコーディネートできないもだから、本来自分が持っている美しさを台無しにしている場合が多いような、そんな真摯な気持ちになってしまう春の圧倒的な色の美しさ。
輝くばかりでまぶしいのひとことです。