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このブログを多分読んでくれている六本松ごえんの女将ケイちゃんは、POPを作るのがとっても上手です。
私もこんな風に筆をのびのびと使って自分特有の字が描けたらどんなに楽しいだろうなあと店内に新しいPOPを見つけるたびにとても羨ましく感じています。
さて、POPの中に見え隠れする、ポンデライオンのようなキャラクター、なんだと思います?
なんの脈絡もなく登場するこのライオンみたいなのは、じつはケイちゃんのペットのワンちゃん(トイプードル)で、名前はタイガー。
ライオンみたいだけどタイガーでトイプー、となんでもアリな不思議ワールドにうっかり引き込まれてしまいます。
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何の脈絡もなく登場しても大丈夫なのは、タイガーがキャラクターとしてしっかり成り立っているからだと私は分析したい。
日本はキャラクタービジネスがとても得意でまた盛んですが、キャラクターがあることで、ぐっと親しみが湧き、目をひき、イメージしやすく、実際に売上に直結することが往々にしてあるからこそ、このケイちゃんのPOPは見事だな~と感心してしまうのです。
確かに同じメニューでやっている店屋町のごえんと比べると、ケイちゃんの六本松ごえんの方は、メニュー出品数のABC分析でいくと、Aランク商品の上位10品はすべてケイちゃんの手描きのPOPで描かれたオススメの商品がランクインしているのに対し、店屋のごえんの方は、上位5位まではケイちゃんのところと同じだそうですが、6位以下はオススメからではなくグランドメニューから出ているというのです。
つまり、平坦な文字で男性が書いているオススメボードよりも、ケイちゃんが工夫を凝らし、またキャラクターまで登場しているオススメPOPの方が、よりお客さまの興味を引き、そして売上げへの誘導に成功しているのです。
普通の人は、へえ上手ね、で終わらせがちなPOPですが、意外と深くてとても興味深いテーマなのです。