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日常の視点

けごんラーメン

2007年08月10日 | shop


友人の彼が、新しくラーメン屋さんを8/11(土)からオープンするということで、前日のレセプションにお誘いいただいたので、試食をしてまいりました。

 このラーメン屋さんの名前は「けごんラーメン」。 
「けごん」というのは「華厳」という意味と「警固」という意味があるんだそうです。

店主一番のオススメのメニューは、『味噌ラーメン 650円』。
普通のバターがのってるくどい味噌ラーメンとは明らかに違う、豚の背油風味の味噌スープ(これが絶品!)に、いちまでもシコシコとしたコシのある卵麺。
スープと麺もよくあってるし、おいしい味噌ラーメンを置いている福岡の店も少ないので嬉しく思いました。

10席のカウンターのみのお店です。
味噌ラーメンのほかにも数種類のラーメン(トンコツもあるのかな)をメニューに入れてオープンするそうです。
贔屓にしようと思いました。



◇けごんラーメン
福岡市中央区警固2丁目
092-716-5052

 


九州一古い喫茶店 トルコライス「ツル茶ん」

2007年05月10日 | shop


長崎県美術館に行った時、
観光ついでにせっかくだからランチも長崎らしいのがいいよね、ということで、長崎に向かう車の中で本日のランチのお店をどこにしようか必死に考えました。
候補にあがったのは、私たちもすでに気に入っている茶碗蒸しの「吉宗(よっそう)」、中華街で「長崎ちゃんぽん」、普通に「中華」、はたまたおいしいロシア料理がアーケードにあるらしいから(「ハルピン」)か?
ちょっとB級っぽいけど、長崎発祥らしい『トルコライス』の「つるちゃん」にする?
そうだね、トルコライスとミルクセーキにしよう!と眼鏡橋にある「つるちゃん」に行くことに決定。行ったことはないけれど、名前は聞いたことがあるくらいの有名店です。

眼鏡橋のパーキングに車をとめて、場所がよくわからなかったので迷いつつ、ローソンで教えてもらってやっとたどり着きました。
「つるちゃん」と思ってたけど、お店につくと看板には「ツル茶ん」の文字が。。。。
ここは「ツル茶ん」なのです。このネーミング不思議だな。

1925(大正14)年に九州初の喫茶店として誕生。オムライス、クリームソーダ、ミルクセーキを初めて紹介した店として知られる。看板メニューは6種のトルコライス。
ツル茶ん

古めかしい店内には、数々の芸能人のサイン色紙がズラリ。
店舗を観た瞬間、ここは口に合わなそう、と直感しましたが、まあ、来てしまったので観光気分だからと開き直り注文をすることに。

いかにも、田舎の昔からある古いタイプの根強いファンのいる喫茶店という風情で、調理場を切り盛りしていたのは、トルコ風?スリランカあたりのサーバント風のコック服を着た眼光鋭いおじいさん。
メニューを持ってきてくれたのは、古くからずっといるような熟女風情のおねえさま。
ここまで見ると映画で見る、外国のうらびれた田舎の古くから経営されている喫茶店かドライブインのような雰囲気。
この雰囲気はなかなかどうして旅をしているようでちょっと楽しめます。メニューを開くと、いろんな種類のトルコライスがありましたが、味にもあまり期待できそうもなかったので、私たちは迷わず一番プレーンなトルコライスをオーダー。
900円くらいだったような気がします。

初めての方は「トルコライス」とはなんぞや?の人も多いかも。
トルコライスとは、一皿にスパゲティとトンカツ(ドミソースかけ)とピラフが乗った、お子様ランチの大人版のような、カロリーたっぷりの洋食メニューのいいとこどりのようなもの。
トルコ起源料理説、トルコ架け橋説、トリコロール起源説、店の名前説と諸説ありますが、どれも信憑性が薄くて、まあ、長崎以外にはあまり流通していなさそうなメニューであります。
眼光鋭いコックのおじさまが大きなフライパンを重たそうに煽って出てきたのがこちらのトルコライス↓



ボリュームたっぷりです。
普通に出てくる昔ながらの喫茶店の洋食メニューで、むしろこれが昔懐かしでおいしい!と絶賛される方も多くいらっしゃいますが、私達の口には年齢のせいでしょう、やはりあぶらっぽ過ぎて若干苦しかったです。
でも、こうやってブログのネタにもなったし、観光として一度押さえておくのもおもしろいかもしれませんね。
私は心の中で、次は最初から「吉宗」で茶碗蒸しにしよう、とひとりつぶやきました。

味は、賛否両論あるものの、キッチンの様子を眺めるのはとても楽しいものでした。
頑固そうなコックさんの世代交代はいつになるんだろう?とか、大量に仕込んだハンバーグを大きなフライパンでジュージュー焼いて、オーブンに入れたりするときの動作は、迷いもなく熟練の手馴れたもので、見ていてとても興味深く、これをずっと大正時代から続けてきたのかな~?とか、戦争のときはどうしていたんだろう?とか、このコックさんはいつからこの場所に立ち続けているのだろう?とか、厨房の中に居る下っ端風情に見える40代くらいに見えるおじさんは、修行中の立場だろうか?とか、修行の場としてここを選ぶのは、どんな心境なのだろうか?とか、
もう、とにかく食べることよりもそんな下世話な想像をさせてしまうくらいに、年代を感じさせる素敵な場所であることは間違いありません。
なんだかいろいろ考えてしまいました。
最後に注文したのが、長崎名物、シャリシャリのフローズンミルクセーキ。



トップのチェリーもまた古めかしい、カフェではなく正統派な喫茶店のツル茶んです。





参鶏湯(サンゲタン)おとりよせ

2007年04月29日 | shop


おとりよせの参鶏湯(サンゲタン)の感想を聞いてみようと開いた今回の「サンゲタンの会」。

前菜3品の後は、韓国に行った時に買ってきたサムギョプサル(豚の焼肉)用の石のプレートで、牛肉と豚バラ肉を焼きました。

午前中に畑のこぼれダネでいつの間にか成長していたガーデンレタスを外葉から一枚一枚ちぎってきていたので、それを洗って水気をふき取り、大きなお皿に放射状に並べて、その上に大葉をのせ、セッティング。

肉が焼きあがったら大きなお皿の上にのったグリーン(レタスと大葉)のお皿の上に肉を一枚ずつ乗っけて、ケンカにならないようにひとり分がわかりやすく、食べやすくなるようにセットしていきます。

あとは自由に、葉っぱのお皿の肉ごと手に取ってもらい、上にコチュジャンやにんにく、唐辛子をのせてくるりと巻いて包んでひとくちでぱくっと食べられる健康的な韓国風の焼肉です。

提供したときに「わああっ!!」ってみんなの目が一気に輝きました。
こういう瞬間、嬉しくてテンションが上がります(笑)。
写真を撮ってなかったのが残念なくらい。

あっと言う間に焼肉も無くなりかけたので、その後は、チーズが上にとろけるチヂミを出しましたが、それもすぐさま無くなってしまいました。

とうとうメインの参鶏湯(サンゲタン)の登場です。

この参鶏湯を母の日にプレゼントしようと思ったので、みんなで試食会をしたというわけです。

参鶏湯(サンゲタン)は韓国の料理で、まるまる1羽の鶏のお腹を裂いて掃除をし、その中にもち米、棗(なつめ)、にんにく、松の実、高麗人参などの漢方を詰め込んで、お腹を閉じ、スープで何時間も煮込んだ薬膳に近いお料理です。

家ではなかなかできないし、お母さんの世代ではこういう料理はどこ食べにいったらいいのかわからないだろうから、おとりよせを一回贈ってあげれば、そのうち気に入ったら自分でもとりよせるかもしれないな、っていう魂胆です。

ただ、上の写真の通り、そのまんま鶏1羽どどん!と入っているので、最初はちょっとびっくりするかもしれませんね。

私は、おいしいもののためならば、こんなのくらいはちっとも平気なんだけど、どちらかというと男性はこういう見た目には敏感なようですね。ひいてしまう人も多いみたい。

女性は強いのだな~とそんな時に思ったりします。

この料理に特別に関心を示したのは、タカコさん。

彼女はマクロビとか健康そうなものに興味があるようで、おいしいところはないかしら?と発掘中のようです。

参鶏湯(サンゲタン)は、最初から反応がすこぶる良く、「これは、好きな味だ!」とおかわりして食べてくれました。

じつは、この参鶏湯を入れている鍋は、最近手に入れた、我が家3台目のルクルーゼ(笑)。

年末にセールでルクルーゼの鍋を買ってからというもの、使わない日はないってくらいに大活躍。

やっぱいい鍋はストレスがないな~!と思うものの定価で買えば2万円は軽くオーバーするシロモノなので、思い切らないとなかなか手が出ません。

24cmと22cmはあるんだけど、少量の料理のとき用に18cmか20cmのも欲しいなあ、、、、と思っていた矢先に20cmのが1万円以下で出ているのを偶然発見。

やったぁ!
とオレンジ色のを購入しました。

たった2cmの違いだけれども全然違います。
20cmだったら米2合を炊くとちょうどいい分量でいい感じ。
2人分だったら、これが一番便利な大きさのような気がします。

こういう半額以下の特別なチャンスはある日突然出てくるので、予算の計画が立たないのだけれど、こういう時のために欲しいものはリストにしておいていつかそれを買うための貯金をしとくべきだな、と思いました。

キッチン用品はお金がかかるけど、長く使える気に入ったものだけを長い目でみてチョイスして、料理にかける時間が少ない私たちでも、毎日楽しく食べることを楽しめたらいいなと思っています。

そのための道具は、便利で頑丈で、見た目も楽しくて食べたり作るのが楽しくなるような機能的なものがいですね。

最近はもっと良く切れる自分にあった包丁が欲しいな~と思っています。

参鶏湯の後は、私史上初めて作ったプリンの登場です。
(ひっぱるな~)

 


 


キッチンよい一日

2007年04月23日 | shop


福岡市東区千早にあるカレーと定食の店「キッチン米一」を運営されている(株)米一さん。

ひょんなご縁があって、今から2年前春日にもう一店舗お店を出すという時に、オープン前のスタッフの教育の依頼を受けました。

このお店の名前は「キッチンよい一日春日店」。
春日店は、主婦の方が多く働き、店長も女性ですが、いつ行っても本当に気分良くさせてくれるホスピタリティがあります。

そんなよい一日から、またご連絡をいただいたのは今月初め。

さらに福岡市南区の長尾にもう一店舗「キッチンよい一日」をオープンさせるということで今回もオープン前のスタッフ研修を3日くらい受け持ちました。

「キッチンよい一日」はとにかくすべてにまっとうなお店です。

こんなにまっとうな飲食店もあるんだな~と感心してしまうほどに、みんな仕事に真面目に取り組んでいます。

おいしいお食事は気をてらわないけど、本当に安心感のある何よりおいしくて気分のいいお店。

そんなところに声をかけていただけるのはとても嬉しいし、これからも陰ながら応援したいと思っております。

今日、様子を見に行って注文したのがこのトンカツ定食。

よい一日では揚げ物は米油を使っているので、あげ具合(食感)が一味違います。

普段はトンカツは重たくて食べれないけど、なんとなくここに行くと揚げ物にチャレンジしてみようって気分になるんですよね~。なんでだろう。




オーナー(米一の社長のお母様)がもう何十年も使い続けているぬか床で漬けているお漬物は、ちょっとしたところだけど、他では絶対味わえない日本の「おいしい」です。

つい先日オープンしたばかりなので、しばらくはスタッフもおぼつかないかもしれませんが、のんびりとくつろぎたいときにはぜひ、オススメです。

細かいところまで真剣に凝っています。

最近思う。

私たちが見過ごしてしまう心地よいものは計算しつくされていてさりげなく、目立たず寄り添うように私達の感覚と一体となって視界から消えてしまうくらい名脇役に徹しています。

私たちは、違和感を感じるときに目を留めて何がおかしいかを観察するような傾向があるのかも。

あまりにも自然すぎて私たちが気にもとまならいくらい自然なものは本当は手がかかっていて贅沢なものばかり。

テーブルは今回もうちのご近所の、原デザイン室の原さん作です。
存在感があるけど自然と馴染んで食事のしやすい素敵なテーブルです。

原さんのイスは前原の図書館にも置いてあります。

素敵な方々と一緒にお仕事できると幸せな気分ですね。




安全食堂のちゃんぽん。

2007年04月18日 | shop


私は、久留米ラーメンで育ったちっご(筑後)んもん(者)けんが(だから)、ラーメンには、がっばこだわりあるったい~↑。

とのっけからちっご弁でキメてみましたが、ラーメンっちゅうのは、
なんだか小さい頃に食べなれた味を一番おいしく感じる傾向があるようで、
私は、断然、大竜ラーメンやら大砲ラーメンやら丸星ラーメンの、こってり濃厚とんこつスープ。でもくどくなくあっさり喉に染み渡る系が大好き。

長浜ラーメンを初めて食べた高校生の時に、こんなに油が露骨に浮いてる味の薄いソーメンみたいなのはラーメンとは認められない!と腹立たしく思ったことがあるほど、スープにはうるさいです。

そんな久留米ラーメン好きの長浜ラーメンを認めない私でも、長浜系といわれる中ではダントツに気にっているのが、早良区にある「福ちゃんラーメン」と、九大学研都市駅の近くにある、「安全食堂」。

安全食堂でラーメンを食べるときに、隣の人が頼んでいたちゃんぽんが、すごくおいしそうで気になったので、今回はちゃんぽん初チャレンジです。

安全食堂のポイントは、昔ながらのおいちゃんとおばちゃんがやってるラーメン屋ってところでしょうか?

とにかく、かなりアバウトな、でもポイントをしっかり押さえたおじちゃんオバチャンたちの絶妙なトークで、長蛇の列のお客様をピシピシと捌き(さばき)回転が速いのが特徴です。

ひっきりなしのオーダー処理でも驚くなかれ。
なんとここは、会計は自己申告制度。

この前なんて、20代の男の人が、会計のところでオバチャンに、「ちゃんぽんで替え玉2つした」と申告したところ、「ほんと?ちゃんぽんで替え玉したと?ふたつ?」と逆に聞かれている始末。。。。

このアバウトさが素敵。

この画像の奥に見えるオバチャンが有名なちゃんぽんオバチャンのようで、大きな中華なべにテキトーに(見える)5人分くらいの具をジャカジャカ入れてテキトーに炒めていき、特製スープを加えてチャンポン麺をドサっと入れて煮込んだらこれまたテキトーな感じで丼に等分に盛りわけて出来上がったのがこちらです。

テキトーに見えるけど、これが、手作りのちゃんぽんの味でおいしいんだなあ。

小さい頃、お母さんがいない日に、お父さんが作ってくれた(父はチャンポン好きだった)ちくわとか天ぷらとかかまぼこみたいな練り製品と魚介類が贅沢にがたくさん入った具沢山のチャンポンもこんな感じだったな。
チャンポンって本来こんな味だったよね、ってのを思い出させてくれるようなチャンポンでした。

私たちがお店に行ったのは、ランチタイムの時間帯を外した13時すぎだったけど、私達の前はすでに満席。席についてからも続々と人は増え続け、店内に入りきれなくなって、入口の外まで並ぶ大渋滞。

こんなに人気のあるラーメン屋さんなもんで、麺が切れ次第閉店です。

早い日には15時すぎには切れてしまうこともあるみたいです。

時間にはご注意を♪

 

◆安全食堂
福岡市西区大字徳永1059-1
092-806-2511

11:00~17:00
休業日:水曜