がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

もうじき七夕、星に願いを。(去年の今日、入院)

2013-07-01 18:54:42 | 夏!
笹飾りをいたしました
園で今日笹飾りをしました。
大きな本物の笹に飾り物や短冊を飾り付けるのです。

こどものお願いごとは
○○になりたいという夢がほとんどです。
幼いこどもは好きな漫画のキャラクターに憧れてキャラクターの名前を書いている子も多いです。
なかには「メロンになる」?????
メロンがいっぱい食べたい、と言いたかったのだろうか???

大人の願い事は
家族皆が笑顔で過ごせますように、が最も多い。

また、こどもの成長に関するものも。
「良い子に育ちますように」みたいな。

願い事は明るい希望にあふれていて、いいな
これから育っていく命。
夢は無限大で本当にいい感じがします。
これがこどもパワーです。
明るくていいことだけを一所懸命考えたって感じがします。

昨年の今日、第一回めの入院をしたのだった
がん病院に入院。
翌日から、抗がん治療をしたのだ。

ロビーにはビニール製の笹が飾ってあって、短冊とペンも置かれていた。
暇なので隅々まで読んだっけ。

がん病院の短冊

「誕生日を一緒に過ごせますように」
「早く元気になって家に帰れますように」
「ご飯が食べられるようになりますように」

がん克服の叫びみたいな願い事ばっかりだった、99%はそうだった。

今ならその願う気持ちを素直にそうだね、と言えるけど、
去年の治療前の私は短冊の願い事が悲痛なものに思えてならなかった。

病院という特殊な社会のなかに入っている閉塞感も苦しかった。
もう外に出られないかのような苦しさをはねのけようと必死だった気がする。

私もけっこう決めつけていたんだなあと思う。
がんのショックはそれなりにあったのかもしれないと今更ながら思う。

こんな短冊みっけ
次の夏にはヨットで島巡りが出来ますように、みたいな内容を私はかいて吊るした。

すごく見慣れた文字で
「母がわがままを言ってスタッフを困らせませんように、病院を抜け出しませんように」
という内容の短冊を見つけた!

笑っちゃいました。
こういう明るいこどもを育てて本当によかった。
こんなときでも私を笑わせようとする。

そんな記憶からソイカラを買って来た
抗がん治療が始まって食欲が落ちた時、娘は実に色々なものを買ってきてくれた。
当時新発売だったソイカラ。
面白いから買った、と。
少しでも食べる気になってほしかったのだろう。



あのときは抗がん剤のせいで全く苦いだけで旨くないが面白いなあと感じていたが、
今は全く違う印象だ。

ずいぶんと違うものだなあ。

一年は長かった、よく頑張った一年だった。

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