今日は前橋市民文化会館大ホールにてTiziana Ducati(ティツィアーナ・ドゥカーティ氏)による声楽公開レッスン講座が開かれました。
私はトップバッターでプッチーニのアリアを2曲
トゥーランドットより『氷のような姫君の心も』
ラ・ボエーム『私の名はミミ』
ドゥカーティ氏の声は、例えると〝Voce di seta” (絹の声)…とはよく言ったものだ。
声の質感の違いが、間近で聴いてはっきりと実感出来た。
ピアニッシモの美しさについてはよく取り上げられるが、フォルテはビロードのように力強さの中に輝きを放っている。
とにかく、その上質な声は・・・楽器としての声帯と肉体のバランスそのものと、
ドゥカーティ氏自身の内面から湧き出る人間性とその感性が声の色を作り上げているのだと感じた。