上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

手順前後

2008年09月06日 | 対局
C1 対小林(健)九段戦

先手がやや凝った序盤を見せて、第1図。



先手は早めに1筋の位を取り、
玉を動かしていないのがポイント。
後手の方針を見てから、左右どちらかに囲う指し方である。

ここでの読みは、
まず、△7五歩と突く。
これに対して、

①▲同歩は△同角(第2図)で、



 次に△7四銀~△8四角となれば作戦勝ちだが、
 その瞬間が怖い。
 先手から、▲1四歩~▲1三歩と攻め、
 △同香なら、▲2五桂から香を入手して▲7六香という筋がある。
 すぐにはやってこないが…。

②▲6五歩(参考1図)も有力な手段。
 


 これに対して、△7六歩と取り込むと、
 ▲同銀、▲同金いずれも損なので、
 △7四銀、あるいは△6四歩と指す。
 後手も指せる。

と、いうのが一応の読みだった。

しかし本譜は、

▲7五歩△同角(再掲第2図)に、



▲7六銀△4二角▲6五歩(第3図)



と進んだ。

この手順は、
前述した読み筋の中で、

「△7六歩と取り込むと、
 ▲同銀、▲同金いずれも損なので」

と言っていた順、そのものなのである。
こんな簡単な手順前後をうっかりしたのはひどかった。

以下は、やや作戦負けになり、負け。



この一局で得たものを、次に生かしたい。
コメント (3)
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