上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

神津島初体験!

2008年07月06日 | 将棋関係
4日から今日6日にかけて、
神津島、行ってきました!

そもそも、ですが、
皆さん、神津島(こうづしま)ってご存知ですか?
恥ずかしながら、僕は名前すら知りませんでした。
でも、これを機会にがぜん興味が出てきました。

神津島は、伊豆諸島の中の一つの島です。
神津島オフィシャルページ

他には、大島、利島、新島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島等があります。

仕事内容は、
5日の午前中が小学生対象の将棋教室で、
午後は大人対象の将棋教室。

前エントリーにも書きましたが、
今回の旅は、まず予定していた飛行機が欠航になったところからスタート。

そして、一旦帰宅して、23時発(!)のフェリーで再出発。
船の中で一泊して、5日の9時10分に神津島到着。
すぐに宿に行って荷物を置き、
関係者との顔合わせ、将棋教室の打ち合わせを簡単に行い、
10時から将棋教室開始という強行軍でした。

今回連盟からは、
武市六段と僕、そして担当の職員の3人のメンバー。
武市先生とは、遊々将棋塾で仕事を何度もご一緒させて頂いているので、
綿密な打ち合わせがなくても、その場で講義も指導も何でもできます。

小学生は、ルールが分かっていて、
将棋を指すことが出来る子がほとんどでした。
むしろ先生やその他の大人で、

「今日初めて将棋を指します」

という方が数名いらしたので、
駒の動かし方等のルールを簡単におさらいしてから、
指導対局開始。

子供達はみんな真剣に指していました。
先生曰く、
「授業中では見られない目の輝きだった」
そうです(笑)

午後からは大人の部。
かなりの将棋ファンが数人いて、
立派な7寸盤! を持参する方も。
御徒町で腕を磨いたという方もいらっしゃいました。

翌日、午前中に島内をぐるっと見て回ってから帰る予定が、
予定していた飛行機がまたまた欠航。
霧が深く、高速船(といっても4時間くらい)も出られないということで、
行きと同じくらいの時間がかかる大型船(9時40分発)で、帰ることに。
東京に着いたのは17時半でした。
人間が利便性を求めたところで、
自然にはかなわないということを実感しました。

そして、こうしてできた時間を利用して、このエントリーを書いています。
船全体が微動していて、キーを打つ手も震えています(笑)


棋士って何のためにいるんだろう、
と考えます。
今回の神津島行きで感じたことは、
大きく考えて、ですよ。

「みんなの幸せのためにいるのではないか」

です。

将棋と言うゲームで楽しい時間を過ごす。
将棋を通して、自分が成長する、向上する喜びを味わえる。
将棋を通して、様々な人との交流を深めることが出来る。

こうしたことのお手伝いをさせて頂く、
何かのきっかけになる。
あとは、自分よりも高い技術を持っている人がいる中で、
おこがましいのですが、
棋士という、一つのことを何十年もかけて究めた存在。
棋士と出会うことで、
これも、何かのきっかけになるのではないか。

(もちろん、棋士以外でもこうした活動を
 行っている方はたくさんいらっしゃいます。
 そうした方々の尽力に感謝すると共に、
 力を合わせていければと思っています。)

選手としての鍛錬を行う一方、
こうしたことを念頭において、
毎日をすごしていきたいと思います。

神津島の皆さん、
本当にお世話になりました。
また、ありがとうございました!
皆さん優しい方ばかりで、
楽しい時間を過ごすことができました。
懇親会で頂いたお刺身や岩のりで作ったおにぎり、
その他食べ物もおいしかったです。

最後に、
今回の企画のおおもとである、
財団法人 東京都スポーツ文化事業団様に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました!
素晴らしい経験をさせて頂くことができました。


今後、神津島で密かな将棋ブームが起これば嬉しいです。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする