タイ人のタイ語&日本語教師の友人がいます。
一昨日、彼女と出かけて、私は彼女に言いました。
「日本語を話す様に、タイ語が話せる様になるなんて思えない。」
彼女の答えはこうでした。
“単語をたくさん覚えて行くのが重要。”
ちなみに彼女は日本語検定1級です。
私達はその時、デパートにいました。
彼女はデパート内の色々な物を指差し、ひとつひとつ、
「これはタイ語で何って言う?」
「じゃあ、これは?」
とTシャツ、カバン、自動ドアを指差して行きます。
単語をたくさん覚える
Tシャツ・・・うーんタイ語で何って言うんだっけ?わかんない。
カバン。グラパオ!
自動ドア。ドアはプラトゥー。でも自動ドアだと何?
咄嗟に指差された単語って、
わかっているつもりでわかっていなかったり、
逆に自然に口に出て来たり、または全くわからなかったりで
自分の覚えていない単語を改めて再認識します。
そして答えられない単語があれば、その単語を覚えて行く。
そうやって単語をたくさん覚えて行けば、文法は合っていなくても単語だけで何を言いたいのかが
相手(タイ人)はなんとなくわかるからと。
単語をたくさん知っていれば、それだけ相手に伝える力がUPするのはわかっていても
学校等へ行っていないと、自分の単語力、語彙力はなかなかわからないものです。
普段の生活で目についたものを、タイ語で言ってみる。
日常生活の中で簡単に出来る単語習得方法ですね。
私、そんな事してませんでした。
1日1単語でいいから、何かを指差しタイ語を言ってみよう、反省する私です。
少しずつ確実に覚えて行く
私が今でも理解出来ない、上手く使えないタイ語にให้ ハイ があります。
ให้ ハイは
- 与える,あげる,渡す
- 〜のために,してあげる
- 〜[な状態]になるように
- 〜させる[使役]
- 〜するのを認める,〜するのを許す[許可]
色々な意味があり、ให้ ハイの使い方ひとつで意味合いが違ってきます。
私はいつもゴチャゴチャになり間違ってばかりいます。
彼女は言いました。
全部一気に覚えないでいい
彼女が日本語を習得して行く時に、例えば「生きる」なら
生きる 生かされる 生まれる ・・・
とありますが、生きる、まずそのひとつだけを確実に覚えて行ったそうです。
生きるが使える様になるまで、半年かかった。
でも生きるに関しては理解し、ちゃんと使えるようになる。
半年後、次は生まれるを覚えます。
その後には生かされるを覚えて行くようにして行くのだと。
まさに、急がば回れなんですね。
言語習得は長い道のりですが、焦らず、一歩一歩です。
他言語習得をした人のアドバイスや話は、興味深く為になる事が多いです。
協力:ผู้ช่วยบอกคุณNim
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