リーマンショック級の前触れかGDP値解説 by 高橋洋一先生
今回のトランプ大統領国賓として来日の意味も
https://youtu.be/6gNJ9uXfRIU
飯田浩司OK!CozyUp 令和元年5月22日放送分より
23:30位~
私も外しました。言い訳じゃないですけど、どうしてマイナスと予想したかと説明すると、今回の話が分かりやすくなるんですけどね。こういうの予想する時に、消費と設備投資と輸出というのが御三家なんですよ。
だからそれを予想するんですよ。全部マイナスと予想するワケ。これが3つマイナスだと、大体マイナスなんですよ。だからそれで予想しただけ。他の人も一緒。
その他に実は輸入ってのがあって、それも予想出来るんですよ。それは消費と結構似ているから、それもマイナス。計算上はね、消費と設備投資を足して、輸出を足して、輸入を引くのがGDPの定義なんです。
もし輸入がなかりせば、もうチョッとGDP多かったでしょっていう意味で、チョッと引くんですよね。だから輸入がマイナスだと、引くマイナスマイナスでプラスになっちゃうんで、これが大きいとはあまり予想できないんですよ、正直言うと。
輸入がここまで減るとはね。
輸入が減るって凄いプラスで、消費と設備投資と輸出・輸入が全部マイナスで、プラスになっちゃったという所がある。こういうのは、大体過去のデータを見るんですけどね。
過去25年で4半期だからデータが百個位あるんですよ。1回しかない。だから百分の1位の確率でこういう事が起こるのですけどね。だからそこは予想し辛いですよ、正直言うと。この御三家がマイナスで、プラスになることは滅多にない。
御三家って言うのは消費、設備投資、輸出。これが全部マイナスで、プラスになる事は滅多に無いから、それが百回に1回位しか無いんで、実は読み誤っちゃうんですよ。
自民党の西田昌司さんも、完全な縮小均衡の中でプラスになってしまったという。
これは全部マイナスだから。定義上だから。定義の話なんで、これはなかなかプラスって言い辛くてね。で、それをプラスに引上げるんだったら、輸入が凄い低くて、後、最後公共投資すると、チョコッとプラスになる。
理論的には成り得るんだけど、まぁ、輸入がこんだけ落ちるとは思わなかったし、公共投資もあんまり出ないかなぁって思ってたんで、これはマイナスかなと思う。
百回に1回位、こういう消費、設備投資がマイナスでも、輸入がマイナスでも、プラスに成る事はある。百回に1回位あるんだけど、それはあまり無いですね。これ全部マイナスだから、ハッキリ言って、良く無いですよ。
これは良く無いとしか言い様が無い。それでも何か政府の言い訳して、麻生さんが「関係無い」と言うのは、「衆議院解散は俺の話ではないから関係無い」と言っているだけだと思うけど。
後何か皆が「雇用所得が良い」とか…菅さんはそういう風に言うし、茂木さんも「ファンダメンタルズが出来て、内需が良い」と言うでしょ。雇用とか所得とか、こういう風なデータは実は遅行指標っていう奴で、景気の後から来る奴だから、これが多少良くても悪くなっていくという事なんですよ。
先をチョッと見たら、先行指標とか見ると皆悪くなったので遅行指標が良くても慰めにならないですよ。
今回、国内の需給の関係で見たデフレーターがマイナスになっちゃってると、逆戻りになりかねない。
実質上景気は冷え込んでいるようなもので、さらに冷え込ませることになりますよね。
消費と設備投資と輸出が全部マイナスなのですから、こんなんで良いわけ無いじゃないですか。
まぁ、これ…今度G20もあります。世界がどう見るでしょうか。
政府のなかでも内需のことを言ってるって事は、内需はそこそこで、裏返せば外需は悪いという話だから。外需が悪い時には、実はアベノミクスの失敗だと言われないんですよ。外需はしょうがないでしょと。
そういう背景もあって、「内需はそこそこだ」って言ってんだと思いますよ。リーマンショック級の話は「これは外需が悪いですよ」と言う話だから、「アベノミクスの失敗ではありません。外需が悪いんです」という、今回のデータはその布石でもありますね、今回のデータはね。
その意味では、増税スキップの真だ余地は残しているという。
ロジックからするとそうでしょ。G20で外需が悪いと。リーマンショック級だって事になったら、内需はそこそこですって今迄言ってるのと矛盾は無いじゃない。
確かに。それからもう1つですねぇ。トランプさんが間も無く来ると。経済の話ってそんなにはしないんですか?
しませんよ。だって…来て、ゴルフして、相撲観て、それと後「かが」という空母に初めてアメリカ大統領を案内するという話で、絵になる話しかないです。会議殆ど無いです。後、飯食うと。
天皇陛下に国賓として謁見しますという話があって、その後に、ゴルフ、相撲、「かが」という事ですから。全部「絵」です。文章とかそういう会議は殆ど無いから、貿易交渉なんて、未だ殆どやってないし、これからですよ全部。
ホォー、どっちかと言うと絵を撮らせるための、今回は。
絵を撮るのも、トランプさんと仲のいい安倍さんが世界中に出るから、アメリカは色々な国とトラブル起こしていますよね。各国の首脳は、なんかね、安倍さんに話したら、トランプにいくのかなって皆思うんじゃないですか。だからこの間、急遽イランの外相が来ちゃった。来たでしょ。
来ましたねぇ。会ってるの?
会ってるんだけど、トランプさんにこういう風に言って欲しいと言っているに決まってますよ。世界中の人が「宜しく」となるような絵を沢山出しまくって、今度の首脳会談は珍しく絵しかない、文章は殆ど無いというパターンで、共同声明も無いんですけど、絵だけが意味があるからね。
共同声明を出すことに今回は意味を見出さない
会議してないんですから、だって来て、見学して帰るだけでしょう。
共同声明を出さないと、日米関係はやっぱり悪いのではないかと批判する人もいますよ。
絵だけでイイじゃない。メッセージは、日米の強固な関係を世界に見せつけるだけですから。そうすると、各国首脳が、問題抱えて居る人が多いじゃないですか。そうすると「チョッと話して」と言いに来るのですよ、安倍さんにね。
この東アジアにもそういう国がたくさんあります。
あるでしょ。中国だって、チョッと話してよって言いたくなるんじゃない?米中の貿易戦線やってんですからね。安倍さんに話して、「チョッと何とかしてよ」って言うかもしれない。
大阪で習近平さんと安倍総理が会うという話がありますよね。
トランプ対策だけを習近平は言うかもしれないじゃないですか。
北朝鮮は3回目の米朝をやりたがっていますよね。
「晋三と会え」ってトランプさんが年中言ってるから、金正恩だって会いたく無いんだけど、しょうがないと思ってるかもしれません。
いろいろなアプローチが水面下であるかもしれないと。
「晋三と会え」と言ってるんだから話さないと、米朝が会談を開けるかどうかも分からないじゃないですか。
やりたいんだったら、先ずここを通せよって言って。
今回のトランプ大統領国賓として来日の意味も
https://youtu.be/6gNJ9uXfRIU
飯田浩司OK!CozyUp 令和元年5月22日放送分より
23:30位~
私も外しました。言い訳じゃないですけど、どうしてマイナスと予想したかと説明すると、今回の話が分かりやすくなるんですけどね。こういうの予想する時に、消費と設備投資と輸出というのが御三家なんですよ。
だからそれを予想するんですよ。全部マイナスと予想するワケ。これが3つマイナスだと、大体マイナスなんですよ。だからそれで予想しただけ。他の人も一緒。
その他に実は輸入ってのがあって、それも予想出来るんですよ。それは消費と結構似ているから、それもマイナス。計算上はね、消費と設備投資を足して、輸出を足して、輸入を引くのがGDPの定義なんです。
もし輸入がなかりせば、もうチョッとGDP多かったでしょっていう意味で、チョッと引くんですよね。だから輸入がマイナスだと、引くマイナスマイナスでプラスになっちゃうんで、これが大きいとはあまり予想できないんですよ、正直言うと。
輸入がここまで減るとはね。
輸入が減るって凄いプラスで、消費と設備投資と輸出・輸入が全部マイナスで、プラスになっちゃったという所がある。こういうのは、大体過去のデータを見るんですけどね。
過去25年で4半期だからデータが百個位あるんですよ。1回しかない。だから百分の1位の確率でこういう事が起こるのですけどね。だからそこは予想し辛いですよ、正直言うと。この御三家がマイナスで、プラスになることは滅多にない。
御三家って言うのは消費、設備投資、輸出。これが全部マイナスで、プラスになる事は滅多に無いから、それが百回に1回位しか無いんで、実は読み誤っちゃうんですよ。
自民党の西田昌司さんも、完全な縮小均衡の中でプラスになってしまったという。
これは全部マイナスだから。定義上だから。定義の話なんで、これはなかなかプラスって言い辛くてね。で、それをプラスに引上げるんだったら、輸入が凄い低くて、後、最後公共投資すると、チョコッとプラスになる。
理論的には成り得るんだけど、まぁ、輸入がこんだけ落ちるとは思わなかったし、公共投資もあんまり出ないかなぁって思ってたんで、これはマイナスかなと思う。
百回に1回位、こういう消費、設備投資がマイナスでも、輸入がマイナスでも、プラスに成る事はある。百回に1回位あるんだけど、それはあまり無いですね。これ全部マイナスだから、ハッキリ言って、良く無いですよ。
これは良く無いとしか言い様が無い。それでも何か政府の言い訳して、麻生さんが「関係無い」と言うのは、「衆議院解散は俺の話ではないから関係無い」と言っているだけだと思うけど。
後何か皆が「雇用所得が良い」とか…菅さんはそういう風に言うし、茂木さんも「ファンダメンタルズが出来て、内需が良い」と言うでしょ。雇用とか所得とか、こういう風なデータは実は遅行指標っていう奴で、景気の後から来る奴だから、これが多少良くても悪くなっていくという事なんですよ。
先をチョッと見たら、先行指標とか見ると皆悪くなったので遅行指標が良くても慰めにならないですよ。
今回、国内の需給の関係で見たデフレーターがマイナスになっちゃってると、逆戻りになりかねない。
実質上景気は冷え込んでいるようなもので、さらに冷え込ませることになりますよね。
消費と設備投資と輸出が全部マイナスなのですから、こんなんで良いわけ無いじゃないですか。
まぁ、これ…今度G20もあります。世界がどう見るでしょうか。
政府のなかでも内需のことを言ってるって事は、内需はそこそこで、裏返せば外需は悪いという話だから。外需が悪い時には、実はアベノミクスの失敗だと言われないんですよ。外需はしょうがないでしょと。
そういう背景もあって、「内需はそこそこだ」って言ってんだと思いますよ。リーマンショック級の話は「これは外需が悪いですよ」と言う話だから、「アベノミクスの失敗ではありません。外需が悪いんです」という、今回のデータはその布石でもありますね、今回のデータはね。
その意味では、増税スキップの真だ余地は残しているという。
ロジックからするとそうでしょ。G20で外需が悪いと。リーマンショック級だって事になったら、内需はそこそこですって今迄言ってるのと矛盾は無いじゃない。
確かに。それからもう1つですねぇ。トランプさんが間も無く来ると。経済の話ってそんなにはしないんですか?
しませんよ。だって…来て、ゴルフして、相撲観て、それと後「かが」という空母に初めてアメリカ大統領を案内するという話で、絵になる話しかないです。会議殆ど無いです。後、飯食うと。
天皇陛下に国賓として謁見しますという話があって、その後に、ゴルフ、相撲、「かが」という事ですから。全部「絵」です。文章とかそういう会議は殆ど無いから、貿易交渉なんて、未だ殆どやってないし、これからですよ全部。
ホォー、どっちかと言うと絵を撮らせるための、今回は。
絵を撮るのも、トランプさんと仲のいい安倍さんが世界中に出るから、アメリカは色々な国とトラブル起こしていますよね。各国の首脳は、なんかね、安倍さんに話したら、トランプにいくのかなって皆思うんじゃないですか。だからこの間、急遽イランの外相が来ちゃった。来たでしょ。
来ましたねぇ。会ってるの?
会ってるんだけど、トランプさんにこういう風に言って欲しいと言っているに決まってますよ。世界中の人が「宜しく」となるような絵を沢山出しまくって、今度の首脳会談は珍しく絵しかない、文章は殆ど無いというパターンで、共同声明も無いんですけど、絵だけが意味があるからね。
共同声明を出すことに今回は意味を見出さない
会議してないんですから、だって来て、見学して帰るだけでしょう。
共同声明を出さないと、日米関係はやっぱり悪いのではないかと批判する人もいますよ。
絵だけでイイじゃない。メッセージは、日米の強固な関係を世界に見せつけるだけですから。そうすると、各国首脳が、問題抱えて居る人が多いじゃないですか。そうすると「チョッと話して」と言いに来るのですよ、安倍さんにね。
この東アジアにもそういう国がたくさんあります。
あるでしょ。中国だって、チョッと話してよって言いたくなるんじゃない?米中の貿易戦線やってんですからね。安倍さんに話して、「チョッと何とかしてよ」って言うかもしれない。
大阪で習近平さんと安倍総理が会うという話がありますよね。
トランプ対策だけを習近平は言うかもしれないじゃないですか。
北朝鮮は3回目の米朝をやりたがっていますよね。
「晋三と会え」ってトランプさんが年中言ってるから、金正恩だって会いたく無いんだけど、しょうがないと思ってるかもしれません。
いろいろなアプローチが水面下であるかもしれないと。
「晋三と会え」と言ってるんだから話さないと、米朝が会談を開けるかどうかも分からないじゃないですか。
やりたいんだったら、先ずここを通せよって言って。