【教えて!ワタナベさん】体制選択の時~ファーウェイから見える米中新冷戦[桜R1/5/4]
https://youtu.be/982Sjv8bTGc
新冷戦から見える体制選択の時。
現在、アメリカは世界各国と貿易交渉、貿易協議というのを行っています。
先ずはNAFTAと言われるカナダやメキシコ等のアメリカの周辺国との貿易協議を始めました。そしてこれは合意に至りました。
EUとは目下協議中です。
中国とは交渉が続いており、遂に日本との協議も始まろうとしているという状況にあります。
このアメリカとの協議には1つの文言、1つの条件が付けられています。
それは、言わば名指しこそはしないモノの中国を指した言葉であり、国営企業による歪であるとか、所謂知的財産権に対する保護ですとか、中国が今迄守ってこなかったその様な条項の国とはお付き合いしたらいけませんというのが毒薬条項として含まれているのです。
その毒薬条項の入った案件をアメリカは世界中の国々に、アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのかという二者択一の選択をさせ様としています。
冷戦終結以降、世界はOne World グローバル化という形で1つになろうとして動いてきた。
これを一気に踏み絵を踏ませて、切り離そうとしているのが今のアメリカと他国の貿易協議と言えるでしょう。そしてその最前線にあるのがファーウェイ問題です。
アメリカは同盟国に対して、ファーウェイを使うのであれば、
アメリカと軍事情報の共有はしない。
場合に依っては、データ・リンクを切ってしまう。
と、しています。
アメリカとデータ・リンク、アメリカと軍事情報を切られてしまうと、何か起こるかというと、NATO軍の殆どの飛行機や殆どの艦船が機能不全に陥る事になる訳です。
これは日本も同様です。その様な厳しい条件をつけて、アメリカは、アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのかという踏み絵を踏ませている。
何故ここで、ファーウェイは危険なのか?何故、アメリカはファーウェイを槍玉に挙げたかという事になります。
戦争に於いて、最も重要なのは情報です。情報が戦争の勝敗を決めます。
その情報のプラットホームを中国側に盗られてしまう。これは軍事的に非常に危険であるとアメリカが考えたからです。
2012年アメリカ軍のシンクタンクはファーウェイやZTE等の中国の通信メーカーによる軍事スパイ行動が行われているのではないかというレポートを出しました。
そこからアメリカのファーウェイやZTEへの監視が始まっていきます。
そしてこれ迄の第4世代(4G)から第5世代(5G)という新しい規格への切り替えが行われる事になったのです。
で…これ迄の4Gというのはスマートフォン等で動画を送れたり、今何処で何をしているかというサービスを受けられる、これが所謂4Gのサービス。
それに対して5Gというのは何が違うのかというと、これ迄は一般の単線の道路だったものが、高速回線になり、そして情報だけではなく、医療や電力やスマートグリットや自動運転という全てのインフラと繋がってしまう。
これを中国に盗られるという事は所謂「テロ」が出来てしまう。この環境をアメリカは中国と共有させてはならないという強い意思が働いている訳です。
そんな中、未だに中国とビジネスが出来るのではないか、これ迄通り、中国からご飯を頂けるのではないか等と考える甘い経営者が多いのは事実ですが、もう、アメリカはそれを許さないとしており、アメリカは中国を選ぶのか、アメリカを選ぶのか、どちらかにしろというのがアメリカの強い要求な訳です。
これから始まる日米の貿易協議に於いても、アメリカはこの条件を厳しく突きつけてくるでしょう。
https://youtu.be/982Sjv8bTGc
新冷戦から見える体制選択の時。
現在、アメリカは世界各国と貿易交渉、貿易協議というのを行っています。
先ずはNAFTAと言われるカナダやメキシコ等のアメリカの周辺国との貿易協議を始めました。そしてこれは合意に至りました。
EUとは目下協議中です。
中国とは交渉が続いており、遂に日本との協議も始まろうとしているという状況にあります。
このアメリカとの協議には1つの文言、1つの条件が付けられています。
それは、言わば名指しこそはしないモノの中国を指した言葉であり、国営企業による歪であるとか、所謂知的財産権に対する保護ですとか、中国が今迄守ってこなかったその様な条項の国とはお付き合いしたらいけませんというのが毒薬条項として含まれているのです。
その毒薬条項の入った案件をアメリカは世界中の国々に、アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのかという二者択一の選択をさせ様としています。
冷戦終結以降、世界はOne World グローバル化という形で1つになろうとして動いてきた。
これを一気に踏み絵を踏ませて、切り離そうとしているのが今のアメリカと他国の貿易協議と言えるでしょう。そしてその最前線にあるのがファーウェイ問題です。
アメリカは同盟国に対して、ファーウェイを使うのであれば、
アメリカと軍事情報の共有はしない。
場合に依っては、データ・リンクを切ってしまう。
と、しています。
アメリカとデータ・リンク、アメリカと軍事情報を切られてしまうと、何か起こるかというと、NATO軍の殆どの飛行機や殆どの艦船が機能不全に陥る事になる訳です。
これは日本も同様です。その様な厳しい条件をつけて、アメリカは、アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのかという踏み絵を踏ませている。
何故ここで、ファーウェイは危険なのか?何故、アメリカはファーウェイを槍玉に挙げたかという事になります。
戦争に於いて、最も重要なのは情報です。情報が戦争の勝敗を決めます。
その情報のプラットホームを中国側に盗られてしまう。これは軍事的に非常に危険であるとアメリカが考えたからです。
2012年アメリカ軍のシンクタンクはファーウェイやZTE等の中国の通信メーカーによる軍事スパイ行動が行われているのではないかというレポートを出しました。
そこからアメリカのファーウェイやZTEへの監視が始まっていきます。
そしてこれ迄の第4世代(4G)から第5世代(5G)という新しい規格への切り替えが行われる事になったのです。
で…これ迄の4Gというのはスマートフォン等で動画を送れたり、今何処で何をしているかというサービスを受けられる、これが所謂4Gのサービス。
それに対して5Gというのは何が違うのかというと、これ迄は一般の単線の道路だったものが、高速回線になり、そして情報だけではなく、医療や電力やスマートグリットや自動運転という全てのインフラと繋がってしまう。
これを中国に盗られるという事は所謂「テロ」が出来てしまう。この環境をアメリカは中国と共有させてはならないという強い意思が働いている訳です。
そんな中、未だに中国とビジネスが出来るのではないか、これ迄通り、中国からご飯を頂けるのではないか等と考える甘い経営者が多いのは事実ですが、もう、アメリカはそれを許さないとしており、アメリカは中国を選ぶのか、アメリカを選ぶのか、どちらかにしろというのがアメリカの強い要求な訳です。
これから始まる日米の貿易協議に於いても、アメリカはこの条件を厳しく突きつけてくるでしょう。