意表を突かれた記事。
恥ずかしながら知りませんでした。こういうシステムがあったんですね。
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■ディズニー、購入DVDどこでも再生 スマホ向けサービス
20130918 日経
米娯楽大手ウォルト・ディズニーの日本法人は、アニメ作品などを収めたDVDソフトをスマートフォン(スマホ)でいつでも再生できる新たなネット配信サービスに、2013年度にも乗り出す計画だ。
DVDの内容を配信用に変換し専用システムに蓄積。好みのネット端末で呼び出すクラウドの仕組みを使う。
視聴の利便性を高める新サービスを活用、好採算なパッケージソフトの販売拡大にもつなげる。
※「ディスク・トゥ・デジタル」と呼ばれる新サービスは、ディズニー作品を収めた市販のDVDやBDソフトを保有する消費者に提供する。ディズニー作品を繰返し視聴するニーズが高いという。
※視聴方法
ユーザーはまず、DVDやBDを再生できるパソコンで専用サイトにアクセスし、有料でデータを配信用に変換する
↓
変換後のデータは「ビデオロッカー」と呼ぶシステムに蓄積
↓
スマホやタブレット等のネット端末で「未来永劫、いつでも視聴できる」(ディズニー日本法人)
※米国ではウォルマート等が同サービスを提供している。
ディズニーは日本でのデータ変換料等詳細を今後詰める
↓
ウォルマートはDVDやBD1枚につき2~5ドル(1ドル=98円) 前後で提供している
※今後
・日本でデータ変換料を上乗せした「クラウド権」付きDVDを投入する可能性もある
・今年度、日本導入に向け、流通大手と組むほか、映画会社等等も合流する可能性がある
※ディズニーの戦略
パッケージソフトと動画配信サービスを組み合わせることで、コンテンツ資産を有効活用
↓
消費者がディズニー作品に触れる機会を増やし、ビジネス拡大に繋げる考えだ
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これは凄い。
何が凄いかと言うと、
「コンテンツ資産」という言葉の中に
「既にユーザーの手元にあるパッケージソフトも含まれている」ということ。
詳しくは書きませんが
これを発想の起点とすると
コンテンツのファンを対象に「できること」は飛躍的にでかくなります。
そしてビジネス領域も、コンテンツビジネスの枠を遥かに超えていきます。
この記事には、大きなビジネスチャンスが隠れていると思います。
私が意表を突かれたと冒頭に書いたのは、この点です。
遅まきながら、研究したいと思います。
コミックや小説でもこの発想で考えられないか、
それも考えてみたいと思います。
関連記事として、日本の動画市場、パッケージソフト市場の現況が書かれてましたので、
併せてテークノートしておきたいと思います。
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■動画配信、2017年度に1300億円市場に 11年度比71%増
20130918 日経
日本でも有料動画配信市場は拡大している。
野村総合研究所によると、国内市場規模は2017年度に1368億円と11年度比71%増を予測している。
背景にあるのが無線通信の高速化や、スマートフォン(スマホ)、タブレット(多機能携帯端末)の普及だ。
高速データ通信「LTE」や無線LAN(構内情報通信網)環境の整備により、携帯端末で大容量の動画を手軽に視聴できるようになった。
※周辺市場
・ドコモ等携帯電話各社も自社利用者向けに動画サービスを手掛ける
・テレビ視聴率が落ち込む中、放送各社は有料契約者の囲い込みや新たな収益源確保のために配信事業を開始している
↓
あおりを受けているのがDVD等パッケージ市場。
日本映像ソフト協会によると、
12年のDVD等ビデオソフト国内売上高は2600億円弱と、8年連続で前年割れ。ピークの04年より3割程度落ち込んでいる
※ただ、有料動画配信市場は収益面では苦戦しているとされる。
「有料配信会社の大半は赤字状態」(有料配信関係者)
↓
NHKは配信開始後、12年度まで5期連続赤字だ。
※価格とコンテンツの両面で際立った特徴を打ち出さないと、配信市場での成功は難しい
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私は広告会社人生のスタートは、
実は洋画ビデオの宣伝販促だったので、
こういう記事を見ると感慨深いです。
でも、過去を見ても仕方ない。
ご同輩、お互い頑張りましょう。
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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”
恥ずかしながら知りませんでした。こういうシステムがあったんですね。
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■ディズニー、購入DVDどこでも再生 スマホ向けサービス
20130918 日経
米娯楽大手ウォルト・ディズニーの日本法人は、アニメ作品などを収めたDVDソフトをスマートフォン(スマホ)でいつでも再生できる新たなネット配信サービスに、2013年度にも乗り出す計画だ。
DVDの内容を配信用に変換し専用システムに蓄積。好みのネット端末で呼び出すクラウドの仕組みを使う。
視聴の利便性を高める新サービスを活用、好採算なパッケージソフトの販売拡大にもつなげる。
※「ディスク・トゥ・デジタル」と呼ばれる新サービスは、ディズニー作品を収めた市販のDVDやBDソフトを保有する消費者に提供する。ディズニー作品を繰返し視聴するニーズが高いという。
※視聴方法
ユーザーはまず、DVDやBDを再生できるパソコンで専用サイトにアクセスし、有料でデータを配信用に変換する
↓
変換後のデータは「ビデオロッカー」と呼ぶシステムに蓄積
↓
スマホやタブレット等のネット端末で「未来永劫、いつでも視聴できる」(ディズニー日本法人)
※米国ではウォルマート等が同サービスを提供している。
ディズニーは日本でのデータ変換料等詳細を今後詰める
↓
ウォルマートはDVDやBD1枚につき2~5ドル(1ドル=98円) 前後で提供している
※今後
・日本でデータ変換料を上乗せした「クラウド権」付きDVDを投入する可能性もある
・今年度、日本導入に向け、流通大手と組むほか、映画会社等等も合流する可能性がある
※ディズニーの戦略
パッケージソフトと動画配信サービスを組み合わせることで、コンテンツ資産を有効活用
↓
消費者がディズニー作品に触れる機会を増やし、ビジネス拡大に繋げる考えだ
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これは凄い。
何が凄いかと言うと、
「コンテンツ資産」という言葉の中に
「既にユーザーの手元にあるパッケージソフトも含まれている」ということ。
詳しくは書きませんが
これを発想の起点とすると
コンテンツのファンを対象に「できること」は飛躍的にでかくなります。
そしてビジネス領域も、コンテンツビジネスの枠を遥かに超えていきます。
この記事には、大きなビジネスチャンスが隠れていると思います。
私が意表を突かれたと冒頭に書いたのは、この点です。
遅まきながら、研究したいと思います。
コミックや小説でもこの発想で考えられないか、
それも考えてみたいと思います。
関連記事として、日本の動画市場、パッケージソフト市場の現況が書かれてましたので、
併せてテークノートしておきたいと思います。
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■動画配信、2017年度に1300億円市場に 11年度比71%増
20130918 日経
日本でも有料動画配信市場は拡大している。
野村総合研究所によると、国内市場規模は2017年度に1368億円と11年度比71%増を予測している。
背景にあるのが無線通信の高速化や、スマートフォン(スマホ)、タブレット(多機能携帯端末)の普及だ。
高速データ通信「LTE」や無線LAN(構内情報通信網)環境の整備により、携帯端末で大容量の動画を手軽に視聴できるようになった。
※周辺市場
・ドコモ等携帯電話各社も自社利用者向けに動画サービスを手掛ける
・テレビ視聴率が落ち込む中、放送各社は有料契約者の囲い込みや新たな収益源確保のために配信事業を開始している
↓
あおりを受けているのがDVD等パッケージ市場。
日本映像ソフト協会によると、
12年のDVD等ビデオソフト国内売上高は2600億円弱と、8年連続で前年割れ。ピークの04年より3割程度落ち込んでいる
※ただ、有料動画配信市場は収益面では苦戦しているとされる。
「有料配信会社の大半は赤字状態」(有料配信関係者)
↓
NHKは配信開始後、12年度まで5期連続赤字だ。
※価格とコンテンツの両面で際立った特徴を打ち出さないと、配信市場での成功は難しい
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私は広告会社人生のスタートは、
実は洋画ビデオの宣伝販促だったので、
こういう記事を見ると感慨深いです。
でも、過去を見ても仕方ない。
ご同輩、お互い頑張りましょう。
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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”
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