”Caminito” Libertad Lamarque
1923年にフアン・デ・ディオス・フィリベルトが作曲、ガビーノ・コリア・ペニャローサが作詞した世界で最も愛されている
タンゴのひとつで、歌詞も文学的で格調高く当時としてはかなり斬新な楽曲です。
しかし、1926年のタンゴ・コンクールに出品されたものの、既成の音楽を求めていた聴衆から非難や罵声を浴びてこの曲の
演奏自体が中断してしまうという最悪な扱いでした。しかしこの曲を良さを認めていたフランシスコ・カナロがコンクール
開催中の演奏会で連日連夜に演奏したことで楽曲の素晴らしさが漸く認識され、ついにこの年の優勝曲となりました。
タイトルの『カミニート』とは「小径」、すなわちブエノスアイレスのボカ地区の通りのことなのですが、ペニャローサが
幼少期を過ごしたラ・リオハ州のオルタという町の小道だという説もあるようです。
Caminito que el tiempo ha borrado
Que juntos un da nos viste pasar
He venido por ltima vez
He venido a contarte mi mal.
Caminito que entonces estabas
Bordeado de trbol y juncos en flor
Una sombra ya pronto sers
Una sombra lo mismo que yo.
↓はリベルタ・ラマルケの『カミニート』 YOUTUBEより