”Adios Muchachos” Carlos Gardel
1928年にフリオ・サンデルスが作曲、セサル・ヴェダーニが作詞した世界的なにも有名なタンゴです。
歌詞では、病床に伏して天国に召される直前に仲良き友人に別れを告げ、あの世で待つ愛する恋人や母親のもとへと
旅立って行くという悲しい内容ですが、どちらかといえば従来の古典の殻を突き破ったムーディーな楽曲で、
アルゼンチンよりもヨーロッパやアメリカで受け入れられました。
欧州ではコンチネンタル・タンゴ化され、このブログの映画音楽史(322)でも紹介しましたように映画『歴史は夜作られる』の
挿入歌としても好評を得、1951年にはルイ・アームストロングによって”I get idea”というタイトルでヒットしています。
初期の暗い歌詞のタンゴなのですが、メロディーの美しさから唄われるよりも演奏のレコードが多いようです。
Adiós, muchachos, compañeros de mi vida,
barra querida de aquellos tiempos.
Me toca a mí hoy emprender la retirada,
debo alejarme de mi buena muchachada.
Adiós, muchachos. Ya me voy y me resigno.
Contra el destino nadie la talla.
Se terminaron para mí todas las farras,
mi cuerpo enfermo no resiste más.
↓はカルロス・ガルデルの『アディオス・ムチャーチョス』 YOUTUBEより
ついでにホセ・バッソ楽団を貼っておきます。
メロディー重視で、重苦しくて暗い歌詞を連想させないセンチメンタルな演奏です。
↓はホセ・バッソ楽団の『アディオス・ムチャーチョス』 YOUTUBEより