【誕生日】
☆ミシェル・マーニュ Michel Magne (1930.3.20~1984.12.19)
1960年代に活躍した完全主義をトレードマークとしたフランスの映画音楽家です。
フランスのリジュー生まれで、パリのコンセルヴァトワールを卒業後の1950年代には作曲・編曲を手がけ自らの楽団を
指揮してベストセラーになるアルバムもリリースしています。1955年頃にはラジオ・TV、短編映画の作曲なども手がけ
1962年のロジェ・ヴァディム監督の『戦士の休息』で映画音楽家としてデビューを果たし、その後も『太陽は傷だらけ』
『地下室のメロディー』『ある晴れた朝突然に』などの名曲を世に送り出しています。
1962年にヴァルドワーズに あるエローヴィル城を買ったのが運命の分かれ道となり、城の右翼にプロのレコーディング
スタジオを設立して新鋭の音楽家たちに豪勢な歓迎をしたのが仇となって破産、裁判沙汰となってしまいました。
ついには公聴会の前に、バルビツレートによる服毒自殺でこの世を去っています。
【主要映画音楽作品】
1962年『戦士の休息』Le Repos du guerrier
1962年『フランス式十戒』 Le Diable et les Dix Commandements
1963年『太陽は傷だらけ』Les Grands Chemins
1963年『悪徳の栄え』 Le Vice et la vertu
1963年『地下室のメロディー』 Mélodie en sous-sol
1964年『ある晴れた朝突然に』Par un Beau Matin D' Été
1964年『輪舞』La Ronde
1964年『ファントマ危機脱出』Fantomas
1965年『恋するガリア』Galia
1967年『セシルの歓び』A Coeur Joie
1967年『バーバレラ』 Barbarella
☆レナート・サルヴァトーリ Renato Salvatori (1933.3.20~1988.3.27)
準主役として重宝されて活躍したイタリアの中堅個性俳優です。
商船学校の機関科で学び、18歳の時にブラジルでエンジニアになるつもりでしたが、ピアレッジョのナイトクラブで
ルチアーノ・エンメル監督に見出されて1952年に同監督の『スペイン広場の娘たち』で映画デビューしました。
その後、『若者のすべて』『ふたりの女』『太陽は傷だらけ』など幅広いジャンルで準主役級の活動を続けています。
【主要出演作品】
1959年『街の中の地獄』 Nella città l'inferno
1959年『メリヤス商人』 I magliari
1960年『ローマで夜だった』 Era notte a Roma
1960年『若者のすべて』 Rocco e i suoi fratelli
1960年『ふたりの女』 La ciociara
1963年『俺は知らない』 Le glaive et la balance
1963年『地上最笑の作戦』 Il giorno più corto
1963年『太陽は傷だらけ』Les Grands Chemins
1963年『明日に生きる』 I compagni
1964年『愛してご免なさい』 Tre notti d'amore
【ご命日】
★ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue (1925.3.12~1992.3.20)
主にヌーヴェルヴァーク作品の映画音楽を手がけたフランスの映画音楽家。
主な映画音楽作品として『突然炎のごとく』『二十歳の恋』『ビバ!マリア』などがある。
詳細は当ブログの『3月12日』をご参照ください。