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60年代ポップス変遷史の検証①

2015-07-11 15:23:17 | 60年代ポップス変遷史

60年代ポップス変遷史におきましては、これまでポップス黄金期の各月ごとのベストテンをまとめてきましたが、
それではこの黄金期の四年間を通じてどんな曲が一番ヒットしたのかを検証してみました。
各月のベストテン集計と同様に、四年間の各週において一位は10ポイント、二位は9ポイント…10位は1ポイント
として集計した結果です。

①太陽がいっぱい サウンドトラック 555ポイント
②峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団 239P
③コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団 221P
④死ぬ程愛して アリダ・ケッリ 214P
⑤悲しき少年兵 ジョニー・ディアー・フィールド 209P
⑥禁じられた遊び ナルシソ・イエペス 208P
⑦太陽はひとりぼっち コレット・テンピア楽団 198P
⑧遥かなるアラモ ブラザース・フォー 192P
⑨トゥナイト(夜霧のニューヨーク) サウンド・トラック 188P
⑩悲しき街角 デル・シャノン 185P
⑪グリーン・フィールズ ブラザーズ・フォー 183P
⑫ヘイ・ポーラ ポールとポーラ 175P
⑬史上最大の作戦 ミッチ・ミラー楽団 169P
⑭悲しき片想い ヘレン・シャピロ 163P
⑮悲しき雨音 カスケーズ 149P
⑯カレンダー・ガール ニール・セダカ 147P
⑯シェリー フォー・シーズンズ 147P
⑯栄光への脱出 パット・ブーン 147P
⑲夢のデイト コニー・フランシス 146P
⑳ヤング・ワールド リッキー・ネルソン 143P
⑳霧の中のジョニー ジョーン・レイトン 143P

トップはベストテンのランクイン期間が最長であった『太陽がいっぱい』でダントツの一位でした。
また、年末から年始にかけて大ヒットしながらも各年間のベストテンではそれほど上位でなかった
『太陽はひとりぼっち』(1962年⑧、63年⑫)が堂々の七位にランクされています。
また、1960~1961の期間はいずれもロングセラーが多く、逆にそれ以降は短命ながらも爆発的な
ヒット曲が多かったように見受けられました。

↓はフィルムシンフォニック楽団の『太陽がいっぱい』 YOUTUBEより

番組では‘フィリップ’という叫び声と波の音が入ったソノシート盤でした。



参考までに、ベスト20以下は次の通りでした。

大脱走マーチ ミッチ・ミラー楽団 141P
ローハイド フランキー・レイン 139
ワシントン広場の夜は更けて ヴィレッジ・ストンパーズ 138
夏の日の恋 パーシー・フェイス楽団 134
黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団 134
禁じられた恋の島 エリオ・ブルーノ楽団 129
マイ・ホーム・タウン ポール・アンカ 126
可愛いベイビー コニー・フランシス 124
アラスカ魂 ジョニー・ホートン 122
ブルー・ハワイ エルヴィス・プレスリー 121
GIブルース エルヴィス・プレスリー 119
ヴァケイション コニー・フランシス 109
ルイジアナ・ママ ジーン・ピットニー 109
悲しき16才 ケーシー・リンデン 109
ボーイ・ハント コニー・フランシス 106
内気なジョニー ジョニー・ソマーズ 105
ワン・ボーイ ジョニー・ソマーズ 100
北京の55日 ブラザーズ・フォー 100
星空のブルース ベルト・ケンプフェルト楽団 99
いとしのラナ ヴェルヴェッツ 98
悲しき悪魔 エルヴィス・プレスリー 98
恋のパームスプリングス トロイ・ドナヒュー 98
恋の売り込み エディ・ホッジス  93
悲しきクラウン ニール・セダカ 90
ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン 88
レモンのキッス ナンシー・シナトラ 88
月影のナポリ ミーナ・マッツィーニ 88
恋の一番列車 ニール・セダカ 88
日曜はダメよ ドン・コスタ楽団 84

↓は ジーン・ピットニーの『ルイジアナ・ママ』 YOUTUBEより

これぞロックンロール!




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2 コメント

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こんばんは (オンリー・ザ・ロンリー)
2015-07-11 23:02:24
ジーン・ピットニーの『ルイジアナ・ママ』、金属音で彼、軽快に飛ばしてくれて好きな・超好きな曲です。
「フロム・ニューオーリンンズ」を日本の飯田久彦だと「ロリオリン」と聞こえる記憶です。
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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2015-07-12 01:37:58
『ルイジアナ・ママ』は
典型的なロックンロールでした。
私も必死で歌詞を覚えたものです。
飯田久彦も唄っていましたね
確かに聞き取りにくかったです。
ウチの娘は「ロリロリン」でした(笑)
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