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旅の友・ポップス編 (207) 『土曜の夜と日曜の朝』

2017-09-02 12:00:49 | 旅の友・ポップス編

『土曜の夜と日曜の朝』 ケンブリッジ・ストリングス
”Saturday Night And Sunday Morning” Cambridge Strings 【YOUTUBEより】


1960年制作、イギリスのカレル・ライス監督による同名の映画の主題歌です。
この映画の監督のカレル・ライスは1956年にトニー・リチャードソンとの共同監督により初の短編作品である
”Momma Don't Allow” (ママは許さない=日本未公開) を発表、イギリスのフリーシネマの先駆者となりました。
英映画界では1950年代の終わりにかけて【怒れる若者たち】をテーマにした文学に誘発される作品を次々に
発表し、古い英国社会に対する反抗を映像化し始めました。中でもこの作品はドキュメンタリー的要素を
取り入れた秀作として高く評価されています。
映画における主題歌は怒りを込めた青年の苛立ちをジャズっぽく表わしていますが、ケンブリッジ・ストリングスの
演奏は私の思い出の一曲でもあります。
他の番組のチャートには顔を出していませんが、ラジオ大阪の【今週のヒットレコード】では1962年2月の第1週に
10位で初登場し四週連続でベストテン入りを果たしています。(最高8位)

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2014-06-04 映画音楽史(146)『土曜の夜と日曜の朝』1961年公開

ケンブリッジ・ストリングスの『土曜の夜と日曜の朝』がYOUTUBEにUPされるとは驚きです。
アップロードされた Elwood Yodogawaさんに感謝申し上げます。



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