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映画音楽史(153) 『十七歳よさようなら』 1961年公開

2014-06-12 00:31:23 | 映画音楽



『十七歳よさようなら』 I Dolci Inganni (伊) 1960年制作
監督 アルベルト・ラトアーダ
音楽 ピエロ・ピッチオーニ
主演 フランチェスカ … カトリーヌ・スパーク
    エンリコ … クリスチャン・マルカン
    レナート … ジャン・ソレル
主題歌 『十七歳よさようなら』 ( Arrivederci ) 唄・フロ・サンドンス

思春期の少女の経験を大胆に描いた心理ドラマでカトリーヌ・スパークのデビュー作。
ブルジョワの娘で十七歳になるフランチェスカはかねてから年上の建築技師エンリコに憧れている。
しかし親友のマリアの母親からレナートを紹介されるが彼は伯爵夫人のパトロンでショックを受ける。
ある日フランチェスカは兄とドライブに出かけエンリコの家に着く。三人で夕食をするつもりであったが、
フランチェスカとエンリコが買い物に出かけているうちに兄の姿は消え、二人だけの夜を過ごす。

主題歌の『十七歳よさようなら』はウンベルト・ビンディ作曲、カラブレス・ジョルジョ作詞によるもので、
1959年のサン・レモ音楽祭の入賞曲です。イタリアでは映画公開前にかなりヒットしていたとのことです。
映画ではマリーノ・バレット・ジュニアの唄がジュークボックスから流れていましたが、レコードとしては
フロ・サンドンスの歌唱がこの映画の主題歌として発売されてヒットしました。
また作曲者のウンベルト・ビンディやロッサーノなどのレコードもリリースされています。

Arrivederci,Arrivederci,
Arrivederci, dammi la mano e sorridi senza piangere
arrivederci per una volta ancora e bello fingere
abbiamo sfidato l'amore quasi per gioco
ed ora fingiam di lasciarci soltanto per poco

↓はフロ・サンドンスの『十七歳よさようなら』  YOUTUBEより





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4 コメント

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cnz27hiroさんへ (CHOCHIN)
2015-12-24 10:31:20
コメントありがとうございます。
早速記事を拝見いたしました。
マリーノ・バレット・ジュニアという名は
日本では全くと言っていいくらい知られておりません。
しかしながら、貴ブログでの資料の多さに驚かされています。
かなり読み応えがありそうな素晴らしいブログなので
時間をかけてゆっくり拝見させていただこうと思っています。
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ドン・マリノ・バレット・ジュニア (cnz27hiro)
2015-12-24 08:46:18
本日2015年12月24日“十七歳よさようなら(アリデヴェルチ)”をヒットさせたマリーノ・バレット・ジュニア(Don Marino Barreto Junior)のことを私のブログに書きました。
この後27日、30日の3回に分けて書いていきます。宜しければご覧ください。
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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-13 02:52:41
彼女は著名な脚本家シャルル・スパークの娘なので
実際に名門一家のいいとこのお嬢さんだったようですね。
父親がよくこの映画の出演に文句を言わなかったものです。
その後は『太陽の下の18歳』『狂ったバカンス』『恋の渚』
など彼女の魅力満載でした。
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台風一過 (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-12 10:36:16
暑いです。そちらはいかがですか?。

いいとこのお嬢うさんっぽいスパーク、
好きですねー。
しなやかなあの肢体が今でも目に
焼き付いています。
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