港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『10月29日』

2019-10-28 22:04:11 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆エディ・コンスタンティーヌ Eddie Constantine (1917.10.29~1993.2.25)



オペラ歌手としてデビューし、そのいかつい顔によってギャング映画などで活躍したフランスの歌手・俳優です。
ロシア移民の父親とポーランド移民の母のもとにカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。父親がオペラ歌手であった
ことから小さな頃から歌手を志し、16歳の時にウィーンの音楽学校で学んだ後にオペラ歌手としてデビューしました。
その後、アメリカで映画の端役などに出演し、1949年にはパリに出てエディット・ピアフの援助を受けて歌手活動をはじめ、
1950年代半ばからはそのいかつい顔からハードボイルド系の映画に出演するようになりました。特にフランスではハマリ役と
なったシークレット・エージェント・シリーズの「レミー・コーション」役でその名を知られるようになりました。1965年の
ジャン・リュク・コダール監督の『アルファヴィル』はレミー・コーションの集大成となりました。
1960年代中頃からはドイツを活動拠点にして移住しました。
歌手活動は、日本ではあまり知られておりませんが、1955年に制作された映画『大人とこども』の主題歌を娘のタニア・
コンスタンティーヌとデュエット、メルヘンチックな内容で人々の心を掴んで大ヒットしました。

【主要出演作品】
1955年『そこを動くな』Les Femmes s'En Balancent

1956年『巴里の不夜城』Folies‐Bergere
1956年『おとなと子ども』L'homme Et L'enfant

1959年『札束がすべて』Du Rififi Chez Les Femmes
1960年『草原の脱走』Chien De Pique
1960年『左利きのレミー』Lemmy Pour Les Dames
1962年『新・七つの大罪』Les 7 Peches Capitaux
1965年『アルファヴィル』Alphaville

1966年『二人の殺し屋』Je vous Salue Mafia

↓はエディ・コンスタンチーヌとタニアの『大人とこども』【YOUTUBEより】



【ご命日】

★ジュリアン・デュヴィヴィエ Julien Duvivier (1896.10.08~1967.10.29)



ペシミスティックな運命を題材として、大衆的な映像文学者といわれたフランスを代表する映画監督。
主な監督作品として『商船テナシチー』『望郷』『舞踏会の手帖』『旅路の果て』『埋れた青春』などがある。