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『言葉の泉』が…

2018-01-15 17:52:00 | 独り言

私が心からリスペクトしている「ろこさん」のブログ『言葉の泉』が突然休止になってしまいました。
いったい、何があったのか、詳しい事情はわかりません。

私の感じたところでは訪問者の心無いコメントに関することではないかと推測しております。
具体的なコメントの内容やどのようなやり取りがあったのかはわかりませんが、
知性溢れ心優しい「ろこさん」が十数年も大切にしてきたブログを停止するに至ったということは
極めて不快な思いをされたのではないかと大変心配いたしております。
私のブログにおきましても、中には不快なコメントを頂戴することもあり、
そんな時はそのコメントを非公開にして対応しているのですが
きっとそれ以上に傷つかれてしまったのではないかと思うと私まで悲しくなってしまいます。


『言葉の泉』はタイトルさえも跡形もなく消えてしまっておりますが、少し休息されて
お気持ちが鎮まり次第、近々に再出発していただけるものと信じております。


くだらない中傷するたったの一人よりも、
毎日千人を超える読者の皆様のためにも



『エル・ジョロン(泣き虫)』

2018-01-15 14:43:23 | アルゼンチンタンゴ

『エル・ジョロン』 フランシスコ・カナロ楽団 唄:アルベルト・アレーナス
”El Lloron” Francisco Canaro y Alberto Arenas  【YOUTUBEより】


1898年にアンブロシオ・ラドリサーニが作曲、エンリケ・カディカモが作詞したミロンガの古典曲で、日本では往年の
ラジオ番組【これがタンゴだ】のテーマ曲として特に親しまれた名曲です。
同番組のオープニングで、フランシスコ・カナロの『エル・ジョロン』に重なってバンドネオン奏者のホルヘ・カルダーラの
『Este es el Tango Porteño … ~ Este es el Tango Argentino! Porteño, sentimentano 』
と言うレシタシオン(吟誦、語り)が懐かしいと思われる方も多くいらっしゃることでしょう。
曲は初期のミロンガということで踊りを楽しむためにかなり早めの演奏となっています。

その歌詞は

Yo. soy pa'el amor muy blando    俺は色事には弱腰なんだ
y a la mujer pa'conquistarla      女を口説くためには
yo le hago ver de cuando en cuando  時々泣いてみせる
que hay que llorar pa'enamorarla.   おとすためには泣かなきゃならないこともある
Hoy. me dicen los muchachos      今日、仲間たちが俺に言う
Qué hacés, llorón..         「なにやってるんだ、泣き虫」
que no se diga             言いたければ言うがいい
pero a mi qué.             でも、俺に何を言うんだ
si el que más liga           俺にはわかっている
yo bien sé que es el llorón.      女に一番持てるのは泣き虫だということを

と、いきがっていますが、本当は恋に弱い男がたびたび失敗を繰り返して周りからも笑われるという
ちょっと自虐的でコミカルな内容となっています。