港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『ソーロ・グリス(銀狐)』 キンテート・ピリンチョ

2017-01-22 15:06:33 | アルゼンチンタンゴ

”Zorro gris” Quinteto Pirincho



この曲は1920年にラファエル・トゥエゴルスが電車の中で作曲したといわれています。やがて曲を整えてトゥエゴルスの
オルケスタがカフェ「ラ・パロマ」で初演し、のちに人気作詞家のフランシスコ・ガルシーア・ヒメネスが歌詞をつけました。
タイトルの『ソーロ・グリス』は銀狐という意味ですが、貴婦人や高級ホステスが首に巻く銀狐の毛皮のことを指しています。
歌詞の内容は、キャバレー「アルメノンヴィル」で人気者のホステスが虚栄の我が身に惨めさを覚えて銀狐の襟巻を涙で
濡らし貧しくても幸せだった過去を顧みるというものです。
当時はカルロス・ガルデルなども唄っていましたが、現在では唄われることもなくダンス向きの楽曲として重宝されています。

↓はキンテート・ピリンチョの『ソーロ・グリス』 YOUTUBEより