『映画音楽史』の終幕にあたり、タンゴ・ファンとして是非とも挙げておきたいこの一本で締めくくりにしようと思います。
『タンゴの歴史』 La Historia del Tango (爾) 1949年制作
監督 マヌエル・ロメロ
主演 ホワン・ホセ・ミゲス
ビルヒニア・ルケ
ティタ・メレージョ
主題歌 『エル・チョクロ』 ( EL Choclo ) 唄・ティタ・メレージョ
主題歌の『エル・チョクロ』は1903年にアンヘル・ヴィジョルドが作曲し、後にエンリケ・サントス・ディセポロが詞をつけたものです。
映画ではラストシーンの舞台寸劇でティタ・メレージョが唄っていました。
Con este tango que es burlon y compadrito
se ato dos alas la ambicion de mi suburbio;
con este tango nacio el tango y como un grito
salio del sordido barrial buscando el cielo;
↓はティタ・メレージョの『エル・チョクロ』 YOUTUBEより
また、タンゴ映画としては上記の『タンゴの歴史』の他にも
カルロス・ガルデルの伝記映画 『君を呼ぶタンゴ』 La Vida de Carlos Garde 1942年制作 1953年公開
タンゴ・ミュージカル 『さらば草原』 Adios Pampa Mia 1951年制作 1954年公開
がありますが今回は省略することにします。