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映画音楽史(208) 『祖国は誰のものぞ』 1963年公開

2014-08-17 12:40:47 | 映画音楽



『祖国は誰のものぞ』 Le quattro giornate di Napoli (伊) 1961年制作
監督 ナンニ・ロイ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主演 コンチェッタ … レジーナ・ビアンキ
    マリア … レア・マッサリ
    水兵 … ジャン・ソレル
主題歌 『祖国は誰のものぞ』 ( Le quattro giornate di Napoli ) 演奏・カルロ・ルスティケッリ楽団

第二次大戦下、ドイツ軍が制圧したナポリにおける市民のレジスタンスを描いたドキュメントタッチの戦争映画。
ムソリーニが失墜してイタリアは連合国に対して降伏しようとしたがヒトラーは武力でナポリを制圧してナポリで
連合軍を迎え撃とうとした。ドイツ軍はナポリ市民を強制労働させようとして男手を集めようとしが市民がこれに
抵抗しドイツ兵が殺害された。ドイツ軍は見せしめのために市民50名を公開処刑しようとしたが、それを阻止し
ようとした市民ゲリラと激しい市街戦が繰り広げられ、遂にドイツ軍はナポリから撤退していく。

主題歌の『祖国は誰のものぞ』はカルロ・ルスティケッリの作曲によるもので、彼の作風とは一変した勇ましくて
壮大なシンフォニーに仕上げています。映画では市民ゲリラがドイツ軍に殺害された遺体を自動車の屋根に乗せて
戦いを叫ぶ場面などで使われていました。

↓は『祖国は誰のものぞ』 YOUTUBEより