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結婚観の変化

2011-10-12 03:44:28 | 法律

なぜ未婚・晩婚化が進むのか 男女の関係を様変わりさせた新しい「結婚観」(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 

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結婚観の変化ですね。
この場合の結婚というのは役所に婚姻届を提出する法律婚というものです。
まぁ通常の婚姻関係です。

女性の場合婚姻適齢期を気にする人が多いんですが、
これは出産を考えてのことが多いようです。
つまり子供ができた場合のことを重要視するわけね。


子供の身分としては嫡出子と非嫡出子があります。
嫡出子とは両親が婚姻関係にある場合で、
婚姻関係にない場合が非嫡出子といわれます。
非嫡出子の場合、父親が認知しなければ戸籍の父親の欄が空白になってしまうのね。
そして、相続をする場合でも非嫡出子は嫡出子の半分とされます。
女性が結婚を希望する理由の第一は子供の身分だと思う。



もちろん法律婚となれば、相続関係や夫婦としての共同生活などが法的保証の対象になる。
各配偶者は第三者と浮気をしてはいけないとか、
お互いに扶養義務を負うとか…。
別れた時でも財産分与の規定が適用されます。
事実婚(婚姻届を提出していない場合)では基本的に両当事者とも自由です。
性的な側面でも自由であるために、
出生した子供についても同居の男性の子供とは言えない可能性もある。
だから非嫡出子というわけね。



ここでいわゆるできちゃった婚について…。
この場合は、妊婦が結婚する場合です。
出産時は婚姻関係にあるので、出生した子は嫡出子になるけど、
妊娠した時点では婚姻関係にはないから通常の嫡出子とは違う取り扱いがなされることがあります。
推定されない嫡出子というものです。
だって結婚前はだれと性交渉を持っても自由だからね。


推定の有無は父親が嫡出を否定する際の方法が違ってきます。
推定される嫡出子(通常の場合)はこの子はおれの子じゃねぇという場合、
嫡出否認の訴えという非常に厳格な手続が必要になります。
でも、推定されない嫡出子(できちゃった婚)では
親子関係不存在確認の訴えという否認の訴えよりは緩い手続になるんです。


法律婚否定派の意見は、女性の独立性を重視しているようね。
特にキャリア系の場合は自分の仕事を大切にしたい・継続したいということで家庭に入りたくないとか、
旦那からの精神的な拘束を避けたいということでしょ。
経済的にも精神的にも十分な余裕がある場合は、結婚する必要はないということ。
性交渉は肯定するけど、出産は否定するという場合は、結婚する必要がないかもね。
まぁ同居していれば性交渉はあるでしょw


子供ができることを考えれば法律婚の方が断然いい。
あと専業主婦が見直されてるよねぇ。
1990年代には女性の社会進出が始まり、
上級職や総合職採用の女性が目立っていたらしい。
でもいまでは専業主婦が勝ち組という感じ。
年金の面でも専業主婦は優遇されています。
それに旦那が先になくなった場合、遺族年金という手段もあるし。


法律婚は安心・安定を確保するための制度なのかもねぇ。


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