強姦致傷被告に裁判員「むかつく」

強姦致傷被告に裁判員「むかつくんですよね」

　　仙台地裁で１９日に行われた強姦(ごうかん)致傷事件の裁判員裁判で、
　　質問に答えない被告に男性裁判員が「むかつくんですよね」と声を荒らげ、裁判長に制止された。

　　１０歳代の女性に対する強姦致傷罪に問われた宮城県大崎市、運転手結城一彦被告（３９）の第２回公判。

　　午前中の被告人質問で、男性裁判員が「この裁判は面倒くさいと感じますか」と尋ね、
　　被告は「自分がやったことなので仕方ありません」と答えた。
　　さらに「捕まって運がなかったと思いませんでしたか」「思いません」などのやりとりがあった。

　　男性裁判員はさらに「検事の質問に当たり前の答えしか返ってこない」
　　「反省するのが一番じゃないですか」などとたたみかけ、被告が無言のままでいると、
　　「むかつくんですよね。昨日から聞いていて」と、大声を出した。

　　川本清巌裁判長は「そのへんで」と制止し、裁判官からの質問に移った。

（2009年11月19日13時03分 読売新聞）
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なんだか凄い展開ね(￣∇￣；エッッ…
裁判所って神聖なイメージがあって、関係者はみんなきちんとした服装じゃないと拙いって雰囲気だった。
態度も当然全員が紳士的なものであるべきだという暗黙の了解があったんじゃない？
でも、それは裁判のプロである法曹三者の間でなされた従来のタイプ限定だったのね。

裁判員は素人だし、抽選で選出されているわけだから、みんなが紳士的だとは限らない。
今回の裁判員の発言は本音なのかもしれない…。
とにかく本当に怒っていた…っと。
10代女性に対する強姦致傷罪が問われた裁判だけど、この種の犯罪については非常に拒否感を覚える人もいるでしょう。
ただ、裁判は報復の場ではないから、感情に支配されるのは拙いわね。
刑事裁判は真実追究のためのものだから、「捕まって運がなかったと思いませんでしたか」という質問は有りだと思うけど、
「むかつくんですよね」は裁判員の感想だから、これは拙いわ。

被告の態度が相当悪かったのかもしれない。
できるだけ刑を軽くするためのミエミエの態度が気に障ったんでしょうねぇ。
弁護士も刑を軽くするためのアドバイスをしただろうから、
できるだけ減点されないような模範解答的な答弁を勧めた可能性もあるね。
素人である裁判員から見ると、このようなやりとりが異様に思えたのでしょう。

これからもいろんなことが起きそうだわ… |_・)チラ