ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

12月4日

2014年04月19日 | Weblog
シルク・ド・ソレイユ「ミスティア」
会場案内の男が、お客さんをめちゃくちゃに誘導して笑いを誘う。彼はタキシードを着ている狂言回しなのだ。赤ん坊に扮したパフォーマーが、やはり彼女も狂言回しで、お客さんの一人をパパに見立てて、舞台に引っ張り出したり、車を押させたりと、客席と舞台を一体化させてる。その融和加減と想像を絶する肉体技の見事な組み合わせでステージが進行していく。
ボクたちは、べガスに7日実質的には5日間の格安コースでやってきた。ラスベガスは、巨大なホテルがひしめき合っていて、それらホテルの一階はカジノになっていて、ギャンブルのマシーンやポーカーをする場所がある。そして、各ホテルに特有のショーなどで、お客さん呼んでいる。昔はフランク・シナトラがホテルに住んでいてショーをするといった酒と女とバクチという大人っぽいイメージがあったのだが、今ではすっかり、街全体がファミリー向けのアミューズメントパークのようになっている。お金を扱うので、警官も多く、夜中に、女性が一人で歩いていても危険がない。ニューヨークも、9.11以降はこのようだ。けれど、メインストリートを生活圏にしている間は安全だが、ダウン・タウンは要注意。
「太陽のサーカス」ことシルク・ド・ソレイユはカナダのケベック州モントリオールを本拠地とするサーカス団で、1984年に設立された。シルク・ドゥ・ソレイユはラスベガスでは7つの作品をロングランしている。それらは、非常にレベルが高く、どこを切り取っても、唖然呆然愕然のパフォーマスを展開する。
エンターテイメントシティ、ラスベガスに約20年常設されている シルク・ドゥ・ソレイユ 初の常設ショー「ミスティア」。これは、1993年に初演が行われ、 シルク・ドゥ・ソレイユ の名を世界中に有名にしたショーでもある。このショーは、ラスベガスの シルク・ドゥ・ソレイユ のいわば原点。人生そのものこそが不思議というテーマ。人間の体の限界に挑戦したアクロバティックなパフォーマンスの連続で、しなやかとか美しいというよりは、精神的、肉体的なチャレンジ。ステージの「砂漠の花」となるべく、奇抜さ、ドラマ、想像を超えるものを組み合わてステージに生命を吹き込み、すべての観客に興奮とスリルを与えます。 トレジャー・アイランド・ホテル(Treasure Island)での上演。
ボクたちは、ハーフプライス値段(直前まで売れなかったチケットを半額近くで売る店がべガスやロンドンやニューヨークにはある。そこで並んで買う)で勝った時は、一番後ろの列だったのだが、最前列が売れ残ったらしく、最前列で見ること出来た。超人的な人たちの筋肉の一本一本が見えて嬉しくてしようがない。
バンジーでの空中ブランコのお姉さんの顔が、ボクらの近くまで降りてくる。まったく重力を無視しているかのように動き回るレッドバード。ハンド・トゥ・ハンド。回転した球体の上で、筋力と持久力が成せるバランス技を披露。ソレイユの得意芸、集団トランポリン。最近、上映されたシルク・ドゥ・ソレイユの映画に出てきた、立方体の枠で空中ブランコとジャグリングをするパフォーマンス、巨大なカタツムリの登場もこの演目だ。
もう堪能。今ラスベガスでは、ジャージ・ボーイ(トニーショー受賞)、シルク・ドゥ・ソレイユの「O」は必見。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月3日 | トップ | 12月5日 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事