ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

1月10日

2022年01月12日 | Weblog
 懲りないのが、ボクの長所でもあり短所でもある。
 今作られている、時代劇。見た途端に、着物の着こなしや動きが身についていない、チャンバラができない、戦場で鍛えた喉とは思えない、などなど。日本の俳優は、まるで時代劇の基礎がないところで演じている。それは、声優にも言える。ハートがなく、言い様だけで、意味のない息遣いやカッコウ付けたけで、画面の俳優の口の動きに合わせるだけで得々としている。食わず嫌いはいけないと幾度も挑戦してみるのだが、その度にやげんなり。その繰り返しだ。
 心配なのは、そんな拙い演技がスタンダードになってしまうこと。プロデューサーもディレクターも、そして見る側も、そういうものだと思うようになってしまうこと。いや、すでになっている。
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