北の国から(関東編)

笑いのためなら女房も泣かす。
昭和生まれ古くささがスルメのような味を出す。
将来は自給自足の生活を目指す。

さよなら北の大地! 北斗星の旅・・・

2012年11月16日 23時55分59秒 | 北国の生活

1.JR札幌駅  16:45~

本当にこれで最後となりました。 時間もギリギリなんですが、ライトアップされた

駅にお別れです。 STV(札幌テレビ放送)の「奥さん、お絵かきですよ・・・」で

よくこの場所からオンエアーされてましたね。 今日は時間的にやや早いようです

ね・・・ 日が暮れるのも本当に早くなってしまいました。 ちょっと寒い! 16:48

2.寝台特急 北斗星の旅  2012年11月16日(金) 17:12札幌発

いやいや、マジでJRタワーでのんびりし過ぎましたよ。 コインロッカーに預けた

トランクを回収し、お楽しみの駅弁と土産、飲み物、おやつをキヨスクで購入し早

々に駅ホームに移動です。 まだ、列車は来ていないようです。 よかったよ~ 

乗り遅れたら洒落にもなりませんからね・・・ 

全然余裕が無く、入線時の記念撮影もできません! 嫁の頭からは角(つの)

見え隠れしているような気配が・・・ 駅弁も落ち着いて余裕を持って選びたかった

ようです。 そりゃ当然ですよね。 誰が悪いって、そりゃ私ですよ!!

平日にもかかわらず、乗車する人の姿がチラホラです。  17:10前、定刻通り札幌

発、上野行きの寝台特急、北斗星が入線してきました。 いや~夜行列車の旅っ

のは、駅ホームに立って待つ時から雰囲気があって良いもんですね。 何度乗っ

もそう思います。 乗車号車も確認せずに早々に乗り込みました。    17:08

今回は、リッチにカシオペアで・・・ と思っていたのすが残念ながら金曜日の運行

はありません。 約1ヶ月に予約したんですが、A寝台のロイヤルは満杯! B寝台

のデュエットは北海道へ移住する時に乗ったし、ん~・・・ 今回はツインデラックス

(A寝台)を利用する事にしました。 8号車です。  ブルートレイン、いい感じ・・・

予約した部屋番号を確認して部屋に入り荷物を置きます。 ほう、相変わらず狭い

ですね。 デラックスは上下の2段ベットになっており、モニター(テレビ)が付いてい

ます。 デュエットとの装備差はそのくらいでしょうか? テーブルとイスもあるので

読書やビールを飲みながらくつろぐには良いかもしれません。 デュエットとの料金

差は、1万円弱くらいだったと思います。 その差は微妙・・・       17:32

入口ドアの上部、2段ベットの足元部に荷物入れがあります。 重量物だと持ち上

げるのがちょっと大変ですが、スペースが無いのでここの荷物を置いて居住スペー

スを確保します。 ビジネスホテルとカプセルホテルの中間的寝室って感じかな?

上段のベットの様子です。 小窓と電灯、ハンガー1個、寝間着、まくら、布団があ

ります。 ハンガーの数が少ないのでクリーニングなどに付いてくる針金ハンガーを

持参してると良いかも知れません・・・  2階にはロッカーにあるハシゴを使って登り

降りします。 取り外し式でちょっと面倒です。 エンジ色の帯は脱落防止用の紐?

下段ベットの様子です。 これは折り畳み式のイスになっており背もたれを起こし

た状態です。 夜行列車なのでベットの上でゴロゴロするか、イスに座って読書

するか? どんな使い方をするかはあなた次第・・・  冬場は外の景色も楽しめ

ないので、早々にベットに戻しました。 夏場はイス仕様で楽しめると思います。

北海道を後にする最後の夜行列車の旅なのに、北斗星、ツインデラックスの車両

レポートのようになってしまいましたね・・・ まっ、いいか・・・ 皆様の夜行列車の

旅の参考にでもなれば・・・  で、これは下段ベットの様子です。 こんな感じで

イスが折りたたまれています。 ベットの枠がないので、エンジ色のベルトは必須

ですね。 寝ている間に落ちたら洒落になりませんからね・・・  スリッパ付です。

デュエットの装備です。 TVは5つくらいのチャンネルがあり普通の地デジは見れま

せん! 移動してるし当然ですよね。 時々、画像が乱れたり、好きなものを見れな

いので、テレビの装備は微妙です。 100Vのコンセントは、モニター用に一つありま

すが、分岐用のコンセントを持参しないと、携帯電話など充電できません。 今時

珍しいと思いますが、車両は古いので仕方ないですね。 これがブルートレインの

味ってもんですよ。 田舎の古い旅館みたいなもんです。 冷暖房は標準で装備

されています。 流石に冬場はスイッチを入れないと寒くて眠れません。 禁煙車

と思っていたら、注意書きに寝台使用中は使用禁止って書いてありました。灰皿

ちゃんと付いてるんですよね。 そんなもん要らんのですが・・・  冷蔵庫、ポット

などはありません!  当然トイレや洗面台は無く、共用となっています。 17:40

ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン!気が付けば札幌駅を出て南千歳、苫小牧方面へ

向け列車は進んでいました。 車内アナウンスも流れ、長くて短い夜行列車の旅

が始まっていました。 5月東京へ出る時は、日も長かったので外の景色も楽しめ

たのですが、暗くて景色なんて全くみえません! ちょっと残念です。 仕方が無

いので、キヨスクで買ったスーパードライをプシュ! って感じ愉しみます。 17:43

旭川から東京都内の乗車券、札幌から上野までの特急券、A寝台券です。 緑色

の券は、部屋の個室カードキーとなります。  実はこの乗車券、札幌で途中下車

すると経路が違っているため、差額分(300円くらいだったかな?)を精算しないとい

けないようです。 今回は、駅員さんにお願いして差額なしで通して頂きました。

外は見えないし、連日の引っ越しで身も心も疲れきっており、更に引っ越し先で荷

物が収納できえるのか? 不安は募るばかりで全然落ち着きません! でも、お

腹は空くものです! 電車旅のお楽しみ! そうです。 駅弁の時間ですよ~~!

札幌名物 海鮮 蝦夷賞味 1000円(だったかな?)  これは売店で3種類しか残

っておらず選択の余地がありませんでした。 北海道の味がふんだんに詰め込まれ

ており美味しかったです。 駅弁ってその地の特産物が味わえて良いですねぇ~

シャケ、イクラ、カニ、イカ、ウニ・・・ 海の幸てんこ盛りです!  ウマっ! 19:03

列車は、ハモ釣りに良く来ていた苫小牧駅を通過し、太平洋を望みながら国道36

号線と並行して内地を目指し走行を続けます。 室蘭のライトアップされた白鳥大

橋を左手に確認し、気が付けば伊達紋別駅に停車中でした。 車内アナウンスが

入る度に停車しますが、回りは暗いため駅ホームしか確認できないのが残念です。

伊達紋別か? 洞爺湖サミットなんてのもありましたね・・・ 各駅に停車する度に

5年間の思い出が脳裏をかすめます。 本当に北海道は最高ですね。  19:10

シャワールームや食堂車、ロビーは前回ご紹介したため、今回は省略します。

入口ドアの付近にロッカーがあり、ハンガー2つと2階移動用のハシゴが入って

います。 アルミ製ですが、これが冷えており素手さ触ると、ちょっと冷たいんで

すよ・・・ しかも、1階ベット利用時には結構邪魔くさい・・・ ガタガタ音も出るし

お楽しみの駅弁や飲み物も終了してしまい、食堂に最終販売時間ギリギリに350

缶を調達・・・ 23:00を過ぎ、テレビも面白くないし、秋の夜長は読書って感じでも

無いし・・・ もう、寝ますか?  22時頃函館駅に停車してサブちゃんの生まれ故

郷、知内から青函トンネルを通り、本土に突入青森県に入っています。 当然景色

など全く見えません! ただ、ガタン、ゴトンと周期的に心地よい振動を伴って夜行

列車は移動を続けています。 これで、もう北海道から完全に撤収してしまったって

事ですよね・・・  夜だけど、北海道さようなら~、自然の恵みをありがとう・・・

気が付けは、外は明るくなっているような気配が・・・ 曇空で朝日が眩しい・・・って

事はありませんでした。  ここは何処? あらあら・・・ これじゃ前回と同じではあ

りませんか? 何がって? スマホの電池切れですよ。 これは大ピンチ! 電車

テレビモニターのコンセントを外し、即充電開始ですよ。 現代社会ではスマホが無

いと生きて行けなくなってしまいましたよ・・・ 全く軟弱になってしまったもんだ・・・

仙台駅を通過し、福島駅で何となく停車しているのを確認しましたが、回りはまだ

まだ暗く、携帯の確認は出来たものの、今はどのへんを走っているのか全然判り

ません。 郡山駅に到着したようです。 疲れた体は反応が鈍く思ったように動き

ません! そろそろ起きるか? 何となく見覚えのある南東北の景色が目に飛び

込んで来ます。 時々、新幹線の架橋が見えたり隠れたり・・・ ここは、郡山駅を

出た所ですが、具体的には何処なんでしょうね? 初冬の田園風景です。 7:12

起床した後、廊下に出てみるとすっかり明るくなっていました。 昨日、札幌で車掌

さんに聞いたんですが、この8号車は私達以外に乗客は居ないとの事でした。が、

あとから3組くらい乗客があったようです。 横揺れする度に、体を押さえて歩きま

す。 この揺れとガタン、ゴトンと線路を走る音がいい感じです。     7:32

3.宇都宮駅  8:25

今回の朝食は、パンです。 飲み物が無いと喉に詰まってしまいますよね? 実

は、食堂車両で、乗務員の方に確認したんですが、お湯がもらえるとの事でした。

厳冬期の釣りで大活躍していたポットにインスタントコーヒーを入れ、食堂でお湯を

入れえて頂きました。 それとフルーツ持参でさっぱり朝食を頂きました。 フェリ

ーの旅もそうですが、旅には小物グッズをいかに効率よく持ち込むが、楽しさを倍

増させてくれるんですね。 食べ物もそうだし、本も音楽もカメラも、ポットなど・・・

列車は、栃木県に入りました。 長年住んだ場所なので、見慣れた景色なんです

が、正確には判りません! 人の記憶ってのはいい加減なもんです。 と思って

いたら、宇都宮駅に到着していました。 通勤ラッシュ時は過ぎているようですが

女子高生の足がチラホラと見え隠れしていました。 カーテンを開けていると車内

が丸見えなので注意しましょうね。 ローカルの宇都宮線の電車も見えます。

あと2時間弱で夜行列車の旅も終わりですね。 

4.上野駅  10:00着

今日は、約20分遅れで上野駅に到着しました。  札幌から上野まで約17時間の

長旅もこれで終了です。 荷物をトランクに詰め込んでホームに降りたちました。

5年前に北国に旅立ち、自給自足の生活のための修行を積み、またゴミゴミとし

た関東に戻ってきてしまいました。 果たして純君はどこを目指して今後の人生

を送るのでしょうか? 北海道? 東京? 沖縄? そしてその真相は??

今回の車両はEF510でした。  上野駅で記念撮影です。 安全な夜行列車の長

旅をありがとう。 銀河鉄道に乗った哲郎の気持ちも少しは判る? さぁ? 

フェリーでも電車でも、車でも、バイクでもそうですが、長旅ってのは人生の思い出

となり、そして人生経験を豊かにしますよね。 

皆さんも是非、長旅をお楽しみ下さい。 次は、カシオペアかあけぼのか?

寝台列車の約1時間前から利用できる五つ星広場ってのが出来たんですね?

もしかして昔からあったの? 全然気が付きませんでした。 上野駅には、パンダ

いたり、先日はチャリで来たりしてたんですが、外からと中からでは全然雰囲気も

違いますね。 近くて遠い国、上野かもしれません。 寝台特急最高でた! 

5.新天地  11:00~

山手線に乗り、私鉄で某駅に降り立ちました。 ここが新居のある最寄駅となり

ます。 新しい生活の幕開けです。 北国生活とは全然違う環境で生活が始まる

のです。 本音では、ここに住むより北国での生活が100倍は良いと思います。

サラリーマンに転勤は付き物ですからね。 いたしかたの無い事です・・・

それから、バスに乗って新居の最寄停留所に到着です。 ここから徒歩で3分の

場所に新居があります。 数年は、ここが生活の舞台となるのは間違い無しです。

今年は、引っ越しの荷物片づけで忙しく、バイクや釣り、ボートなどで遊ぶ暇は

無いんでしょうね? ブログ更新も厳しいかもしれませんが、きっと自給自足の

生活を送るための活動を今後も続けていきます。 こうご期待を・・・ 

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