パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

46冊目~47冊目

2008-01-13 22:50:53 | Weblog
◎46「若者はなぜ3年で辞めるのか?」城繁幸、2006、光文社新書
感想:年功序列の問題を鋭くえぐっていてすばらしい。僕も最初の会社を辞めたとき、なんだかよく分からない理由が心のそこにあったのだが、それが明確に示されておりよい。今の会社も同じような感じだ。若者ばかりが割りを食っていて、既得権を持つオヤジ世代が巧妙にそれを保護しようとするという考え方。目が覚めるような一冊だった。ちなみに3年とか言う数字は意味がない。

○47「プレカリアート」雨宮処凛、2007、洋泉社新書
感想:漫画喫茶で寝泊りするような若者世代がどうして作られているのかを問うた問題作。作者は僕と同じ32歳とういうのもびっくりだが、その取材の確かさは信用できる。石原信太郎との対談は緊張感が伝わり、すごい。同世代で大した人がいるもんだ。ただ、主張は少し社会党的というか共産党的というか、国による保護が前提のような感じがして気持ち悪いところもある。
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