パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

60冊目~62冊目

2008-02-16 18:20:59 | Weblog
△「爆笑問題のふざけんな俺たち!!」爆笑問題、2005、集英社
感想:
週間プレイボーイに連載されていた爆笑問題のコーナーを集めた本です。2004~2005の話で、その時々の話題が書いてあり、「そーいえばこんなことあったな」と思って読んでいました。それにしても太田のほうは、結構本を読んでいて、
アーヴィングのことなどを話題にするなど、オタクぽい感じがしました。

◎「貧乏するにも程が有る」長山靖生、2008、光文社
感想:
主に夏目漱石、森鴎外、石川啄木、芥川龍之介など、明治~大正のころに活躍した文豪達がどのようにお金を使っていたか、また困っていたかを、事実に基づいて丁寧に解説した傑作です。この筆者は鶴見大学の歯学部卒の歯医者兼文芸評論家ですが、そこらの文芸評論家よりも切れ味がよくておもしろい。それによく勉強している。おもしろかったのが、漱石と塩原家との関係や、東大教授就任を目前に辞退して、朝日新聞社に入社しようとしたときの交渉の内容とその理由、もし、朝日新聞のほかにも、京都大学や慶応から声がかかっていて、もし、朝日でうまくいかなければ、京都大学の教授になっていた可能性が高い、石川啄木は小さいときからの贅沢癖が治らず、成人してからも家族を困らせては、なんとか文筆業で生計を立てようとしていたが、普通はもうちょっと汗水たらして働けよと思うことなど、おもしろいエピソードがたくさんありました。

◎「組織行動のまずい学」樋口晴彦、2006、祥伝社新書
感想:
ほんのささいなミス”から起きた重大事故、事件を徹底解剖
●JR西日本脱線事故の原因
●「ほんのちょっとしたこと」が積み重なると
●過去の教訓を忘れた日航と雪印
●アウトソーシングが引き起こした美浜原発事故
●「コンコルドの誤り」とは
●対応のタイミング松下電器と参天製薬の差
●相次ぐ不正経理事件は、なぜ起きる
●有能な社員ほどチェックせよ
●和歌山カレー事件と女子中学生のレポート
などが主な内容ですが、美浜原発の例、有能な社員ほどチェックしろなどがおもしろい。
雪印は過去に同じ中毒事故を起こしていたり、
松下と参天だと、ヒーターと目薬の回収のときの発表のタイミングが違い、大きく企業姿勢を問われたなど。
いわゆる失敗学のようなものですが、購入しても良いかもしれません。

これで62冊になり、昨年の62冊と並びました。
年間目標は80冊ですが、最初の目標が昨年以上なので、
一つ目の目標はクリアしました。次は63冊目、次に70冊目、最後に80冊目です。

残りのTOEICは3月に受けますがこれは目標には届きそうにありません。
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