パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

新銀行東京の失敗2

2008-03-09 03:33:17 | Weblog
以前に、新銀行東京の失敗について書いたが、やはり世間からの批判が強いらしく、続報で次々と記事が出てきている。

2400社が倒産したとのこと。それに、最初の経営陣が積極融資策をとったのが悪いという、石原信太郎の言い逃れのロジックである。

そもそも、多少業績が悪くても、中リスク中リターンでの貸し出しを狙った銀行を作ったのは信太郎である。
だから、設立当初はゼロスタートなのだから、とにかく貸さないと話にならない。そこで、貸そうとするが、すでに業況の良いところは既存銀行に抑えられているので、どうしても、リスクの大きい貸し出しが増える。これは当たり前の話である。そこを考えずに、今、業況が悪いのは、過去の経営陣だというのは言い逃れに過ぎないし、それならば、過去から一貫して指導に当たっている信太郎はなおさら責任をとらなくてはいけない。
信太郎は自分も過去から関わっていたくせに、自分は蚊帳の外と見せかけておいて、過去の人に責任を押し付けて逃げようとしているに過ぎない。

メガバンクでも過去の人に対して訴訟を起こすような愚行はしていない。せいぜい、退職金の凍結ぐらいだ。それは、金融の限界でもあるのだが、また、ある意味中の人間でないとわからない真実でもある。

これからこの銀行がどうなるかわからないが、希望を持って
新銀行東京に転職した多くの信金マンや地銀マンがとても可愛そうだし、お客さんも困惑しているだろうと思う。



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新日本製鐵は二流会社である

2008-03-09 03:13:13 | Weblog
かつての名門新日鐵はすでに二流会社になってしまったようだ。
最近では名古屋製鐵所での爆発事故。大きな事故であるにも関わらず、HPには何も声明が発表されていない。
普通の会社なら、あれだけ世間を騒がせたなら、何か第一報でもHPに掲載する。というか、新日鐵の規模・レベルの会社ならそんなのは最低限の話である。

さらに、橋梁の談合事件での長期の営業停止、最近でも談合で新日鐵の子会社が捕まっていた。

少し前だが、経団連の提灯記事ばかり載せる日経もさすがに、「コンプライアンアス違反ばかりが続く新日鐵ははたして、経団連の副会長会社として適切だろうか?」というきわめて良心的な記事が掲載された。
それ以降はいつもの新日鐵万歳の記事に戻ってしまった。

新聞報道で誤りや、決定してない話が掲載された場合は、神経質なほど即日にHPに掲載するにもかかわらず、自社の事故を載せないとは何事だろうか。また、名古屋製鐵所はちょくちょく社内外注で死亡事故を起こしており、安全管理をきちんとしているのか大きな疑問が残る。

最近では、トヨタ系が安全が一番、次に品質というように、
安全に対する意識が非常に高い。にもかかわらず、経団連会長を務めた、かつての名門企業新日鐵ならばなおさら、死亡事故が頻発する工場は操業停止にしても良いのではないか。
それで自動車メーカーから多額の賠償金を請求されたところで、自社の管理があまりにずさんなのだから、仕方がないのではないかと思う。

二流会社新日鐵の再起を願う。

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