パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

33冊目

2006-07-26 23:48:37 | Weblog
◎33「ジャック・ウェルチわが経営(上)」ジャック・ウェルチ他、2001、日本経済新聞社


感想:
大前氏が、「たくさんの日本の経営者が読んではいるが、なかなか実践しようとは思わない」と、
紹介していたので、読んでみることにしました。

表紙から、「羊たちの沈黙」でおなじみのレスター博士にえらく似ているので驚きましたが、
その中身もすごい。この人GEに新卒入社したのですが、傲慢を撒き散らしながらも、
会う人々、特に上の人から好かれる人柄らしく、どんどん上り詰め、
最後には異端児が名門GEの会長にまで上り詰めます。

自身でも、短気で、かっとなって人を首にしたり、とにかく、実績が出ない人や、
自分と考えの違う人を首にするのが大好きで、専制君主ぶりを如何なく、
自分で疑うこともなく発揮しています。おかげで、
ニュートロン・ジャック(中性子爆弾?)というあだ名をマスコミにつけられ、
えらく辛かったと繰り返し語っています。
このことからも、この人がいかに異端の経営者かがわかると思います。

しかし、自らの誤りは率直に認めたりもしており、むしろ会長になってからは全うな経営者になって行きます。
有名なシックスシグマや、1、2位以外からの業種からは撤退する、成績下位10%の人にはやめてもらうなど、
大変なアイデアマンです。

気に入られたら良いけど、嫌われたら首です。オーナー企業ではあるまいし、やりすぎでしょう。
ただ、ぼくはこういう会社では決して働きたくありませんが、経営者は好きなので、大変面白いです。
日本電産の永守さんと通じるようなパッション型の経営です。

ウェルチさん自身は、たぶんそれほど優秀ではないと思いますが、素直に、いろいろな優秀な人を優秀と認めて、
その人を最大限活用する術には非常に長けています。
昔読んだドラッガーの本にも似たようなことが書いてあった覚えがあります。
リーダーは優秀でなくてもよいが、優秀な人を使うことができれば良いようなことを。
下巻も楽しみです。

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コジマでパソコンを買う

2006-07-26 01:07:19 | Weblog
パソコンのハードがいきなり壊れたので、コジマに買いに行った。
係りの人に聞くと、大体5年でハードは壊れるらしい。初めて知った。
おかげて5年間蓄積した資料やデータがすべてパーになってしまった。

価格は非常に安い。価格コムで大体の見当を付けていたのだが、その価格に匹敵する価格だった。
消費者としては、大変得した気分になったが、いざメーカーの立場で考えると、大変なことだ。

半年たつと、かなり値引きされている。
メーカーが利益を上げる前に、次のモデルが出るのではないかと心配になった。
メーカー泣かせも良いところだ。
最近はほとんど海外で生産しているのでなんとか採算が取れているのだろうけど、
中国でも労働者の賃金が上がっており、今後はわからない。

あまり安すぎるのも、生産者に敬意を払っていないような気がして、気が引けるものです。




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