主税日記 - 藤本主税公式ブログ

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“プロの世界”

2009年03月18日 | Weblog
今日も2回練習やってきた!

その午後練習の前に、ミーティングで監督から“プロの世界”というテーマで話があった。

昨日見た方も居るかもしれないけど、TBSでやっていた『プロボクサー 辰吉丈一郎さんの密着取材』を引き合いに出して、プロとは…という、当たり前のようで当たり前にできない“プロ意識”について話があった。

「君たちは大好きなサッカーがやれていることを最高の幸福だと思いなさい」

24時間サッカーのことを考え、その為に生活もプロ仕様にする。変なプロ意識を間違えて覚えてはいけない。そういうことを監督から話してもらった。

そして、斎藤(マサ)さんの話になり、広島戦で交代要員としてライン際まで来て、そのまま試合が終了してしまったにも関わらず、勝利したことを称えながら笑顔で選手一人一人を出迎えていたマサさんの姿が、何よりチーム愛だし、プロのあるべき姿だったと言ってました。

実際、俺もそれを見ていたし、もし自分がマサさんの立場だったら同じような態度で選手を迎え入れることができたかというと、正直「NO」だったかもしれない。

試合に出られない悔しさ・屈辱感はもちろんあっただろうし、33歳という年齢を考えてもプライドが少なからず傷ついたと思う。

それでも選手を温かく笑顔で迎え入れてくれたことは、本当にチームにとって有難いことだし、チーム愛を感じることができる。

監督は「あの姿が大宮の好調さを象徴している」と言っていた。

俺らは強豪でも何でもない。一人一人の思いを一つにし、チームワークで弱い部分をかばい合って行くことが強みでもある。それを象徴しているのがマサさんのあのプロフェッショナルな姿だったと、恥ずかしながら監督から聞いて俺も初めて気がついた。

それに気が付けない自分が情けないし、試合に出ていた選手にしか気が配れなかったことは、自分自身が勘違いしていたということ。

チームみんなで勝ち取った勝利だし、それは出ていた選手だけではなくて、サブの選手・監督・コーチ、そして応援してくれた多くのサポーター、裏方のスタッフみんなのお陰だということを決して忘れてはいけない。

今回、監督からの話を聞いて、改めて自分自身の思い違いを痛感させられた。

こんなことを書くことさえ恥ずかしいことだけど、マサさんのその素晴らしい姿、器の大きな人間性をみんなにも知ってもらいたくて書くことにしました。

これから続く長いシーズンを、チーム一丸となって戦っていきたい。

chikara