主税日記 - 藤本主税公式ブログ

ロアッソ熊本 藤本主税の素顔がわかる公式ブログ!

厳しい・・・

2006年10月15日 | Weblog
昨日は磐田に1-2で負けました。本当に勝ち点3が遠い・・・。

自分たちも試合を終える度に、あそこが悪かったから直そうとか、コレが悪かったからこうしようとか、反省をしながらやっています。そうした中で、チーム自体は悪くないという印象もあって、勝利はすぐそこまで来ていると思うんです。それでも、やはり現実は厳しく、近いようで遠い勝ち点3が、これほどまでに奪えないとは想像していませんでした。

正直なところ、試合直後のマスコミとの対話でも、すぐに言葉が出てきません。質問されても考える時間が必要で、出てきた言葉が正解なのかどうなのかが、自分自身でも分からないというのが本音です。

1日経って冷静になると、どこがダメで、どこが良かったのかを把握することは出来ますが、昨日の時点では「どうしてだ・・・」という気持ちがいっぱいで、質問自体何を聞かれたかを思い出せないくらいです。

決してチームとしての問題だけではなく、細かく言えば、個々の1対1の場面や、責任を果たしていないプレーなど、個々のちょっとしたミスの積み重ねで、今の悪い結果を招いていることは、間違った表現ではないと思います。もっとチームの約束事を全うする気持ちが必要だし、特に後半の立ち上がりで、ここ2節はセットプレーという形でやられているので、集中力がなかったと言われてもおかしくないと思います。

そして僕が一番感じるのは、負けている時によくある現象なんですが、「思い切ったプレー」が出来ていないということです。クロスを上げられるのに上げない、シュートを打てばいいのに打たない、サイドで勝負しても良いのに勝負しないなど、ミスを恐れていると思える状態が今は続いているように思います。これは、“せっかく攻撃してきてここまで来たのだから、大事にしなければ”という気持ちが働いてしまうせいだと思うんです。勝っている時は、こういったプレーも恐れず、思い切ってやり抜けるものですが、負けているとどうしても大事にしてしまいがちなんです。

このメンタル面での壁を乗り越えなければ、次のステップに進むことは出来ないんじゃないかなと、僕自身はすごく感じています。去年7連敗した時も、僕は同じようなことを書いた覚えがあるのですが、今はそれと本当に同じような状況にあると思います。

チームとしてやっていることには、全く不安はありません。信じてやるだけです。ただ、個々のメンタル面での改善をしなければ、現状から抜け出すことは難しいんではないかと思います。

そうしたことも、来週のトレーニングで選手に伝えながら、決して下を向くことなく、前を向いて勝利だけを目指して、やっていきたいです。

勝ち点3はすぐそこまで来ています。自分たちの力を信じて、サポーターの「力」をいっぱい感じて、必ず現状を抜け出したいです。