本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

美女とバーゲン

2006年01月11日 23時07分56秒 | 風物詩
去年の12月31日の夜は、どこへも行かずに家で大人しくしていました。
テレビでは、2つのチャンネルで格闘技の特番をやっていました。
わがパートナーは、世の多くの男性と同じく格闘技というとテレビに目が吸い付いて離れないようなのですが、その日も、不満顔の私をよそ目にチャンネルを忙しく交互に変えながら画面に見入っていました。

やけくそになった私は「ふんっ、そんな男祭りなんか!」
巨体の男性二人が上半身裸で組み合っているのは、私の目からはタダの男祭り。
ブツブツ言いながら憂さを晴らしつつ、いつしか眠ってしまいました。

以来、わが家では格闘技のことを「男祭り」と呼ぶようになりました。

年が明け、ただ今バーゲンの季節真っ盛りです。
バーゲンと言えばいわば女の格闘技。前例にならえば「女祭り」ということになりましょうか。「女祭り」のリングもまた、「男祭り」に負けないくらい熱気がムンムンと漂っています。
かく言う私も、自分の好みの品物がありそうと見るやいなや目がランランと輝き、自分でも驚くほどテンションが上がって普段とは違う機敏な動きで店内を動き回ります。

また、「女祭り」は女の本性が否応なくムキ出しになる場所でもあります。
私の友人が先日バーゲン会場で、目に付いたものを手にとって見ていたところ、横から手が伸びてあっという間にそれを持って行かれてしまったとのこと。
あまりのことにボーゼンとなりながらその手の持ち主を目で追いかけると、なんとキレイに着飾った、スタイルのいい、若くて美しい女性だったそうです。
私も本日バーゲンにおいて似たような体験をいたしました。

美しい女性に目の前でそんなことをされると、された方はかなりのショックです。
まさか、あんなにか細くて美しい女性が、他人が手に取っているものをひったくるようにヨコドリするなんて信じられない...いくら女の格闘技の場であろうとも、それはまったくの反則ワザではないか!という憤懣やるかたない気持ちでクラクラしました。
が、しかし年々タフになっている私はすぐにショックから立ち直り、やはり人間は外見という「仮面」にダマされてはならぬのだな、とひとりごち、バーゲン会場を後にしました。

世のプロレス好きの未婚男性の方々は、女版格闘技を見物するつもりでバーゲン会場に行かれてみるのもよろしいのではないでしょうか。







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2 コメント

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Unknown (えりお)
2006-01-13 18:02:16
ほほほ、今年は資金不足で女祭り参戦はないな~と

思っていたのに、今日待ち合わせまで時間があって

ふと気がつくと、そこは銀座、セール期間中なので

ありました。



そして、お店を出てきた私の手には大きな紙袋が…。



最近、もう私に物欲はないかも!なんて思ってたけど

単に街に出てなかったからみたい~甘かった(苦笑)。

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悲しい女のサガなのか... (ちえ蔵)
2006-01-14 11:49:48
えりおさん、私もまったく同じです。

おかしいな、この間は「もうわたし服に対する執着もなくなってきたのね」なんて妙に落ち着いた気持ちになっていたはずなのに、バーゲンを目にすると血沸き肉踊り、女祭りに参戦してしまうんですからねえ。



悟りの心境まではまだまだ遠いですな、オホホ。
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