本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

ムダを楽しもう

2006年08月25日 09時26分06秒 | 心についてのあれこれ
実は、9月の初めに初ライブをすることになりました。
10年以上、キューバの音楽が好きでダンスはずっとやっていたのですが、今度はキューバの歌をいつか人前で歌いたいと思って約3年前から歌をいろんなところで習っていました。
キューバの歌の先生はなかなか日本では見つけることができないので、ヤマハのポピュラーボーカルのレッスンにも通ったり、メキシコのギタリストの人に習ったり。
最近は、朝日カルチャーセンターでクラシックの先生のボイストレーニングを受けています。

クラシックの先生は、50台半ばぐらいの男性の先生ですが、とてもいい先生です。
パワフルでユーモアがあって、熱心で、当然ですが、とってもいい声をされています。そして指導においては、懐が深くて指摘するポイントが的確なので、ベテランの先生であることが私にも分かります。

いつも人前で歌うときには上がってしまう私なのですが、初回先生の前で歌ったときには、(先生のパワーに押されてか)そんな暇もなく、ただ無心に一生懸命歌っていました。そして、なぜかその時にはとてものびのびと歌えて、それがとても楽しかったのです。

ただ、指導してもらう中には、なかなか先生の指摘してくれる通りに歌うことができないことも多々あります。その場では、「え?ホントにそんな風にやる必要があるの?」と、思うこともあったり。でも、他の生徒さんの歌を指導する様子を聞いていると、なるほど、先生の言うことはもっともだ、と思うので、自分の歌になるとなかなか冷静に判断するのは難しいということなのでしょう。そのため、毎回レコーダを持っていって自分の歌と先生の指導の様子を録音しています。

が、しかし。クラシックのトレーニングをすれば、私が歌うキューバの音楽の歌を歌う時にも、役に立つだろう、と思って始めたのですが、先日ライブのリハの時にさっそく習ったテクニックを生かそうと思ったところ、なかなか上手く生かすことができませんでした。
それで、「う~ん。クラシックの先生に習う意味はあるのかな~?」と考え始めていたのです。

でも、昨日、クラシックの歌のレッスンの帰りの道すがら、ふと閃きました。クラシックのレッスンをすぐキューバの歌に生かそうとするのはやめよう。役に立つかどうかは分からないけど、クラシックのレッスンはなんだか楽しい!それを大事にしよう、と。

人生にはムダと思えることこそが大事なんだ、ということを最近思い始めていたところだったのですが、それでもついつい効率優先思考になっていたことに気が付いて、苦笑したのでした。

自分を大事にする

2006年08月22日 12時26分45秒 | 心についてのあれこれ
またまた御無沙汰してしまいました。
このところ毎日が目まぐるしく、ブログを書く暇がありませんでした。
先週の初めはパートナー殿の御両親に招待されて新潟の湯沢へ、週末はキューバの老舗バンドを見に福岡の能古島というところに行ってきました。
二つともとっても有意義な旅でありましたが、どちらにも共通していた私自身のテーマは、「自分を大事にする」ということでありました。

実は、まだ体調が本調子ではありません。だけど、いつまでも家に居るばっかりでも仕方がないので、絶対に無理はしない、ということを目標に、パートナー殿と出かけることにしたのであります。パートナー殿にも、「私は自分のペースでやるからね」と宣言いたしました。

この「自分を大事にする」というのが、実は私にはちょっとムズカシイ課題なのであります。他人といると、どうしても気を遣ったり、楽しくしようとか、迷惑をかけないように、とか思って無理をしてしまうので、自分の欲求が二の次になってしまうことが多いのです。我慢することが習い性になってしまっているし、「自分を大事にする」ということと、「わがまま」との区別がよく分からないところがあります。
特にこの国は「我慢」を美徳とし、「自己主張」とか「わがまま」を嫌うので、私の他にも、常日頃「我慢」ばかりして、自分を大事にできていない人はたくさんいるのではないでしょうか。

今回の二つの旅では、自分の体調をバロメータにしました。最近は歯の調子が悪いので、疲れてきて「歯」の周りがズキズキしてきたら、すぐ休むか、引き上げるかする、と決めました。

湯沢では、彼の御両親と弟夫婦と子供3人、それに私たち夫婦とで、始終なごやかに過ごすことができました。ロープウェーに乗って、「アルプの里」という山の上の自然公園のようなところに行って、美しい自然を堪能し、夜は花火を見て楽しみました。
実は去年も招待されて、パートナー殿は短期海外研修中だったため、私一人で湯沢に行ったのですが、そのときは、2歳の男女のふたごちゃんと5歳の女の子と初めて一緒に過ごすので、ハリキリすぎてしまい、帰ってからどっと疲れが出てしまったのでありました。

今年は会ったときからすでに、力のない雰囲気を醸し出していたように思います。
そんな元気のないおネエさん(ホントはオバさんだけど)のところに、いつも楽しいことがしたい子供は寄って来ないだろう、と思っていたのですが、なんと、子供たちはそんな元気の無い私でもなついてくれました。それがなんだか意外で、とても嬉しく思いました。こんなに元気のない私でも好いてくれるなんて。

次の日はもう帰る日でしたが、午後まで部屋で子供たちと遊んでいた私は、急に歯が痛くなり始め、目がかすんできたので、「あ、これは合図だな」と思って、「歯が痛くなってきたので」とパートナー殿の御両親に言ってすぐに引き上げさせてもらいました。

福岡の旅行でも、なにしろ炎天下での一日がかりのイベントだったので、ちょっと具合が悪くなりかけた場面もありましたが、概ね自分を大事にすることができたかな、と思っています。

自分ひとりで行動する場合は良いけれど、他の人も周りにいるときに、「無理をせずに自分を大事にする」ということは、なかなかムズカシイことでありますね。

ダンスの効用

2006年08月08日 12時23分41秒 | Weblog
思う存分寝たおかげで、少しずつ具合が良くなって来ました。ああ、辛かった。今までの人生の中で一週間もの間、こんなに昼も夜も寝続けたことはありません。良くなってきた、良かった良かったと内心ホッとしていたら、今度は私の周りの人たちがバタバタと倒れてしまっているようです。スペイン語の先生に2、3日前に電話をしたところ、おばあさんのような声で電話に出て来ました。彼女には私が風邪を引いて以来ずっと会っていなくて、メールでやりとりをしていたのですが、「インターネットからあなたの風邪がうつったわ。」なんて冗談を言われました。ほんとにすごく風邪が流行っているようなので、みなさまお体には十分気をつけて下さいませ。

一週間寝る以外何もしていなかったのですが、その間、最近私がときどきサルサを教えに行っているある都立の高校のことを考えたりしていました。私のスペイン語の先生はその高校のスペイン語のクラブで週2回スペイン語を教えているのですが、9月の文化祭で出し物をやるのでクラブの生徒たちにサルサを教えてくれないか、と頼まれたのでした。面白そうなので、ボランティアなのですがやってみることにしました。

私がサルサを教えているのは2年生と3年生のクラス。2年生のクラスは男子生徒が多くて、照れくさくて、やる気のないダラダラとしたポーズをとっています(サルサはペアで踊りますのでね)。3年生は女子の方が多くて、こちらは対照的に雰囲気はノリノリです。
なんと言っても若くて柔軟な心身をしているので、大人がなかなか覚えられないようなことも、あっさり覚えてしまいます。2年生の男子生徒は表面上はやらされてイヤイヤやっている、というカンジですが、それでもところどころで、興味はあるんだなということが伝わってくるところが可愛い。女の子も、ターンをさせてあげると、嬉しそうに回るので、喜びが伝わってきます。これは、若い子も年配の人も同じ。教える側からすると、初めてターンを教えるときというのは、相手の女性がすごく喜んでいるな、というのが顕著に感じられる瞬間です。それは、女性が自分のためだけに時間を与えられた瞬間だからなのかも知れません。

誰かが、ダンスは人類の最古の娯楽だ、と言っていたような気がします。
嬉しいことや、いいことがあったときには、飛び上がって踊り出したくなりますよね。ダンスとは、生きる喜びの表現であると私は思っています。私はサルサが好きだけど、サルサという音楽が好きでなければ他の音楽でもいい、自分の好きな音楽に合わせて体を動かす、そうすると喜びが溢れ出すはずです。その感覚を、大事にして欲しい。人間の根源の部分にある喜びを大事にする、ということはとても大事なことだと思うのです。

私が教える高校生たちは、ときに、大人の顔色をうかがいながら行動しているな、と思うことがあります。でも、そうじゃないのよ、間違えてもいいの、はみ出してもいいのよ、どうしても嫌なことはやらなくてもいい、でも、人生は短いのだから、色々な事を試して、自分の心が真に楽しめることをやりなさい、ということが伝えられたらいいな、と思っています。

風邪に御注意

2006年08月02日 14時09分27秒 | Weblog
実はまた風邪をぶり返してしまい、日曜日の夜から、ずっと寝込んでおります。
(今は8月4日金曜日の夜です)最近寒かったり、暑かったりと天候が不順だったので、体の調節機能が狂ってしまったようであります。
今度はしかも、足の付け根やら、腰やら、顔の左側の神経、首の右側など、あちこちが痛くてかなり苦しい風邪です。
顔の神経があまりに痛いので、水曜日の朝とりあえず痛み止めを飲んで、耳鼻咽喉科と歯医者に行ってきました。
「歯自体はなんでもないけど、歯茎から菌が入って神経にさわってるみたいだね。滅多にこんな症状はないんだけど、珍しい病気になるもんだね~」とお医者さんに言われ、なんだか複雑な気持ちで帰ってきました。

以前は、どんなにひどい風邪やインフルエンザでも、2日もすると寝飽きてしまって、起き上がったりするのが常だったのですが、今回はしばらく起きてると、やっぱり眩暈やら頭痛やらで、布団に逆戻り。テレビをつけて見る体力もなく、よくこんなに眠れるなー、と自分でも思うくらい眠れます。

というわけで、眠り姫(^^;は眠りから覚めてから、またブログを始めたいと思いますので、それまでどうぞ見棄てないでやって下さいね。

巷でも風邪が流行っているようですので、皆さまもお気をつけあそばして。