以前のブログにも一度書きましたが、現在朝日カルチャースクールで二週間に1回、ボーカルトレーニングを受けています。
生徒は大体10人くらい、一人ずつ順番に10分強みっちり指導を受けます。
先生はクラシックの先生でありますが、ジャンルは問わない、というので私はいつも自分が好きな歌いたい曲の楽譜を持って行っています。
最近私はアメリカのミュージカル映画「五線譜のラブレター」の中の"Let's Do It, Let's Fall in Love"という曲を練習しているのでありますが、指導してもらっているとき、「あれ?この先生誰かにしゃべり方が似てるよな~」とボンヤリ考えていたところ、ああ、そうそう、分かった、オードリーヘップバーンの映画「My Fair Lady」の中のヒギンズ教授にそっくりなんだ!と思いつきました。(みなさんご存知だと思いますが、映画の中でオードリーヘップバーンは貧しい労働階級の娘で、ひどいなまりのある英語を話しているのですが、ひょんなことからヒギンズという言語学の教授に出会い、英語やマナー、ダンスの特訓を受けて、社交界にも出られるレディーになる、というお話しです。)
他の生徒さんの番のときには、「もっと体の幅を広げたイメージを持って歌ってみな」と言って、両手を真横に広げたまま歌わせてみたり、「後ろの空間も意識して歌ってみな」と言って部屋の中をグルグル歩きまわりながら歌わせてみたり。ご本人は大真面目で力説しながら(ヒギンズ教授のように)指導してくださるのですが、やることが突飛なので、見ている生徒は可笑しくてよくクスクス笑ってしまいます。
指導されている方は訳が分からず、言われたままそれをやるのですが、客観的に聞いていると、本当にそれをやっていると不思議に歌が良くなるのが分かります。
さすがに見えないものを商売にして極めている人だけあって、理屈じゃなくて、生徒に「こういうイメージ」というのを持たせて奮い立たせるというか、魂を呼び起こすというか、そういうのが上手なんだろうなあ、と感心してしまいます。
さて、今回の私の歌はswingで、ちょっと楽しいリズムの歌なのですが、「これは歌おうと思わずに、もうしゃべっちゃいな。それでその声をそのまま歌にしたらどう?」「ちょっとこの椅子に座ってみて、体を動かしながら歌ってみな。それで、途中で立ち上がりたくなったら立ち上がっちゃいな。」「自分をさ、ショーガールだと思っちゃってさ、踊りながら思いっきり歌ってみな。」というご指導。
まさに、「五線譜のラブレター」の中ではアラニス・モリセットがショー・ガールに扮して歌っている歌なんですけどね!
ああ、この先生、ヒギンズ教授に似てる!と思った瞬間から、ああ、そうだ、それじゃ、私はオードリー・ヘップバーンの役で、ヒギンズ教授に特訓を受けてるんだわ!と思ったら、ボーカルレッスンも、なんだか映画の一場面のようじゃない?と思えてとっても楽しくなってしまったのでした
オードリーヘップバーン・ファンの皆様、ま、これは私のムソウですからね、夢想!
生徒は大体10人くらい、一人ずつ順番に10分強みっちり指導を受けます。
先生はクラシックの先生でありますが、ジャンルは問わない、というので私はいつも自分が好きな歌いたい曲の楽譜を持って行っています。
最近私はアメリカのミュージカル映画「五線譜のラブレター」の中の"Let's Do It, Let's Fall in Love"という曲を練習しているのでありますが、指導してもらっているとき、「あれ?この先生誰かにしゃべり方が似てるよな~」とボンヤリ考えていたところ、ああ、そうそう、分かった、オードリーヘップバーンの映画「My Fair Lady」の中のヒギンズ教授にそっくりなんだ!と思いつきました。(みなさんご存知だと思いますが、映画の中でオードリーヘップバーンは貧しい労働階級の娘で、ひどいなまりのある英語を話しているのですが、ひょんなことからヒギンズという言語学の教授に出会い、英語やマナー、ダンスの特訓を受けて、社交界にも出られるレディーになる、というお話しです。)
他の生徒さんの番のときには、「もっと体の幅を広げたイメージを持って歌ってみな」と言って、両手を真横に広げたまま歌わせてみたり、「後ろの空間も意識して歌ってみな」と言って部屋の中をグルグル歩きまわりながら歌わせてみたり。ご本人は大真面目で力説しながら(ヒギンズ教授のように)指導してくださるのですが、やることが突飛なので、見ている生徒は可笑しくてよくクスクス笑ってしまいます。
指導されている方は訳が分からず、言われたままそれをやるのですが、客観的に聞いていると、本当にそれをやっていると不思議に歌が良くなるのが分かります。
さすがに見えないものを商売にして極めている人だけあって、理屈じゃなくて、生徒に「こういうイメージ」というのを持たせて奮い立たせるというか、魂を呼び起こすというか、そういうのが上手なんだろうなあ、と感心してしまいます。
さて、今回の私の歌はswingで、ちょっと楽しいリズムの歌なのですが、「これは歌おうと思わずに、もうしゃべっちゃいな。それでその声をそのまま歌にしたらどう?」「ちょっとこの椅子に座ってみて、体を動かしながら歌ってみな。それで、途中で立ち上がりたくなったら立ち上がっちゃいな。」「自分をさ、ショーガールだと思っちゃってさ、踊りながら思いっきり歌ってみな。」というご指導。
まさに、「五線譜のラブレター」の中ではアラニス・モリセットがショー・ガールに扮して歌っている歌なんですけどね!
ああ、この先生、ヒギンズ教授に似てる!と思った瞬間から、ああ、そうだ、それじゃ、私はオードリー・ヘップバーンの役で、ヒギンズ教授に特訓を受けてるんだわ!と思ったら、ボーカルレッスンも、なんだか映画の一場面のようじゃない?と思えてとっても楽しくなってしまったのでした
オードリーヘップバーン・ファンの皆様、ま、これは私のムソウですからね、夢想!