
4/5(土)ツレと袖ヶ浦市・延命寺の百地蔵尊を撮影して来ました。何度も紹介しているのでご存じの方も多いと思いますが、この寺は春と秋のお彼岸になると裏山の百地蔵や無数の石版に地蔵札を貼って先祖を供養すると言う行事が行われています。現在ネパール旅行記を掲載中ですが、桜咲く百地蔵を差し込みました。
この近郊で行われているフダハリ、フダブチと言われる行事。一体のお地蔵様に約100枚の札を貼るのですが、中々大変な作業です。春のお彼岸から2週間ほど経っているので、札はかなり剥がれていました。それでもそれぞれのお地蔵様や石版には多くの地蔵札が残っていました。
延命寺は神亀元年(724年)行基上人が創建したと言われる古刹。行基上人は奈良の大仏鋳造を指揮した人物で、日本で最初の大僧正の位を贈られた僧侶と言われています。
また延命寺には豊臣秀吉が発布した禁制の古文書も残っています。この古文書は天正18年(1590年)のもので、36x48.5cmの大きさの紙に乱暴狼藉放火は厳罰に処すると書かれています。
昨日まで雨が降っていたので、百地蔵の置かれた山道がぬかっていました。体調も悪いので、百地蔵の坂道を上るのは諦めて近くのお地蔵様や石版を撮影しました。それでも帰る頃には不思議に元気が出てきたので、やはり延命寺百地蔵は袖ヶ浦のパワースポットです。