光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

疫病来るな!の奇習「かしま人形」今年は中止です-袖ヶ浦市

2020年09月16日 | 日記

 9月の第二日曜日の13日、袖ヶ浦市阿部の春日神社で毎年行われる奇習「かしま人形」を見に行きました。午前10時半頃に行ったのですが、人形作成場所の集会所は閉まったまま。通りがかった人に今年は「かしま人形」はやらないのですか?と聞いてみました。すると「新型コロナで中止ですよ」と気の毒そうに答えてくれました。

 残念です。仕方がないので何時もかしま人形が置かれている場所を撮影しました。下の2枚は以前撮影した「かしま人形」です。





 この「かしま人形」と言う奇習は、毎年9月新しい藁を使い等身大で男女一対の武者人形を作成、無病息災、悪霊病魔退散、五穀豊穣を祈願して鎮守の春日神社に奉納する行事です。私はツレと昨年9/8に行われたこの行事を見学に行きました。その時の状況は紹介していないので、今回ブログにUPしました。御覧ください。



  午前9時頃からかしま人形に使う藁(わら)を集会所の横に集め、藁すきや藁の長さによって種分けを行いました。



 ベテランの方の指導のもと藁人形が組み立てられていきます。ここでも後継者不足が深刻です。指導しているベテランの方がいなくなるともうこの行事は復活できないのではと、区長さんが嘆いていました。





 この日は台風が近づいていたので天気が不安定。途中から雨が降ってきたので、集会所の中に移動し作業を続けました。そして昼前に完成、ただ台風が来ているので後日鳥居に設置すると言う事でした。





 そして台風15号が去った後。9/13に春日神社の前に置かれた「かしま人形」を見てきました。台風の雨と風で少し歪んでいましたが立派に村を守っていました、感激しました。



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