2020年の1月2日に千葉県の富津漁港で行われた船祝を撮影して来ました。毎年この行事を見にツレと車で訪問しているのですが、ツレは今回所用があり私一人の撮影です。
自宅から約1時間かかります。富津漁港に着いたのは午前8時10分。もう沢山の人が漁港に集結していました。
漁港には何隻も漁船が停泊していますが、その中の1隻に大漁旗が上り、船長が船尾や船首にお神酒をかけていきます。最後に乗組員４人が乾杯の後若い漁師が船首に立ち、手をあげ「オモカジヨー」「トリカジヨー」「ヨーソロー」と操舵（そうだ）の号令をかけます。身が引き締まる瞬間です。そしてお捻りが豪快にまかれていきます。
これは毎年新年2日に富津漁港で行われる豊漁と安全を祈願する「船祝」です。午前8時頃から子供や親子ずれ200～300人が船上からまかれるおひねりを奪い合います。
子供達も心得ていて、大きな「たも網」を持って参加しています。
次に場所を移動して漁協のある埠頭に行きました。丁度昨年写真を撮った「斉誠丸」の人たちが大漁旗を上げているところでした。
そしてお捻りをまき始めました。私には手渡しでお捻りを持って来てくれました。
暫くお捻りを拾う人を撮影しましたが、となりにいた若者がこんなに獲ったと成果を見せてくれました。私は押されて海に落ちそうになりましたが、非常に面白い「船祝」です。そして最後に右端の埠頭の漁船がお捻りをまき始めたのでそちらに向かいました。
