やっぱブログだべさ。

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 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

スウェーデン博物館のお話。

2008年06月04日 | Chicago!
 今日こそはAndersonvilleのスウェーデン博物館へ行こうと思っていたら、朝お友達のSarahからお電話。「今日Andersonvilleに行こうと思ってるんだけど、ランチでもどう?」って言うので、丁度イイから博物館→スウェーデンランチのコースに決定。

 この博物館は、スウェーデンからシカゴへの移民に関する資料が多く、子どもにも分かり易く説明してあるので、学校の社会科見学で来るこどもっちが多いみたいです。

 1階は、スウェーデンのアーティストの作品展示。今やっているのは、Martin Bornholmって人の絵とEva Sköld Westerlindの写真。人形を使って撮った、この作品集が気に入りました(ので、見てみてね)。

 2階は移民について。1866年から2年ほど穀物がとれず、スウェーデンからアメリカへの移民が増えたそうデス。って事は、日本では大政奉還の頃。って何の参考にもならない比較だけど、まぁその頃って事です。マネキン人形を使って展示してあるんだけど、どれも悲壮な顔つきだった で、最初はニューヨークのエリス島へ着いて、これまた皆悲壮な顔で。

 で、その後シカゴに皆で移るんですわ。Andersonvilleって名前はこのエリアを開拓したスウェーデン人の農夫のAndersonさんの名前か、デンマークの偉い人、Andersonさん(って言うより、アンデルセン)の名前から取ったそうな。なんでデンマーク人?? 

 段々と人も増えて、街も大きくなって、スウェーデンで信仰していた宗教もシカゴで信仰出来る様になって云々。スウェーデン男声コーラスなんかも出来ちゃって、Chicago Symphonyの昔のホールでも歌ったそうデス。
 
 と、そこにあった民族衣装のお写真 


 それと、見つけちゃったばよりん。と言うより、fiddle。こんな弓!と思いましたが、むか~~~しはこんなのだったんです。


 その隣には、フクザツな楽器が。Nyckelharpaというそうで、英訳はkeyed fiddle。何と、弦楽器にキー(鍵盤もどき)がくっついちゃってるの!弦楽器の弦4本だけでも充分難しいのにさー、鍵盤まで付ける?!

 見難いけど、この楽器を弾いているおじさんの写真が右側に写っています。この楽器の説明の紙が置いてあったので、貰ってきました。

 それによると、時代と共に発展した楽器らしいのですが、最初は13世紀にドイツで作られた楽器で、14,15世紀にはスウェーデンでも使われ始めたそうな。いちお、民族音楽用だけど、教会でも弾かれたらしい。
 
 で、どうやら弦を指で押さえるんじゃなくて、このキーで押さえるらしい。なんだ~これなら、チューニングさえ合ってれば音程狂わないじゃんChewieもこれに転向しよっかなー。
 で、メロディー用の弦&キーと、伴奏用の弦&キーがあるそうです。今日見たのは、多分20世紀初頭のモノで、キーは三列、メロディー弦三本、ベースの弦一本、12本の共鳴弦があり、半音階で3オクターブ音が出るそうでーす。
 …やっぱフクザツ

 今Wikipediaしたら、やっぱり載ってた。日本語はこちら。もっと詳しい英語はこちら。ついでに映像+音はこちら。この音好き~はまりそう


 今日はお友達と行って、しっかり展示を見ていないので、またいずれ、ゆっくり行きたいと思いマス。ちゃんと悲壮な顔したマネキンも写真撮らなきゃね

 ランチは前に母上と行ったSVEAに。ミートボールのホットサンドイッチwith大量のグレービーソース+マッシュドポテト。Sarahのveggi omletも美味しそうだった。
 その後、凝った感じのカフェ、KOPIに連れて行って貰った。最近のお気に入り、ミントホットチョコレート またKOPI行きたいな~。