元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

首の運動

2009-10-30 18:39:20 | 健康
本日のゆうゆう体操にて、84歳のYさんが・・・

「来るときに、近所のお友達に会ってね、
“どこ行きはるの?”って聞かれたから、“魚崎まで歩いて(電車2駅先)、体操教室に行く”って、
答えたらね、、
その人・・・“そんなに歩いて、また体操やなんて!? 体を壊すよ! おうちに帰りなさいよ”
って言いはるねん。
ほんで、その人は どこ行くかっていうたら、整骨院に行くねんて~?!
どないも、よう言うわんかったわ~ そんな人に説明するの、難しいね~」

こんなふうに、運動に対しての意識も 様々です。

今日、お店のカウンターでランチを食べていると・・・
“加圧トレーニング”やら、“ジョギング”やら、“波動”やらと、健康関連の用語が聞こえ、人々の健康への関心が大きく、たくさんの情報に敏感にもなられているようですが、その情報のとらえ方も 様々のようでした。
何を選び、どう進めば、自分のイメージする健康にたどり着くのか???



昨日の健康講座の質疑応答の中で、こんな質問がありました。

「これまで健康体操をいくつか受けたり、今日の講義の中でもありましたが、、
最近は 首を後ろへ曲げたり、後ろに回すことをしないようですが、なぜですか?
昔の体育や体操教室では 首を後ろに曲げたり、回す事もしていたと思うのですが・・・」



昔は なにを根拠として、体操のプログラムが作られていたのだろうか??と、考えいる事があります。
やってみて、これ・・・良いんじゃな~い!?という体感や、とりあえず、それを続けてみての体験だったのでしょうか?
私も 知識より先に、トレーニングをして、あとで機能解剖学を学んだとき、昔の人の体感というのは すごいな~!と知と体が一致する事もあれば、これは いかん!と排除したり、改正したエクササイズもあります。
今では 根拠のないもの、怪しげなものには 手をつけなくなりました。

運動は 薬に比べ副作用は少ないので、ちょっと間違った事でも、すぐには結果が わからなかったのかもしれませんね。
しかし、間違った運動をして、身体を痛めた人も多いかもしれません。

今では 以前に比べ、スポーツ医学、スポーツ科学も発達し、うさぎ跳びをしなくなりましたし、運動中に水を飲めるようにもなりました。
学生時代、何も分からずで、随分身体を酷使しました。

現在では 情報も キャッチしやすくもなりましたので、運動指導者も機能解剖学を学び、エビデンスをプログラムの奥に備えやすくなりました。
ひょっとして、世界のどこかの僻地では まだ、うさぎ跳びをしているところがあるかもしれませんが・・・。



前置きは 長くなりましたが、、こんな状況の中、首(頸椎)のエクササイズの安全性能が高まり、現在は 首を後ろに深く倒すようなエクササイズが無くなりました。
「え~!? やっている!!」としたら、要注意です。
頸椎の可動範囲は 前に60度、後ろは それより、可動範囲が小さく50度までしか動かない作りになっています。
カクン!と90度も倒したところで、伸ばされる筋肉もなく鍛えられる筋肉もなく、頸椎を支えるばかりか、頸椎に負担をかけるに他ならないのです。


運動をしなくても、頭の位置が悪い(姿勢全体が悪く、頭が胴体より前に出ている)事で、知らず知らずに頸椎を痛めている人も多いようです。
今日も 専門学校で頭部が前に出て姿勢の悪い子に注意しても、あまり治そうとしないんです。
今は 肩がこる程度で、頸椎に負担かけているという自覚がないようです。
首や肩がコル人、手が しびれる人、もう頸椎の疾患を持っている人、頭の位置は 大丈夫でしょうか??

頚椎


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2 コメント

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肩こりもあるんです (マーライオン)
2009-10-31 23:16:52
こんばんわ~。お久しぶりです。
おかげさまで股関節のリハビリ期間を無事終了して杖は完全に卒業して運動療法教室に戻ってます。
今日も教室で首ほぐしの時にトレーナー君が痛めるので後ろにまわさないでくださいねと言ってました。
昔はずいぶん無理をしてたもんですね。
それよりか体操教室に行くのに体こわすと心配された方に正しい指導のもと体操する事がとっても楽しく前向きになることを教えてあげたいですね!
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Unknown (chii)
2009-11-01 23:06:17
マーライオンさん、お久しぶりです。
リハビリ、ご卒業・・・本当におめでとうございます。
ご報告、とても嬉しく思っています。
これからは 運動を楽しんでくださいね~!!
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