元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ミロ

2010-04-24 19:05:19 | 身体
娘が帰ってきて、「寒いね~!」と言うと・・・
「そうかな~!?」・・・って、身体もココロも、あったかそう(!?)で、アイスを食べています。

「お昼から 自主練で楽器をつけて、3時間ぐらいずっと学校の中を歩いたり、走り回ったり、寝転んだりしててん!」
12kgもある楽器と仲良くしていたそうです!?

そこで思い出したのが、「クロトナのミロ」です。

トレーニング理論・原則として不可欠なのが“オーバーロード(過負荷)の原則”“漸進性の原則”
=筋肉には、適応作用というものがあり、重い負荷をかけようとするとそれに適応しようとして運動能力を高めようとする、生理機能を持っています。
トレーニング効果を出すには 一定レベル以上の負荷を、漸進的に筋肉に与える事が必要だという原則です。

運動生理学でトレーニングの原則を勉強するにあたって、「クロトナのミロ」の話がセットになります。  


「クロトナのミロ」というのは古代オリンピックの祭典で第61回から66回までレスリング競技に参加し、6回連続優勝した青年です。
 
ミロは、幼い頃、仔牛を肩にかついで毎日1キロの道を歩いていました。
仔牛の成長は早く、1年、2年と経つにつれ親牛になります。
ミロは 同じ牛をずっと毎日かついだので、数年後には人々が驚くほど筋肉隆々たる青年になったと記録されているそうです。

年々、成長に伴って重くなっていった牛に合わせて、ミロの筋肉もそれに適応していった・・・
という言伝えがあります。


ミロ! ミロ?・・・
どこかで聞いたことがありますね~!?

「強い子のミロ!!」ネスレのミロ・・・飲んだ事がありますか?
商品名の「ミロ」は彼の名前が由来なんです。

娘も・・・強いプレーヤーに育ってほしい!!!


でも、このミロには他にもこんな話があるんです・・・・・

古代オリンピックから離れて年を重ねるごとに老いて行ったミロ。
でも、剛力であったミロはその力を試そうと既に裂け目のある木の幹を引き裂こうとしました。
その手が木の幹に挟まって抜けなくなり、オオカミに喰い殺されてしまいました。

無理をしちゃ~いかん!
年齢・体力などを考慮する“個別性の原則”の大切です。

x196image_55210_v2_m56577569830569734ルーブル美術館には その場面が刻まれた彫刻が展示されています。



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