同じ時期に開催される・・・
東京国際映画祭 「コリアン・シネマ・ウィーク2012」 (2012年 10月 アイビー韓国日誌)
第25回 東京国際映画祭でも韓国映画が上映されるそうです。
2012年10月20日(土)~10月28日(日) 9日間
コンペティション
未熟な犯罪者
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7 10/25 21:10 - 23:27 (本編107分)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6 10/26 11:25 - 13:42 (本編107分)
チケット料金 ¥1000(税込) 当日券 ¥1000(税込)
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)
ゲスト(予定):カン・イグァン(監督/脚本/エクゼクティブ・プロデューサー)、 イ・ジョンヒョン(女優)、ソ・ヨンジュ(俳優)
保護観察中の16歳の少年が祖父を失い、天涯孤独の身となろうとするその時、死んだはずの母親が現れる。
彼女は17歳の時に彼を産み、逃げたのだった…。未熟すぎる母親と大人になれない少年のせつない関係を、瑞々しさ溢れる役者の魅力を得て繊細に綴った親子の物語。
本作のスタッフや俳優は実在の少年院に寝泊まりし、収容者たちと同じ生活を送ることで彼らの心理や置かれた状況に対する理解を深めた。
他の舞台もすべて実際の施設で撮影されており、作品に独自のリアリティーがもたらされている。
世間を達観したように見えつつ、幼さと大人らしさを兼ね持つ存在感を発揮したソ・ヨンジュは主としてTVドラマで活躍しており、本作が3本目の映画出演となる。
生活力が無いが、何とも愛らしい新鮮な母親像を演じたイ・ジョンヒョンは、日本でも活動歴のある人気シンガー。
アジアの風
パーフェクト・ゲーム
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6 10/21 16:45 - 19:22 (本編127分)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5 10/24 20:30 - 23:07 (本編127分)
チケット料金 ¥1300(税込) 当日券 ¥1300(税込)
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)
中日ドラゴンズのストッパーとしても活躍した名投手ソン・ドンヨル(宣銅烈)と、ライバルのチェ・ドンウォン(崔東原)の死闘を描いたスポーツ実話ストーリー。
1987年5月16日に行なわれた韓国プロ野球史上最高の名勝負がいま甦る!
韓国では1982年にプロ野球が開始され、国民的な人気を得るようになっていくが、なかでも天才的な2人の投手―
―釜山を本拠地とするロッテ・ジャイアンツのチェ・ドンウォン(崔東原)と、光州のヘテ・タイガースのソン・ドンヨル(宣銅烈)が80年代のヒーローであった。
アマチュア時代からプロ野球まで宿命のライバルであり続けたチェとソンは数々の名勝負を残したが、なかでも1987年5月16日の死闘は語り草となっている。
延長15回、4時間56分に及んだロッテ対ヘテの一戦において、チェは60人の打者に対して209球を投じ、ソンもまた56人を相手に232球を投げるという、現在では考えられない投球を行ったのである。
はたして勝利の女神はどちらに微笑んだのか。韓国野球の真髄に迫るスポーツ実話ストーリー。ちなみにソンが96年から4シーズン、中日ドラゴンズでストッパーとして活躍し、99年には胴上げ投手となったのは記憶に新しい。
人類滅亡報告書
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5 10/21 20:20 - 22:43 (本編113分)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen2 10/26 10:30 - 12:53 (本編113分)
キム・ジウン(『悪魔を見た』)とイム・ピルソン(『南極日誌』)の2監督が、「素晴らしい新世界」「天上の被造物」「ハッピー・バースデイ」の3エピソードを撮り分けた近未来SFオムニバス。人類に未来はあるのか!
キム・ジウン(『悪魔を見た』)とイム・ピルソン(『南極日誌』)の2監督が3つのエピソードを撮り分けたSFオムニバス作品。
第1話「素晴らしい新世界」(監督:イム)は、ゴミを分別せずに処理した結果、未知の怪ウィルスが発生し、次々と人間がゾンビ化していく。
第2話「天上の被造物」(監督:キム)は、人間に代わってロボットが労働に従事する近未来。
仏教寺院のロボットが悟りを開き、人間に説法する境地にまで達してしまう。人類の脅威とみなして解体しようとするメーカー側と、ロボットを師と仰ぐ僧侶たちが争う。
第3話「ハッピー・バースデイ」(監督:キム+イム)は、小学生が怪しいサイトにビリヤードのボールを注文すると、謎の惑星が地球に接近を始める。
地下の防空壕に避難した一家の、そして人類の運命は…。カナダのファンタジア国際映画祭で最高賞を受賞。
眠れぬ夜
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5 10/23 21:25 - 23:00 (本編65分)
シネマート六本木 Screen 1 10/27 19:40 - 21:15 (本編65分)
全州国際映画祭の韓国長編映画部門グランプリと観客賞をダブル受賞したインディーズの秀作。
結婚2年目の若いカップルがふとしたことから仲違い。気まずい一夜の果てにいかなる結末が訪れるのか…。静謐で格調高い演出に魅了される。
一昨年の『虹』(TIFF10最優秀アジア映画賞)、昨年の『U.F.O.』(TIFF11出品)と、アジアの風では韓国インディーズの注目作を継続的に紹介してきたが、本作もそれらに連なる本年度の収穫である。
ヒョンスとジュヒは結婚2年目の若いカップル。共働きだがそれほど裕福でもない。
仲のよい彼らはある夏の夜、いつものように料理をして一緒に皿を洗い、いつものように会話をしていたが、なんでもないことで諍いを始めてしまう…。
劇的な出来事でなく、日常的な些事の反復とズレを淡々と描くスタイルは格調高く、静かななかに抒情を湛えた演出に魅了される。
監督のチャン・ゴンジェは韓国映画アカデミーで撮影を学んだ若手。全州国際映画祭の韓国長編映画部門でグランプリと観客賞を受賞した。
当日券(劇場窓口のみでの販売)について
*若干数(先着順)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ :上映当日 9:30より販売
日本橋三井ホール :初回上映作品の開演1時間前より販売
シネマート六本木 :上映当日10:00より販売